J. M. Goulard / J.M.グラールは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Prouillyを本拠とするRM / レコルタン・マニピュラン、いわゆる栽培醸造家の銘柄で、自社でブドウを育て、そのブドウでシャンパンを生産しています。
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目次

J. M. Goulard / J.M.グラール

J. M. Goulard別名:Jean Marie Goulard

J.M.グラール別名:ジャン・マリー・グラール

J.M.グラールは、シャンパーニュ最北の産地マッシフ・ド・サン・ティエリーの村プルイイで、祖父の代から続く自社畑を有機栽培に導いた家族経営のレコルタン・マニピュラン(RM)。ムニエ主体の柑橘香る若々しい味わいと、丁寧な区画別醸造が持ち味です。

基本情報

地区Montagne de Reims / モンターニュ・ド・ランス
- Massif de Saint-Thierry / マッシフ・ド・サン・ティエリー
村51140 Prouilly / プルイイ
所在地24 rue basse de Pévy, 51140 Prouilly (Google Maps)
公式サイトhttps://champagne-goulard.com/
Mailcontact@champagne-goulard.com
SNS@champagnejmgoulard
Tel+33 (0)3 26 48 21 60, +33 (0)3 26 48 23 67(fax)
製造業者種別RM
生産者表記SCEV GOULARD

商品更新情報

特徴・スタイル

J.M.グラールのシャンパーニュは、マッシフ・ド・サン・ティエリーというシャンパーニュ最北の産地らしく、柑橘やフローラルな香りが立つ、若々しく表現力豊かな味わいが持ち味。ムニエを主体に、酸は穏やかで、口当たりはやわらかい。 区画ごとに個別に醸造してからブレンドを決めるパーセル・セパレーションを徹底し、それぞれの畑が持つ個性を丁寧に拾い上げる。樽は新樽を使わず、4回以上使った古樽のみを一部キュヴェに用いることで、木の香りを強く出さずにワインの骨格を支える。残りはステンレスタンクで低温管理し、フレッシュな果実味を守っている。

歴史・ブランドストーリー

物語は祖父ポール・グラールの代に始まる。当時は農家として家畜や穀物とともに葡萄を栽培し、収穫した葡萄は協同組合や大手メゾンへ販売するのが常だった。転機が訪れたのは1970年代初頭、息子のジャン=マリー・グラールが自社瓶詰めへの転換を模索し始めたときである。 1978年、ジャン=マリーとマルティーヌ夫妻はプルイイの地に自社ドメーヌを設立。マッシフ・ド・サン・ティエリーの土に根ざしたワイン造りが本格的に始まった。夫妻のもとで育った3人の息子、セバスチャン、シルヴァン、ダミアンは、幼い頃から家業とともに成長していく。 2012年、末弟のダミアン・グラールが経営を継承すると、畑への意識はさらに深まった。有機栽培への転換を主導し、2021年には自社畑すべてで有機農業(Bio/AB)認証を取得。祖父の代から受け継がれた土地は、いま最も自然に近いかたちで次の世代へと引き継がれている。

詳細

J.M.グラールは、シャンパーニュ地方最北の産地区分マッシフ・ド・サン・ティエリーに根を張る家族経営体「SCEV GOULARD」。本拠を置くプルイイ村を中心に自社畑を構え、2012年からは当主ダミアン・グラールのもとで栽培から醸造までを一貫して手がけている。畑は周辺のコミューンへと分散し、約50もの区画に細分化されており、この細やかな区画分けこそが、ダミアンの目指す繊細な造りを支える基盤となっている。

土壌は表層約2mにわたって砂質層が続き、その下に粘土層が重なる構造を持つ。同じマッシフ・ド・サン・ティエリーの畑でも区画ごとに表情は異なり、砂質粘土質の区画はムニエに、粘土石灰質の区画はピノ・ノワールに、石灰質の区画はシャルドネにと、それぞれ土壌の個性に合わせて品種が植え分けられている。栽培は2021年に自社畑すべてで有機農業(Bio/AB)認証を取得し、土地の力を最大限に引き出す方向へと舵を切った。

収穫はすべて手摘みで行われ、果房への圧力や果汁のロスを抑えるため、容量17kgの収穫箱が使われる。畑から醸造所までの負担を最小限にとどめる、この地味だが徹底したこだわりが、ワインのフレッシュさの土台になっている。

栽培・生産データ
自社畑面積約7.8ha
区画数約50区画
品種構成ムニエ約60%/ピノ・ノワール約35%/シャルドネ約15%
有機農業認証取得2021年
年間生産量20万本未満
輸出比率半分強

醸造方針

収穫は区画ごとに区切って行われ、そのまま個別に醸造されたのち、最終的なブレンドが決定される。いわゆるパーセル・セパレーションと呼ばれる手法で、区画が持つ個性を消さずにキュヴェへと落とし込む狙いがある。

表土や日照条件が区画ごとに異なるマッシフ・ド・サン・ティエリーの畑では、この手法によって、ムニエ、ピノ・ノワール、シャルドネそれぞれの持ち味を最大限に引き出すことができる。

熟成には新樽を一切使わず、4回以上使用した古樽のみを一部キュヴェに採用。木の香りを強く出さず、ワインの骨格だけを静かに支える役割を担わせている。それ以外の大部分はステンレスタンクで低温管理され、果実の瑞々しさとフローラルな香りを閉じ込める方向でつくられている。

こうして仕上げられるレンジは、フレッシュな柑橘香をまとう定番キュヴェ「La Sereine」を軸に、ミレジメの個性を映す「L'Épanouie」、ムニエ100%で樽熟成を経る「La Charme」、華やかな香りが持ち味の「L'Éclatante」、祖父ポール・グラールの名を冠した「Paul Tradition Blanc de Noirs」など、多彩な表情を見せる。

受賞歴・所属

J.M.グラールは、1971年に設立されたクラブ・トレゾール・ドゥ・シャンパーニュの「Spécial Club」に加盟する25軒のうちの一軒である。同クラブは加盟数を厳しく制限した選抜組織であり、認定を受けるにはブラインドテイスティングによる審査を通過する必要がある。同メゾンはこの審査を経たミレジメキュヴェを「Spécial Club」としてリリースしており、産地を代表する造り手としての評価を裏付けている。その認定は収穫年ごとに更新され、当該年の出来を反映したミレジメだけに与えられる、いわば品質を裏付ける称号でもある。

ヴィニュロン・アンデパンダンにも名を連ね、独立生産者としての姿勢を明確にしている。同組織は、栽培から瓶詰めまでを自らの手で行う独立生産者を束ねる全国組織であり、加盟はドメーヌとしての自立した姿勢を示す証でもある。

海外展開

年間生産量は20万本に満たない規模ながら、その半分強を海外市場へと出荷している。家族経営らしい目の行き届いた造りは、国内にとどまらず海外の愛好家からも支持を集めている。本拠プルイイの畑から瓶詰めまで、規模を広げすぎずに目の届く体制を保ち続けていることが、その評価を支えている。

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