Fresnet Juillet / フレネ・ジュイエは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Verzyを本拠とするRM / レコルタン・マニピュラン、いわゆる栽培醸造家の銘柄で、自社でブドウを育て、そのブドウでシャンパンを生産しています。
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目次

Fresnet Juillet / フレネ・ジュイエ

Fresnet Juillet

フレネ・ジュイエ

フレネ・ジュイエは1952年にヴェルジィで創業し、地下12mに42年をかけて手掘りしたカーヴを持つ生産者。グラン・クリュのヴェルジィと、グランド・ヴァレ・ド・ラ・マルヌのビスイユ。性格の異なる2つの自社畑のブドウのみを使い、伝統的な圧搾機で丁寧に醸造している。

基本情報

地区Montagne de Reims / モンターニュ・ド・ランス
- Grande Montagne de Reims / グランド・モンターニュ・ド・ランス
村51380 Verzy / ヴェルジィ [Grand Cru]
所在地10 rue de Beaumont, 51380 Verzy (Google Maps)
公式サイトhttps://www.champagne-fresnet-juillet.com/
製造業者種別RM

商品更新情報

特徴・スタイル

フレネ・ジュイエのスタイルは、性格の異なる2つの畑を組み合わせるところに表れている。グラン・クリュに認定されたヴェルジィの畑はピノ・ノワールを主体に植えられ、力強さと骨格を担う。一方、グランド・ヴァレ・ド・ラ・マルヌのビスイユではシャルドネを主体に栽培し、しなやかさや繊細さを添える。手摘みで収穫したブドウは通気性のある箱で丁寧に運ばれ、粒を傷めることなく伝統的な圧搾機へ。畑ごとの個性を活かしながら、2つのテロワールを重ね合わせる造り手だ。

歴史・ブランドストーリー

フレネ・ジュイエの歴史は1952年、ジェラール・フレネがヴェルジィに残る古い家族セリエを改装し、自社元詰めのシャンパーニュ造りを始めたことに始まる。以来、畑を離れず自らの手で醸造を完結させる姿勢を貫いてきた。 とりわけ象徴的なのが、1955年から1997年にかけての42年間、地下12mにわたり手作業で掘り進められたカーヴだ。急がず、代を跨いで少しずつ広げられていったこの地下空間は、家族の歩みそのものを刻んでいる。1991年には温度管理システムを備えたステンレス発酵タンクを新たに整備し、同年、伝統的なコカール社製の圧搾機も導入した。2006年には、その圧搾機をより畑に近い場所へ移すための新拠点を建設し、2007年には跡地にデゴルジュマン用の設備一式を導入するなど、設備投資は途切れることなく続けられてきた。 現在は、ジェラールの息子であるヴァンサン・フレネがその歩みを受け継ぎ、ヴェルジィとビスイユ、2つの畑を守り続けている。

詳細

フレネ・ジュイエは、モンターニュ・ド・ランス地区のヴェルジィを拠点とし、自社畑のブドウのみでシャンパーニュを仕上げる造り手である。1952年、ジェラール・フレネがヴェルジィに残っていた古い家族セリエを改装し、自社元詰めでの製造を始めたことがその出発点となった。自社畑はグラン・クリュに格付けされたヴェルジィと、グランド・ヴァレ・ド・ラ・マルヌ地区のビスイユの2か所に分かれる。シャンパーニュ地方の格付け制度において、グラン・クリュは数多くの村の中でもごく一部にのみ与えられる区分である。ヴェルジィではピノ・ノワールを70%、シャルドネを30%、対してビスイユではシャルドネを70%、ピノ・ノワールを30%植えるという、互いに補い合う対照的な構成を採っている。骨格や力強さを支えるヴェルジィの黒ブドウと、酸のしなやかさや香りの繊細さを担うビスイユの白ブドウ。性格の異なる2つの畑を併せ持つことが、このメゾンのブレンドの土台になっている。

醸造に使用するブドウは、相続によって分割された自身の畑と家族の畑からのみ調達しており、外部から果実やワインを買い付けることなく、栽培から醸造までを一貫して自社内で完結させている。

収穫はすべて手摘みで行われ、摘み取った房は通気性のある箱に入れて醸造所まで運ばれる。この工程により、圧搾までの間にブドウの粒が傷んだり、房の重みで潰れて酸化が進んだりするのを防いでいる。圧搾には伝統的なメ・トゥルナント式の圧搾機を用いる。垂直に積んだブドウを均等な力で搾るこの方式は手間がかかる一方、果汁への負担が少ないとされる。搾られた果汁はまず開放タンクであるベロンに集められたのち、温度管理されたステンレス製の発酵タンクへとポンプで移送される。この圧搾機はコカール社製で1991年に導入され、2006年には畑により近い場所に新たな拠点を構えて移設された。畑から圧搾までの距離を縮めることで、収穫したブドウの鮮度をできる限り損なわない体制を築いている。

以下は、フレネ・ジュイエの栽培・醸造にまつわる主要な数値をまとめたものである。

栽培・設備データ
自社畑面積7ha
ヴェルジィの植樹比率ピノ・ノワール70%/シャルドネ30%
ビスイユの植樹比率シャルドネ70%/ピノ・ノワール30%
カーヴの深さ地下12m
カーヴの掘削期間42年(1955年〜1997年)

醸造方針

発酵は温度管理システムを備えたステンレスタンクで行われ、圧搾から発酵までブドウの状態を丁寧に管理する姿勢が貫かれている。瓶詰め後のワインは、地下12mに広がるチョーク質のカーヴで熟成される。チョーク質の地層は一定の温度と湿度を保ちやすく、シャンパーニュの熟成に適した環境とされる。熟成中のワインは、この安定した環境の中でゆっくりと複雑さを増していく。このカーヴは1955年から1997年にかけての42年間、代を跨いで手作業のみで掘り進められたもので、フレネ・ジュイエの歩みそのものを物語る空間となっている。

設備投資は現在まで継続的に行われており、1991年には圧搾機とあわせて温度管理発酵タンクを新設した。2006年には圧搾機を畑の近くへ移設するための新拠点を建設し、2007年にはその跡地を活用してデゴルジュマン(澱抜き)用の設備一式を導入した。収穫から圧搾、発酵、熟成、仕上げまでの工程を一貫して自社内で完結させる体制は、こうした長年にわたる設備更新の積み重ねによって築かれてきたものだ。

創業者ジェラール・フレネが築いたこの体制は、現在は息子であるヴァンサン・フレネへと引き継がれている。ヴェルジィとビスイユ、性格の異なる2つの畑を守りながら、収穫から熟成までを自らの手で完結させる姿勢は、創業以来変わることなく受け継がれている。創業から70年以上にわたり、畑と醸造所を一体として管理する姿勢こそが、フレネ・ジュイエというメゾンの個性を形づくっている。

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