目次
Faniel & fils別名:J. Faniel & Fils
ファニエル・エ・フィス別名:J.ファニエル・エ・フィス
基本情報
| 地区 | Vallée de la Marne / ヴァレ・ド・ラ・マルヌ - Vallée de la Marne Rive Droite / ヴァレ・ド・ラ・マルヌ・リヴ・ドロワ |
| 村 | 51480 Cormoyeux / コルモワイユ |
| 所在地 | 1 Place Saint-Clément, 51480 Cormoyeux (Google Maps) |
| 公式サイト | http://www.champagne-faniel.fr/ |
| contact@champagne-faniel.fr | |
| SNS | @champagne_fanielchampagne.faniel |
| Tel | +33 (0)3 26 58 64 04 |
| 製造業者種別 | RM |
| 生産者表記 | EARL JACQUES FANIEL |
商品更新情報
特徴・スタイル
歴史・ブランドストーリー
詳細
ファニエル・エ・フィスの自社畑は、ヴァレ・ド・ラ・マルヌ・リヴ・ドロワ(マルヌ川右岸)に位置するコルモワイユ村に広がっている。南向きの斜面に開けたこの畑は日照条件に恵まれ、ブドウが十分に成熟するための立地を備えている。土壌は粘土質と白亜質が混ざり合った構成で、保水性と微量元素の保持力に優れ、根が水分やミネラルを吸い上げやすい環境をつくっている。植えられている品種はシャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエの3種で、樹齢は平均30年ほどに達しており、樹の成熟がブドウの凝縮感を支えている。
畑を受け継いだのは、1992年に自社畑4haを新たに開いたジャック・ファニエルと妻ブリジット、そして2008年頃から加わった3代目のマチュー・ファニエルである。マチューはビティカルチャーとエノロジーを学び、フランス各地での実務経験を経てドメーヌに戻り、以来、畑の管理と醸造の両面を担っている。畑ではケミカルな除草剤や耕耘に頼らず、畝間に草を生やす草生栽培を採用し、病害を未然に防ぐ予防的な管理を徹底することで、土壌本来の力を引き出す栽培を実践している。
こうした栽培方針の延長として、2019年には有機農業(AB)認証への転換を決意し、2022年に最初の認証収穫を迎えた。現在は畑全体の一部がAB認証を取得しており、そこから生まれる有機キュヴェは年間約6,000本が生産されている。家族が受け継いできた畑を、より良い状態で次の世代へ引き継ぐことを見据えた取り組みである。認証面積は今後も段階的に拡大していく計画である。
| 自社畑面積 | 7.3〜9ha |
|---|---|
| 平均樹齢 | 約30年 |
| AB認証面積 | 2.20ha(畑全体の30%) |
| 有機キュヴェ年間生産量 | 約6,000本 |
| 展開キュヴェ数 | 9種 |
| 拠点建造年 | 1673年 |
醸造方針
レコルタン・マニピュランとして、収穫したブドウはすべて自家で醸造される。拠点である旧司教館の地下セラーには大型タンクが設置され、その年のワインと過去ヴィンテージのリザーヴワインをアッサンブラージュすることで、年による違いを抑えた安定したハウススタイルを作り上げている。瓶詰め後は光を避けて地下セラーで保管され、二次発酵(プリーズ・ド・ムース)は司教館の床下という独特の環境で行われる。
熟成にはもうひとつのセラーも用いられている。こちらは4,500万年前の砂丘層を掘削してつくられたもので、貝殻の化石を含む地層が一年を通じて安定した温度と湿度を保ち、シャンパーニュにとって理想的な熟成環境をもたらしている。
多彩なレンジ展開
ファニエル・エ・フィスは、シャルドネ主体のブラン・ド・ブランやロゼ、無添加のブリュット・ナチュールなど、9種のキュヴェを展開している。シャンパーニュに加えてラタフィアや、オーク樽で1年間醸造するコトー・シャンプノワの白、著名シャトーの樽で3年間熟成する赤も手がけており、シャンパーニュ以外の伝統的な産品にもテロワールの表現を広げている。これらはいずれも自社畑のブドウのみを用いて醸造されており、レコルタン・マニピュランとしての一貫した哲学を映し出している。
受賞歴・評価
ファニエル・エ・フィスは、フランスワインの権威あるガイドであるGuide Hachette des Vinsに複数年版にわたって継続的に掲載されているほか、Le Point、ゴ・エ・ミヨ、ジルベール・エ・ガイヤール、Wine Enthusiastといった評価誌でも高い評価を獲得しており、安定した品質が外部評価によっても裏づけられている。
宿泊施設の運営
ワイン造りに加え、ジット「ラ・ヴィラ・デ・ローズ」など宿泊事業も手がけており、樽をかたどった珍しい宿泊施設も用意されている。畑やセラーの見学・試飲は要予約で受け入れており、産地を訪れる旅行者がファニエル・エ・フィスの世界観に直接触れられる機会となっている。
詳細を閉じる