Georges Vesselle / ジョルジュ・ヴェッセルは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Bouzyを本拠とするNM / ネゴシアン・マニピュランの銘柄です。
本サイト「シャンパンが好き! - シャンパン専門サイト」は、複数の企業と提携しており、記事内・商品一覧内のリンクを経由してご購入いただいた場合、運営者に報酬が支払われることがあります。読者の方の購入金額に追加負担は生じません。 ※運営者情報・サイトポリシーはこちら

目次

Georges Vesselle / ジョルジュ・ヴェッセル

Georges Vesselle

ジョルジュ・ヴェッセル

ジョルジュ・ヴェッセルは、ピノ・ノワールの銘醸地として知られるグラン・クリュ村ブジーに本拠を置き、骨格としなやかさを兼ね備えたシャンパーニュを生み出す家族経営メゾンです。四半世紀にわたり村長を務めた創業者の哲学は、今も畑とセラーに息づいています。

基本情報

地区Montagne de Reims / モンターニュ・ド・ランス
- Grande Montagne de Reims / グランド・モンターニュ・ド・ランス
村51150 Bouzy / ブジー [Grand Cru]
所在地16 Rue des Postes, 51150 Bouzy (Google Maps)
公式サイトhttps://www.champagne-vesselle.net/
Mailcountact@champagne-vesselle.fr
SNS@champagne.georges.vesselle
Tel+33 (0)3 26 57 00 15, +33 (0)3 26 57 09 20(fax)
設立1954
製造業者種別NM
インポーター ワインキュレーション株式会社
生産者表記SARL DIFFUSION GEORGES VESSELLE

商品更新情報

特徴・スタイル

ジョルジュ・ヴェッセルが手がけるのは、グラン・クリュ格付けのブジー村を舞台にしたピノ・ノワール主体のシャンパーニュだ。畑の力強い果実味を骨格に、エレガントさと長い余韻を両立させるスタイルを志向している。土壌を大切にした減農薬の栽培に加え、性フェロモンによる害虫抑制など環境に配慮した取り組みも重ねてきた。 さらにブジー村はシャンパーニュ地方でも数少ない赤ワイン「コトー・シャンプノワ」の主要産地であり、同メゾンもブジー・ルージュを手がけ、白い泡だけでは語れない土地の個性を伝えている。

歴史・ブランドストーリー

ジョルジュ・ヴェッセルの創業をめぐる記述には幅がある。公式サイトは16世紀から続く家系の醸造技術を謳う一方、外部資料は1951年に創業者ジョルジュ・ヴェッセルが父から4haの畑を引き継いだとし、その後17.5haへ拡大したと記す。1954年にメゾンとして正式に設立されたとする記述もあり、いずれにせよ20世紀半ばがメゾンの実質的な出発点とされる。 ジョルジュは四半世紀にわたりブジー村長を務め、2009年に他界した。その後を継いだのが息子のエリックとブリュノで、それぞれ1980年、1992年からメゾンに加わり、栽培・醸造と商業・広報を分担しながら経営を担ってきた。そして2024年末には、エリックの息子カミーユが栽培・醸造の学位を手に4代目としてメゾンに加わり、畑とセラーの両方で経験を積み始めている。

詳細

生産者としての正式名称はディフュジオン・ジョルジュ・ヴェッセル(Diffusion Georges Vesselle)で、ネゴシアン・マニピュラン(NM)に分類される。ジョルジュ・ヴェッセルは、シャンパーニュ地方でも屈指のピノ・ノワール産地として知られる、グラン・クリュに格付けされるブジー村に自社畑を構える。畑は約18haで、大部分がブジー村内に位置し、ピノ・ノワールを約90%、シャルドネを約10%という構成で植えている。赤系品種を主体とすることが、同メゾンのシャンパーニュに骨格と力強さをもたらす土台になっている。

自社畑の平均樹齢は15年前後とされる。自社畑は創業者が1951年に父から引き継いだ約4haから出発し、17.5ha、そして現在の約18haへと段階的に拡大してきた。

栽培においては土壌そのものの健全さを重視し、区画ごとに緑肥(enherbement partiel)を部分的に取り入れるほか、性フェロモンによる交信攪乱(confusion sexuelle)を採用するなど、減農薬型の栽培方針(viticulture raisonnée)を実践している。こうした環境配慮型の取り組みが評価され、環境認証HVE(Haute Valeur Environnementale)のレベル3を取得済みだ。

畑と醸造の指揮を執るのはエリック・ヴェッセルで、商業展開と広報はブリュノ・ヴェッセルが担う。2024年末からは、エリックの息子であるカミーユ・ヴェッセルも栽培・醸造の学位を手に加わり、4代目として畑とセラーの双方で経験を積み始めている。こうした家族の連携が、栽培から醸造までの一貫した哲学を支えている。

栽培・醸造データ
自社畑面積18ha
品種構成ピノ・ノワール約90%、シャルドネ約10%
環境認証HVE レベル3
セラー地下16m、年間恒温10℃

醸造とセラーでの熟成

ワインは、地下16mの白亜(チョーク)層に掘られたセラーで瓶内二次発酵と熟成の時間を過ごす。この石灰質の地下空間は年間を通じて10℃前後の恒温に保たれており、ゆっくりとした熟成に適した環境を提供している。ブジー村の畑で育まれたブドウの力強さを、こうした安定した貯蔵環境の中でエレガントさへと磨き上げていくのが、同メゾンの醸造哲学と言える。

多彩なキュヴェとブジー・ルージュ

ラインナップの中心はブリュット(非ミレジム)とブリュット・ロゼで、ミレジム入りのブリュットとブリュット・ナチュール、「シークレ・ド・テロワール(Secret de Terroir)」、ブラン・ド・ノワールとブラン・ド・ブランのエクストラ・ブリュットまで幅広く手がける。ミレジム2008・2012を含む「キュヴェ・コンフィダンス(Cuvée Confidence)」や、創業者ジョルジュ・ヴェッセルの初孫にあたる2人の少女、ジュリーとポーリーヌの名前を組み合わせて名付けられた「キュヴェ・ジュリーヌ(Cuvée Juline)」など、家族の物語を映すキュヴェも揃う。

さらに同メゾンは、シャンパーニュ地方では数少ない赤ワインの産地でもあるブジー村の特性を生かし、コトー・シャンプノワの「ブジー・ルージュ」も生産している。泡立つワインだけでなく、静かなテーブルワインの形でも土地の個性を伝えている点は、同メゾンならではの特徴だ。

ガイドブックでの評価

ジョルジュ・ヴェッセルは、フランスを代表するワインガイドであるGuide Hachette des Vinsに、2003年版から2026年版に至るまで20年以上にわたって継続的に掲載されてきた。この間、複数のミレジムでシャンパーニュが「お気に入り(Coup de Cœur)」に選出されるなど、一過性ではないメゾン全体の造りの質の高さが裏付けられている。

詳細を閉じる

キュヴェ一覧

画像集