Bardiau / バルディオは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Verpillières-sur-Ourceを本拠とするRM / レコルタン・マニピュラン、いわゆる栽培醸造家の銘柄で、自社でブドウを育て、そのブドウでシャンパンを生産しています。
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目次

Bardiau / バルディオ

Bardiau

バルディオ

バルディオは、コート・デ・バール地区ヴェルピリエール=シュル=ウルスを拠点に、ウルス渓谷で5代続く葡萄栽培家の血を引く家族経営メゾン。両親の結婚で結ばれた2つの畑を継いだ当主ジェレミー・バルディオが2015年に自社醸造を開始し、テロワールを映すシャンパーニュを生み出している。

基本情報

地区Côte des Bar / コート・デ・バール
- Barséquanais / バルセカネ
村10360 Verpillières-sur-Ource / ヴェルピリエール=シュル=ウルス
所在地2 rue des Cannes, 10360 Verpillières-sur-Ource (Google Maps)
公式サイトhttps://champagne-bardiau.com/
Mailcontact@champagne-bardiau.com
SNS@champagnebardiau
Tel06 82 49 91 63
製造業者種別RM
生産者表記JÉREMY BARDIAU

商品更新情報

特徴・スタイル

バルディオの真骨頂は、性格の異なる2つの土壌が織りなす複雑な味わいにある。自社畑の7割を占めるポートランディアン期の石灰岩は、シャンパーニュでは珍しい古い地層で、ピノ・ノワールやシャルドネに繊細さと引き締まったミネラル感を授ける。残る3割のキンメリジャン粘土質は、そこに丸みと豊かさを重ねる。区画ごとに醸造を分け、ステンレスタンクの低温発酵で磨いた繊細さと、樽仕込みが生むふくよかな複雑味を組み合わせながら、ドサージュは控えめに抑える。多様なテロワールの個性をそのまま活かす、現代的な造り手の哲学が息づく一本だ。

歴史・ブランドストーリー

バルディオの物語は、シャンパーニュ南端コート・デ・バール地区、ウルス渓谷に根を張る5世代にわたる葡萄栽培家の歴史から始まる。ヴェルピリエール=シュル=ウルスの畑を守り続けたバルディオ家と、シャンピニヨル=レ=モンドヴィルに畑を持つドゥソー家。この2つの葡萄栽培家系は、現当主ジェレミー・バルディオの両親、ジャン=リュック・バルディオとヴェロニク・ドゥソーの結婚によって一つに結ばれた。 醸造学を学んだジェレミーは2014年に家業を継承。それまで収穫した葡萄を他業者に託していた家族の歴史に区切りをつけ、2015年から自らの手で醸造を行う「Champagne Bardiau」を立ち上げた。両家から受け継いだ2つのクリュにまたがる畑は、こうして初めて一つのメゾンとしての物語を紡ぎ始めている。

詳細

シャンパーニュ南端、コート・デ・バール地区バルセカネのヴェルピリエール=シュル=ウルスを拠点とするバルディオは、ウルス渓谷で5世代にわたり葡萄栽培を営んできた家族経営のドメーヌで、栽培から醸造、瓶詰めまでを自ら手掛けるレコルタン・マニピュラン(RM)である。自社畑2.6haは、バルディオ家に伝わるヴェルピリエール=シュル=ウルスの区画と、当主ジェレミー・バルディオの母方ドゥソー家が営んできたシャンピニヨル=レ=モンドヴィルの区画という、2つのクリュにまたがって広がっている。両親の結婚によって統合されたこの2つの畑は、それぞれ異なる土壌性格を持ち寄り、バルディオのシャンパーニュに厚みのある個性を与えている。コート・デ・バールという銘醸地の中でも、複数のクリュを横断する自社畑を持つ点は、このメゾンの個性を語るうえで欠かせない要素となっている。

畑の7割を占めるのはポートランディアン期の石灰岩質土壌。シャンパーニュ地方では比較的珍しい古い地層で、ピノ・ノワールやシャルドネの果実に繊細さと引き締まったミネラル感をもたらす。残る3割はキンメリジャン期の粘土質・深層土壌で、ワインに丸みと豊かさを与える。単一区画キュヴェとして仕込まれる「ラ・クロワ・メートル・アンヌ(La Croix Maître Anne)」はポートランディアン土壌100%のシャルドネ区画、「ベザス(Besace)」は同じくポートランディアン土壌100%のピノ・ノワール区画で、いずれも畑の個性がそのまま表現される特別な一角となっている。

栽培では化学肥料を使用せず、予防的で自然な手法を重視する。畝間を耕すことで土壌に空気を通しミネラル分を活性化させ、畝の間には天然の草生栽培を取り入れる。芽かきや、日の出側の葉を選んで取り除く除葉など、病害を未然に防ぐ地道な作業を積み重ねている。こうした姿勢は認証の取得にもつながっており、2019年4月にはヴィティキュルチュール・デュラーブル・アン・シャンパーニュ(VDC)とオート・ヴァルー・アンヴィロヌマンタル(HVE)の両方を取得した。

自社畑2.6haという規模は、大手メゾンのような広大な畑を持たない代わりに、家族一人ひとりが畑の隅々にまで目を配れる小規模生産だからこその強みでもある。5世代がこの土地で培ってきた経験は、区画ごとの個性を見極める目となって、現在のワイン造りにも受け継がれている。

栽培・生産データ
自社畑面積2.6ha
土壌構成(ポートランディアン石灰岩)70%
土壌構成(キンメリジャン粘土質)30%
VDC認証取得2019年4月
HVE認証取得2019年4月
瓶内熟成期間24ヶ月以上

醸造方針

収穫はすべて手摘みで行い、区画ごとに分けて醸造したのち、アッサンブラージュの段階でどの畑をどう組み合わせるかを決めていく。仕込みの一部は小型の温度管理ステンレスタンクを使い、低温でじっくり発酵させることでエレガンスと繊細さを引き出す。もう一部は樽(フュ・ド・シェーヌ)で仕込み、微量の酸素がゆっくりと入り込むミクロ・オキシジェナシオンによって複雑な味わいを育てる。

瓶詰め後の熟成は最低24ヶ月以上と長期志向で、単一区画由来のキュヴェではさらに長い熟成期間を設ける方針を取る。仕上げのドサージュも低めに抑えられており、糖分に頼らず畑由来のミネラル感と果実味そのものを前面に出す造りを志向している。

醸造学を学んだジェレミーが2014年に家業を継ぎ、2015年から自社醸造による「Champagne Bardiau」を立ち上げるまで、収穫した葡萄は他の造り手に託されてきた。多様性・品質・テロワールの表現を重視するモダンなメゾンという方向性は、ポートランディアン石灰岩由来のミネラル感・骨格と、キンメリジャン粘土由来の丸み・豊かさという、2つの異なるテロワールの個性を一つの味わいにまとめ上げようとする姿勢に表れている。

畑から瓶詰めまでを一貫して自らの手で手掛けるようになったことは、単なる生産工程の変化にとどまらず、畑ごとの個性をそのままボトルに封じ込めるという、バルディオならではの表現を可能にした。

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