Courjeonnet / クルジョネ

クルジョネは、ヴァル・デュ・プティ・モランの中でもシャルドネが過半を占める希少な村のひとつ。オートル・クリュ格付けながら、プティ・モラン川支流の南向き斜面に広がる19.6haの畑から、個性豊かなシャンパンが生まれる。

基本情報

地域圏(Région)Grand Est
県(Département)Marne
区(Arrondissement)Épernay
郵便番号 : 51270
面積 : 5.55 km2
隣接するクリュ(Coomune)
Broussy-le-Grand, Broussy-le-Petit, Coizard-Joches, Reuves, Villevenard,

「Courjeonnet」のぶどう畑

テロワールVal du Petit Morin
格付け85% Autre Cru [?]
栽培面積19.6 ha
- Chardonnay12.1 ha (61.7%)
- Pinot Noir0.2 ha (1%)
- Pinot Meunier7.3 ha (37.2%)
- その他0 ha (0%)

特徴

クルジョネはシャルドネ主体(約62%)でありながら、ピノ・ムニエが約37%を占め、コート・デ・ブランの純粋なブラン・ド・ブランとは異なる複合的な個性を持つ。北岸の傾斜地で育ったシャルドネの細やかなミネラルに、ムニエのふくよかさがひとさじ加わるスタイルだ。Etienne Chéréのキュヴェ・マリーのように、ヴィニュロン・アンデパンダンの造り手がオーク樽醗酵で仕上げた白ワイン的な質感のシャンパンも生まれており、食事との相性を重視する飲み手に向いている。

テロワール

クルジョネの畑はコミューン北西部に集中し、隣接するヴィルヴナールの畑と連続して広がる。プティ・モラン川の低地・湿地帯は葡萄栽培に適さないため、畑は川から離れた支流沿いの緩やかな傾斜地に展開し、斜面はおおむね南向きに開けている。 ヴァル・デュ・プティ・モラン地区18村の中で、クルジョネはシャルドネが過半を占める5村のひとつに数えられる。これは同地区の東寄りに位置するという地理的条件によるものとされる。プティ・モラン北岸はよりエレガントでミネラル主導のスタイルが生まれる傾向があり、クルジョネはその北岸側の特性を色濃く受け継ぐ。南向きの日照と石灰質土壌が相まって、シャルドネに細やかな酸と透明感をもたらすのがこの村の特徴だ。

詳細

クルジョネ(Courjeonnet)は、コート・デ・ブラン地区に付属するサブエリア「ヴァル・デュ・プティ・モラン」に属する小村だ。プティ・モラン川沿いに点在する18のコミューンの中でも東寄りに位置し、北東・東側をコワザール=ジョッシュ、南南東をブルシー=ル=グラン、西・北西をヴィルヴナールに囲まれる。行政上はマルヌ県エペルネー郡に属し、人口49人(2023年)という極めて小さな共同体だ。

テロワール

畑はコミューン北西部に位置し、ヴィルヴナールの畑と連続するかたちで南向きの緩やかな斜面に広がる。プティ・モラン川の湿地帯は葡萄栽培に適さず、栽培地は支流沿いの高台に限られる。総栽培面積19.60 haのうちシャルドネが12.10 ha(約62%)、ピノ・ムニエが7.30 ha(約37%)、ピノ・ノワールが0.20 haとわずかに混じる。ヴァル・デュ・プティ・モランの北岸側に当たる立地が、シャルドネのミネラル表現に好条件を与えている。

主要生産者

クルジョネで最も知られる生産者がEtienne Chéréだ。レコルタン・マニピュラン(RM)として自家栽培・自家製造にこだわり、ヴィニュロン・アンデパンダン(独立栽培家連盟)にも加盟している。代表キュヴェ「キュヴェ・マリー(Cuvée Marie)」はシャルドネ60%・ピノ・ノワール40%をオーク樽で醗酵させた非ヴィンテージで、シャンパンらしいフレッシュさに樽由来の丸みが加わった白ワイン的な質感が特徴。ヴィンテージシャンパンはブラン・ド・ブランとして造られており、地の利を活かした純シャルドネ表現を堪能できる。

歴史

プティ・モラン川が流れる低地には、歴史的に「サン=ゴン湿地(マレ・ド・サン=ゴン)」と呼ばれる湿地帯が広がり、軍の通行を阻む天然の障壁として機能してきた。1814年にはナポレオン軍がロシア・プロイセン軍と交戦し、1914年9月の第一次マルヌ会戦ではドイツ軍の進撃がこのエリアで阻止された。現代のクルジョネは人口50人に満たない静かな村だが、1997年から19 haを維持し続ける畑は今も26人の生産者によって守られている。

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「Courjeonnet」を拠点とするシャンパン銘柄

参考情報