Christophe Michel / クリストフ・ミッシェルは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Verzyを本拠とするRM / レコルタン・マニピュラン、いわゆる栽培醸造家の銘柄で、自社でブドウを育て、そのブドウでシャンパンを生産しています。
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目次

Christophe Michel / クリストフ・ミッシェル

Christophe Michel

クリストフ・ミッシェル

クリストフ・ミッシェルは、グラン・クリュ格付けのヴェルジィ村だけでシャンパーニュを造る、3代続く家族経営の生産者です。村内に散らばる約60区画・6haの自社畑からブドウを自ら収穫し、醸造から瓶詰めまで一貫して手がけます。村の個性がまっすぐ伝わる味わいが身上です。

基本情報

地区Montagne de Reims / モンターニュ・ド・ランス
- Grande Montagne de Reims / グランド・モンターニュ・ド・ランス
村51380 Verzy / ヴェルジィ [Grand Cru]
所在地26 rue de Beaumont, 51380 Verzy (Google Maps)
公式サイトhttps://champagnechristophemichel.com/
Mailchampagne_michel_ch@terre-net.fr
Tel+33 (0)3 26 97 94 58, +33 (0)3 26 97 98 24(fax)
製造業者種別RM

商品更新情報

特徴・スタイル

クリストフ・ミッシェルのシャンパーニュは、ヴェルジィ村ひと村のブドウだけで造られます。使う品種もピノ・ノワールとシャルドネの2つに絞られ、村の土壌が持つ性格がそのまま液体になったような、輪郭のはっきりした味わいが生まれます。 公式サイトが掲げるのは、繊細さと丸み、そして果実味のバランスです。ピノ・ノワールが骨格と厚みを、シャルドネが伸びやかな酸と軽やかさを受け持ち、どちらかに偏らない中庸のスタイルにまとまります。房ごと優しく搾った澄んだ果汁を使い、地下セラーでじっくり寝かせることで、泡はきめ細かく、口当たりには丸みが生まれます。

歴史・ブランドストーリー

シャンパーニュ地方モンターニュ・ド・ランス地区のグラン・クリュ、ヴェルジィ村。クリストフ・ミッシェルの物語は、この地で畑を受け継いできた一家の3代にわたる歩みそのものです。自ら育てたブドウだけを使ってシャンパーニュを仕込むレコルタン・マニピュランとして、収穫から瓶詰めまでを自分たちの手で完結させる流儀を、代々変えることなく守り続けてきました。 一家の畑を象徴するのが、祖父の代に植えられた区画「レ・ビュイソン」です。ピノ・ノワールとシャルドネを半分ずつ植えたこの畑は、いまも同じ名を冠したキュヴェへと姿を変えて受け継がれています。自社畑は約60もの小さな区画に分かれ、そのひとつひとつに代々受け継がれてきた名前と由来が残されています。 3代目にあたるクリストフ・ミッシェルが率いる現在も、その姿勢は揺らぎません。2016年11月には、シャンパーニュ地方が定める持続可能な栽培の認証を取得しました。畑を次の世代へ手渡すための選択を、いまも一つずつ重ねています。

詳細

クリストフ・ミッシェルは、シャンパーニュ地方モンターニュ・ド・ランス地区のヴェルジィ村に本拠を置くレコルタン・マニピュランです。ヴェルジィはグラン・クリュに格付けされた村で、一家が所有する畑もすべてが村の内側に収まっています。総面積は6haですが、それが約60もの区画に細かく分かれている点が大きな特徴です。区画ごとにブドウの状態を見極めながら手を入れていく、細やかな管理が求められる畑構成です。

栽培の考え方は、伝統的な手法と環境への配慮を両立させる理性的栽培(viticulture raisonnée)です。殺虫剤は一切使用せず、害虫対策には性フェロモンによる交信攪乱(RAK)を導入することで、薬剤に頼らない防除を続けています。

かつて中心だった化学除草剤による管理からも転換し、大半の区画では畝の間に草を生やす被覆植生(enherbement)を採用しています。土を裸のままにしないことで、土壌の流出を抑え、畑そのものの力を保つ狙いがあります。こうした積み重ねが認められ、2016年11月にはシャンパーニュ地方の持続可能な栽培を認証するVDC(Viticulture Durable en Champagne)を取得しています。

栽培する品種はピノ・ノワールとシャルドネの2種類のみで、いずれもヴェルジィ村産のブドウに限られます。なかでも祖父の代に植えられた「レ・ビュイソン」は、この2品種を半分ずつ植えた一家の象徴的な区画です。

栽培・生産データ
自社畑面積6ha
区画数約60区画(すべてヴェルジィ村内)
栽培品種ピノ・ノワール、シャルドネの2品種
「レ・ビュイソン」の品種構成ピノ・ノワール50%/シャルドネ50%
収穫期間約10日間
収穫従事者約20名
自社圧搾所2か所
最低熟成期間15ヶ月
セラー温度約12℃
ジャイロパレット収容本数324本
手作業によるルミュアージュ期間30日間
ボトル重量750g(従来900g)
環境認証取得2016年11月

醸造方針

収穫はすべて手摘みで行われます。作業期間はおよそ10日間と短く、季節労働者約20名が加わって一気に摘み取りを終える体制がとられています。摘まれたブドウは村内にある自社の2か所の圧搾所へ運ばれ、収穫当日のうちに搾られます。房を崩さずそのままの状態で圧搾機に入れ、時間をかけて段階的に、しかも歩留まりを欲張らずに搾ることで、雑味の少ない澄んだ果汁だけを取り出します。搾汁の段階で果汁を区分けしておく点も、のちのアッサンブラージュの精度を支えています。

アルコール発酵は温度管理されたステンレスタンクで行われ、果実の香りをきれいに残す方向がとられます。翌年の冬の終わりには、その年のワインと前年以前から取り置いたリザーヴワインを組み合わせるアッサンブラージュが待っています。厳格な官能検査と試飲を重ねながら各キュヴェの配合を決めていく、一年の中でも最も神経を使う工程です。

瓶詰め後の熟成は、石灰岩を掘り抜いた地下のセラーで最低15ヶ月。年間を通じて約12℃で安定するこの空間が、瓶内二次発酵とその後の熟成をゆっくりと進めます。動瓶(ルミュアージュ)は324本を収容するジャイロパレットが24時間体制で担い、一部の瓶は昔ながらのピュピトルに差して30日間かけて手作業で行われます。澱抜き(デゴルジュマン)は外部の専門業者を迎えて自社のカーヴ内で行われ、瓶口をマイナス27℃の溶液に浸して澱を凍らせ、押し出したのち、減った分をドザージュ・リキュールで補います。ブリュットかドゥミ・セックかによって、このときの糖分量が調整されます。

打栓からキャップシール、ミュズレ、法定表示を備えたラベル貼りまで、仕上げの工程もすべて自社で完結させ、6本入りのカートンで出荷されます。ボトルそのものにも手が入っており、数年前まで900gあった瓶を現行では750gまで軽量化し、輸送に伴う環境負荷を抑える工夫が続けられています。

国際的な評価

2018年7月には、2007年の世界最優秀ソムリエコンクールで優勝したアンドレアス・ラーション氏がこのメゾンの主要3キュヴェを試飲し、いずれにも100点満点中90点という評価を与えています。特定の1本だけが突出したのではなく、ラインナップ全体が同じ水準で揃っていた点は、6haという小さな畑を隅々まで管理し、区画ごとの果汁を丁寧に組み立てている造り手の姿勢を映し出しています。ヴェルジィ村ひと村の個性を、高い完成度でまとめ上げる力が、外部の専門家の目からも確かめられた形です。

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