Selles / セル
基本情報
| 地域圏(Région) | Grand Est |
| 県(Département) | Marne |
| 区(Arrondissement) | Reims |
| 郵便番号 : | 51490 |
| 面積 : | 11.34 km2 |
| 隣接するクリュ(Coomune) | |
| Époye, Heutrégiville, Saint-Masmes, Pontfaverger-Moronvilliers, Beine-Nauroy, |
「Selles」のぶどう畑
| テロワール | Montagne de Reims - Monts de Berru |
| 格付け | 84% Autre Cru [?] |
| 栽培面積 | 10 ha |
| - Chardonnay | 0.6 ha (6%) |
| - Pinot Noir | 0 ha (0%) |
| - Pinot Meunier | 9.4 ha (94%) |
| - その他 | 0 ha (0%) |
特徴
テロワール
詳細
セルはランスの東に位置し、シャンパーニュ・ワイン産地の外縁部にあたるモン・ド・ベル地区に属する小さな村です。地区はモンターニュ・ド・ランスの一画に数えられ、ランス中心部から東へ離れた農業地帯に広がっています。スイップ川沿いに開けた村の周囲には、北西にサン=マスム、北にウートレジヴィル、東にポンファヴェルジェ=モロンヴィリエ、南にベーヌ=ノロワ、西にエポワが連なります。コミューンの面積は約11.3平方キロメートル、人口は464人(2023年)。土地の大半を農地が占め、畑に囲まれた静かな田園が広がります。
ヴィンヤード面積はわずか10ヘクタールと、シャンパーニュのなかでも非常に小規模です。畑は村の北東に横たわるモン・サン=メダールの丘にあり、ポンファヴェルジェ=モロンヴィリエとの境界をまたいで広がります。斜面は南向きで日照に恵まれ、標高はおよそ87メートルから178メートル。年間平均気温は10.1度(1971〜2000年)、年間降水量は716ミリで、雨は一年を通じて比較的均等に分布します。冬の寒さは厳しく、日照時間は決して長くありません。モン・ド・ベル地区は5村すべてがオートル・クリュに格付けされ、合計約373ヘクタールの作付けの9割以上をシャルドネが占めますが、セルだけは例外で、ピノ・ムニエがおよそ94パーセントを占める唯一の村となっています。地区の畑の多くがモン・ド・ベルの丘の周囲に集まるのに対し、セルの畑はそこから離れた境界付近の斜面に独立して位置し、その土壌がムニエの栽培に向いています。
畑を所有するメゾン
セルのヴィンヤードはモエ・エ・シャンドンがすべて所有しており、村内で畑を耕す唯一の栽培者となっています。セルを本拠とする独立系の生産者は存在せず、ここで穫れたピノ・ムニエはメゾンのブレンド素材として活用されます。村名を冠したシャンパーニュが生まれるのではなく、大きなアッサンブラージュの構成要素として、その柔らかな果実味が生かされているのです。
歴史
地名の記録は11世紀初頭にさかのぼり、「Sala」として初めて文献に現れます。その後、Seilæ(1126年)、Selae(1148年)、Seles(1213年)、Selles(1325年)と綴りを変えながら現在の村名へと落ち着きました。1784年2月にはスイップ川の氾濫により約15軒の家屋が倒壊・損傷する大洪水に見舞われた記録が残ります。近代には、1889年から1929年まで村長を務めたエルネスト・モンフェイヤールが県議会議員や国会議員を歴任し、地域の名士として知られました。ヴィンヤード面積は1997年時点で8ヘクタールでしたが、その後10ヘクタールへと広がり、小規模ながらムニエの個性を伝える畑として受け継がれています。
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