d'Ambroise / ダンブロワーズは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Ogerを本拠とするRM / レコルタン・マニピュラン、いわゆる栽培醸造家の銘柄で、自社でブドウを育て、そのブドウでシャンパンを生産しています。
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目次

d'Ambroise / ダンブロワーズ

d'Ambroise

ダンブロワーズ

ダンブロワーズは、コート・デ・ブランのグラン・クリュ村オジェで、一族が長く手掛けてきたシャルドネの古酒に冠されてきたブランド名です。名の由来は一族の女性の祖先とされ、造り手が自らの手で瓶を守り、時間をかけて熟成させた白ブドウだけのシャンパーニュを今に伝えています。

基本情報

地区Côte des Blancs / コート・デ・ブラン
Blancs-Coteaux / ブラン=コトー
- 51190 Oger / オジェ [Grand Cru]
所在地16 rue de la Côte, 51190 Oger (Google Maps)
公式サイト-
製造業者種別RM
生産者表記LE CHAMPAGNE BONNET-GILMERT
関連銘柄Bonnet Gilmert

商品更新情報

特徴・スタイル

ダンブロワーズが名乗ってきたのは、シャルドネだけで仕立てるブラン・ド・ブランです。原料はコート・デ・ブランのグラン・クリュ、ル・メニル=シュル=オジェ、オジェ、アヴィーズのブドウで、性格の異なる三つの村を重ね合わせることで、まっすぐな酸に厚みと奥行きを与えています。 もうひとつの軸が熟成です。瓶詰めの直後から自らの蔵で長い時間を預かる造りは、若い果実味の華やかさよりも、年月がゆっくり運んでくる香ばしさやまろやかさに重心を置きます。ダンブロワーズが古酒の名として親しまれてきた理由は、この時間の使い方にあります。

歴史・ブランドストーリー

ダンブロワーズの名は、オジェに根を張る一族の女性の祖先に由来するとされます。この名が冠されたのは、1994年に74歳で引退したロベール・ボネが手掛けた古酒でした。 ロベール・ボネは、1970年代から農薬を必要最小限に抑えるリュット・レゾネ(lutte raisonnée)を実践した草分けの一人です。当時の家業はレコルタン・コーポラター(RC)でしたが、搾汁の後を協同組合に委ねる造り手が多いなか、瓶詰め直後に自らビンを引き取り、熟成から先を自社で担う珍しい形を貫きました。1991年以降はレコルタン・マニピュラン(RM)へ区分を改め、ダンブロワーズの名は祖先に捧げるキュヴェとして受け継がれています。

詳細

ダンブロワーズが拠り所としてきたのは、コート・デ・ブランのグラン・クリュ、オジェの畑です。オジェは村全体がグラン・クリュに格付けされたシャルドネの銘醸地で、ダンブロワーズ名義のシャンパーニュには、このオジェに加えて、同じくグラン・クリュのル・メニル=シュル=オジェとアヴィーズのブドウが用いられてきました。

栽培の面では、この名を担ったロベール・ボネが1970年代から取り組んだリュット・レゾネ(lutte raisonnée)の考え方が土台にあります。畑と天候の状態を見極めたうえで、病害を防ぐために本当に必要な場面だけ手を入れるという方法で、化学的な資材に頼りきらない栽培が広く語られるようになるよりも早い時期から実践されていました。土地の力をそのままワインに映すという姿勢が、グラン・クリュのシャルドネを主役に据える造りを支えています。

醸造と熟成の方針

ダンブロワーズの造りを特徴づけるのは、瓶詰め以降の工程を自らの手に握り続けた点です。当時の家業が属していたレコルタン・コーポラター(RC)は、収穫したブドウを協同組合に持ち込み、搾汁から醸造、瓶詰め、熟成までを組合に委ねて、仕上がった製品を引き取り自社名で販売する形態を指します。

ところがこの造り手は、ワインが瓶に詰められた直後の段階でビンを引き取り、そこから先の熟成と、シャンパーニュとして仕上げるまでの作業を自社のセラーで担っていました。同じ区分のなかでは異例の運営であり、最も時間のかかる熟成の工程までを自らの目の届く範囲に置いていたことになります。1991年以降、家業は栽培から瓶詰めまでを一貫して自社で行うレコルタン・マニピュラン(RM)へと区分を改め、現在に至る造りの形が整いました。

名の継承

ダンブロワーズという名は、一族の女性の祖先に由来するとされます。ロベール・ボネが1994年に引退したことで、この名を冠した古酒は一つの時代を終えましたが、名前そのものが失われたわけではありません。一族の本家にあたるメゾンが、祖先に捧げるキュヴェの名としてダンブロワーズを今日まで残し、シャルドネだけで仕立てる造りを続けています。長い熟成を経た一本にこの名が与えられてきた背景を知ると、オジェという村がシャルドネに与える力と、それを待つ時間の意味が見えてきます。

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