目次
Heucq Père & Fils
ユック・ペール・エ・フィス
基本情報
| 地区 | Vallée de la Marne / ヴァレ・ド・ラ・マルヌ - Vallée de la Marne Rive Droite / ヴァレ・ド・ラ・マルヌ・リヴ・ドロワ |
| 村 | 51700 Cuisles / キュイル |
| 所在地 | 6 rue eugÈne moussÉ, 51700 Cuisles (Google Maps) |
| 公式サイト | http://champagne-heucq.com/ |
| 製造業者種別 | RM |
| インポーター | 株式会社オーレジャパン |
| 関連銘柄familygroup |
商品更新情報
2026-06-17 13:19:00 キュヴェ・アンティークの商品情報を更新しました。
2026-06-10 18:10:52 ブリュット・プレステージの商品情報を更新しました。
特徴・スタイル
歴史・ブランドストーリー
詳細
ユック・ペール・エ・フィスは、ヴァレ・ド・ラ・マルヌ地区キュイル村を拠点に、マルヌ川に垂直な側谷という独特の立地で栽培を行うレコルタン・マニピュラン(RM)です。自社畑はキュイル村を中心に34区画、5.70〜6haに広がり、周辺の川沿い集落よりも降雨が少ない微気候に恵まれています。
レコルタン・マニピュランとは、自ら栽培したぶどうのみを使い、栽培から醸造、瓶詰めまでを一貫して手がける生産者を指す称号であり、ユック・ペール・エ・フィスもキュイル村の畑に根差した一貫生産を貫いています。
畑の土壌はキュイル特有の三層構造を持ちます。表層は砂質粘土、下層は白亜質粘土ですが、その中間に位置する緑色粘土「イライト」層が特徴的で、保水性と栄養分に富み、ムニエの根が集中して張ることで知られています。品種構成もムニエが約70〜80%を占め、シャルドネとピノ・ノワールがそれぞれ約15%を補う、ムニエ主体の畑構成です。この土壌構成が、ユック・ペール・エ・フィスのシャンパーニュに特有のミネラル感と、長期熟成に耐えるポテンシャルを与えているとされています。
栽培の中心に据えるのはビオディナミ農法です。畑には草生栽培を取り入れて土壌の生態系を守り、耕作には馬を使う馬耕を採用することで土壌への圧密を避けています。さらに牛糞角つの調合剤や、月齢に応じた植物由来の調合剤散布など、伝統的なビオディナミの手法を実践しています。2014年12月には有機認証取得への取り組みを開始し、2018年に初のオーガニック認証収穫を迎えました。現在では自社畑面積の100%が有機農業(AB)認証を取得しており、ビオディナミ認証についても取得手続きを進めている(コンバージョン中)段階にあります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 自社畑面積 | 5.70〜6ha(34区画) |
| 品種構成 | ムニエ約70〜80%、シャルドネ約15%、ピノ・ノワール約15% |
| 有機農業認証(AB)取得 | 2018年(取り組み開始:2014年12月) |
| AB認証畑面積比率 | 100% |
醸造方針
醸造では、一部キュヴェをブルゴーニュ型の木樽(ムルソー産、2回目使用)で仕込み、意識的に軽やかな樽香を纏わせています。ロゼはサイニェ方式で古樹ムニエを使用して仕上げます。樽熟成のみで仕込まれる「Histoires」も、この木樽由来のニュアンスを軸としたキュヴェ群です。
2018年以降は土着酵母による発酵に切り替え、糖分添加を抑制するとともに、亜硫酸無添加での醸造にも取り組んでいます。ステープル・キュヴェ「H-60」では、瓶詰め後のムニエを水深60mの海中で熟成させるという独自の手法を採用しています。通常のセラー熟成とは異なる環境下での熟成試みとして知られています。
環境への取り組みと認証
生産施設は環境配慮を徹底しており、太陽光などによる電力の自給、雨水の利用、湧水の取水、カナダ式通気システムによる自然換気、洗浄水の再利用まで取り入れています。これらはすべて、キュイルの自然環境に負荷をかけずに高品質なぶどうを育てるための取り組みです。
また、ムニエ品種の価値向上をミッションとするMeunier Institut(ムニエ研究所)の会員でもあり、キュイルという産地の個性を体現するムニエの魅力を発信する立場にもあります。こうした環境配慮の姿勢は、ビオディナミ農法によるぶどう栽培から、醸造・瓶詰めに至るまで一貫しており、キュイルのテロワールを次世代へ引き継ぐ取り組みの一環に位置づけられています。
ラインナップ構成
ラインナップは、曾祖父から受け継いだ歴史的キュヴェ群である「Héritage」、単一区画・単一品種・単一年で仕立てる「Hommage Parcellaire」、樽熟成のみで極少量生産される「Histoires」という3つの柱に加え、低収量の古樹・遅摘みぶどうによるスティルワイン(赤)「Les Coteaux Champenois」で構成されています。いずれのレンジも、キュイルという単一コミューンに根差した造り手だからこそ描ける、畑ごとの個性の違いを映し出しています。
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