A. Viot & Fils / A.ヴィオは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Colombé-la-Fosseを本拠とするRM / レコルタン・マニピュラン、いわゆる栽培醸造家の銘柄で、自社でブドウを育て、そのブドウでシャンパンを生産しています。
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目次

A. Viot & Fils / A.ヴィオ

A. Viot & Fils

A.ヴィオ

A.ヴィオは、シャンパーニュ南部コート・デ・バールの村コロンベ=ラ=フォセで4代続く家族経営メゾン。8haの自社畑のブドウだけを用い、栽培から醸造まで一貫して手がける生産者元詰めとして、丁寧な畑仕事と地下セラーでのゆったりとした熟成に定評がある。

基本情報

地区Côte des Bar / コート・デ・バール
- Bar-sur-Aubois / バール・シュル・オウボワ
村10200 Colombé-la-Fosse / コロンベ=ラ=フォセ
所在地59-67 Grande Rue, 10200 Colombé-la-Fosse (Google Maps)
公式サイトhttps://www.champagne-viot.com/
Mailcontact@champagne-viot.com
SNS@champagneviot
Tel+33 (0)3 25 27 02 07, +33 (0)3 25 27 02 07(fax)
設立1914
製造業者種別RM

商品更新情報

特徴・スタイル

A.ヴィオのスタイルを支えるのは、自社畑だけで完結する一貫した造りと、長い時間をかけた熟成です。シャルドネ・ピノ・ノワール・ムニエをほぼ均等に用いたブレンドは、果実の華やかさと骨格のバランスを重視した設計。 出荷前のボトルは地下に埋設されたセラーで静かに眠らせ、キュヴェによって4〜10年という長い歳月をかけて熟成させます。温度や光の影響を受けにくい環境でじっくりと磨かれた泡は、まるでゆっくりと熟した果実のように、丸みと奥行きのある味わいに仕上がっています。

歴史・ブランドストーリー

A.ヴィオの物語は、1800年代末にコート・デ・バールへ定住した創業者アルマン・ヴィオから始まる。彼は自社畑での栽培を開始し、1921年には最初のブラン・フィンのボトルを出荷した(公式サイトは「1921年からのレコルタン・マニピュラン」を掲げるが、DB上の創業年は1914年とされ、資料によって年代にわずかな差がある)。1927年にオーブ地方がシャンパーニュの原産地呼称を取得すると、以降はシャンパーニュ・ヴィオの名でボトルが世に出るようになった。 その後、祖父ドニから父ジョゼ、義父モーリスへと家業は代々受け継がれ、現在は当主ジュリアン・ヴィオがヴィニュロン・アンデパンダン(独立生産者組合)の登録代表者として、家族の歴史を引き継いでいる。

詳細

A.ヴィオは、シャンパーニュ地方南部、オーブ県のコート・デ・バール地区に位置する村コロンベ=ラ=フォセに本拠を置く、家族経営のレコルタン・マニピュラン(自社畑のブドウのみを使い、栽培から瓶詰めまでを一貫して手がける生産者元詰め)です。大手ネゴシアンにブドウを卸すのではなく、収穫した果実をすべて自社でシャンパーニュに仕立てる姿勢を貫いており、地域に根ざした丁寧な造りを続けています。1927年にオーブ県がシャンパーニュの原産地呼称に組み入れられて以降、この土地でのブドウ栽培はシャンパーニュ生産の一翼を担ってきました。

自社畑は8haで、その全区画がAOCシャンパーニュに認定されています。シャルドネ・ピノ・ノワール・ムニエをそれぞれ1/3ずつ植栽し、単一品種に偏らないバランス型の畑構成としているのが特徴です。畑では高環境価値農業(HVE)認証を取得しており、化学資材への依存を抑えた栽培方針のもとでブドウを育てています。この品種構成は、収穫年ごとの気候差を吸収しながら、安定したブレンド設計を可能にしています。

祖父ドニ、父ジョゼ、義父モーリスへと引き継がれてきた経営は、現当主ジュリアン・ヴィオのもとで、伝統的な技術と設備投資を両立させる方針として結実しています。ヴィニュロン・アンデパンダン(独立生産者組合)の会員でもあり、ジュリアン・ヴィオが登録代表者を務めています。

栽培・生産データ
自社畑面積8ha(AOCシャンパーニュ)
品種構成シャルドネ1/3・ピノ・ノワール1/3・ムニエ1/3
圧搾機2基
貯蔵タンク容量1000hL超(ステンレス製・温度管理)
熟成期間4〜10年(キュヴェにより異なる)

醸造方針

醸造では自社畑で収穫したブドウのみを使用し、栽培から醸造までを完全に自社内で完結させています。収穫したブドウは2基の圧搾機で丁寧に搾汁され、1000hLを超えるステンレス製の温度管理タンクで、状態を見極めながら発酵を管理します。瓶詰め後は自動デゴルジュマンラインで作業を行い、品質のばらつきを抑えています。こうした設備投資により、天候の変動が大きい年であっても安定した品質のシャンパーニュを生み出せる体制を整えています。

出荷前のボトルは地下に埋設されたセラーで静置熟成させます。温度変化や光の影響を受けにくいこの環境で、キュヴェに応じて4〜10年という長期にわたって熟成させてから出荷する方針を貫いており、時間をかけて味わいに深みを与えています。この長期熟成の方針は、コストや効率を優先せず、じっくりと時間をかけて味わいを育てるというA.ヴィオの哲学を象徴しています。

受賞歴・評価

A.ヴィオのシャンパーニュは、コンクール・デ・ヴィニュロン・アンデパンダンやギード・アシェット・デ・ヴァン(Guide Hachette des Vins)、フェミナリーズ(Féminalise)といった複数の権威あるコンクールで、継続的に金・銀メダルや星付きの高評価を獲得しています。こうした評価の広がりは、日々の栽培・醸造管理の積み重ねが着実に品質へとつながっていることを裏付けています。

オエノツーリズムとスピリッツ

敷地内ではゲストハウス「ジット・ラベル・ビュル」を運営しており、3寝室・最大12名を収容できる宿泊施設として2017年に改装されました。蔵見学や試飲会、ピクニックといったオエノツーリズム企画に加え、結婚式などのウェディング需要にも対応するプログラムを用意し、ワイン造りの現場を訪れる楽しみを幅広く提供しています。こうした受け入れ体制は、ワイナリーを訪れる人々にシャンパーニュ造りの物語を直接伝えたいという思いの表れでもあります。

シャンパーニュに加え、ラタフィア・ド・シャンパーニュやマール・ド・シャンパーニュといった伝統的なスピリッツも自社で製造・販売しており、ブドウ栽培から多様な飲み物づくりまで幅広く手がけるメゾンとしての一面も持っています。こうした周辺プロダクトの展開からも、ブドウを無駄なく活かす姿勢がうかがえます。

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