Waris Hubert / ワリス・ユーベルは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Cramantを本拠とするRM / レコルタン・マニピュラン、いわゆる栽培醸造家の銘柄で、自社でブドウを育て、そのブドウでシャンパンを生産しています。
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目次

Waris Hubert / ワリス・ユーベル

Waris Hubert

ワリス・ユーベル

ワリス・ユーベル(Waris Hubert)は、クラマンとアヴィーズの2拠点を持つ家族経営のレコルタン・マニピュラン。ワリス家とユーベル家、双方が受け継いできた畑を2001年に一つに束ね、村・区画ごとに醸し分ける丁寧な造りで、一本ごとに家族の物語を描き出す。

基本情報

地区Côte des Blancs / コート・デ・ブラン
51530 Cramant / クラマン [Grand Cru]
所在地227 Rue du Moutier, 51530 Cramant (Google Maps)
公式サイトhttp://champagne-waris-hubert.fr/index-fr.html
Mailolivier.waris@orange.fr
SNS@champagnewarishubert
Tel+33 (0)3 26 58 29 93, +33 (0)3 26 51 26 57(fax)
製造業者種別RM
インポーター株式会社indigo
生産者表記SCEA WARIS-HUBERT

商品更新情報

特徴・スタイル

ワリス・ユーベルが目指すのは、畑や区画ごとの個性をそのままグラスに映し出すシャンパーニュだ。除草剤を使わず馬で畑を耕すなど手間を惜しまない栽培は、環境に配慮した節減型農法とビオディナミを組み合わせたもの。収穫したブドウは村・区画ごとに分けて圧搾・発酵し、25〜44hLのタンクと225〜600Lの樽を使い分けながら醸す。「Une famille de champagnes」というコンセプトのもと、クリュ格付け別にキュヴェを構成し、産地ごとに異なる味わいの表情を飲み比べられる点が持ち味。グラン・クリュの葡萄だけで仕立てるブラン・ド・ブランを筆頭に、テロワールへのこだわりが一貫している。

歴史・ブランドストーリー

ワリス家の歴史は1800年代、アルマン・ワリスに始まる。息子ヴァンサンは印刷業のかたわら義兄弟とともに自らのシャンパーニュ・ブランドを興し、アヴィーズのヴィニュロンとなった。1953年に息子ジャンが継承し、その子アランは相続した6haの畑を28haまで拡大。1964年に隣村クラマン出身のオディールと結婚し、1971年に夫妻で先代を継いだ。 3人の息子の一人オリヴィエは1995年に家業へ参画し、1997年にステファニー・ユーベールと結婚。ステファニー家がグローヴ村に持つ畑も加わり、1998年には初めての瓶詰めを実現する。2001年、両家の畑を統合して自社の圧搾センターとカーヴを新設し、「シャンパーニュ・ワリス・ユーベル」が正式に誕生した。夫妻の子アントナンはすでにアッサンブラージュの場に同席しており、次の世代への継承も着実に進んでいる。

詳細

ワリス・ユーベルは、クラマンのモダンな醸造拠点と、アヴィーズの伝統的な拠点という2つの顔を持つレコルタン・マニピュランである。自社畑は一つの村に集約されているわけではなく、グラン・クリュのアヴィーズ・クラマン・シュイィ・オジェ・アイ、プルミエ・クリュのグローヴ・ビスイユを中心に、ヴァレ・ド・ラ・マルヌやコート・ド・セザンヌ、コート・デ・バールにまで点在する。合計面積は約11ha(外部資料では8.50haとの記載もある)。ワリス家とユーベル家、それぞれが世代を超えて受け継いできた区画が積み重なり、現在の畑を形づくっている。

畑の一部は、当主オリヴィエの父アランが相続した6haを28haまで広げた区画に、妻ステファニーの家系がグローヴ村に持っていた3.10haの畑を加えて成り立っている。ステファニー家の畑は、祖母デニーズ・ポピュリュスの代から受け継がれ、1999年に協同組合から独立した経緯を持つ。こうして二つの家系の畑が一つに統合されたことが、「ワリス」がフィンランド語で「カラス」を意味するという逸話とともに、このメゾンのアイデンティティを形づくっている。アヴィーズの単一区画「La voie d'Oger」には、1996年にステファニーとオリヴィエ夫妻が植樹した自社所有の畑「Clos de la Corneille」もあり、二人の思いが込められた区画としても知られる。

栽培では除草剤を使わず、一部の区画では馬による耕作を取り入れるなど、環境負荷を抑えた節減型栽培(viticulture raisonnée)とビオディナミを組み合わせた方針を採る。2020年前後には正式にビオ(有機農法)認証を取得し、化学的な介入に頼らない畑づくりを一貫して志向してきた。収穫したブドウは村・区画ごとに分けて扱われ、産地・区画・酸度・アルコール度数までを個別に記録したうえで醸造に回される。こうして集められたデータをもとに、キュヴェは「Crus de caractère」「Premiers Crus」「Grands Crus」という格付け別の3層に構成され、テロワールの個性をそのまま反映させる仕組みになっている。

栽培・醸造データ
自社畑面積約11ha(外部資料では8.50haとの記載も)
ステファニー家由来の畑(グローヴ村)3.10ha
初収穫・初瓶詰め1998年
自社圧搾センター・カーヴ設立2001年
受託圧搾(他生産者)約30軒
発酵・貯蔵タンク容量25〜44hL
熟成用樽容量225〜600L
アッサンブラージュ試飲サンプル数42サンプル
ビオ(有機農法)認証取得2020年

醸造方針

毎年2月には、清澄を終えたばかりの「ヴァン・クレール」42サンプルをテイスティングし、その年のアッサンブラージュを決定する。参加するのは当主オリヴィエ、妻ステファニー、息子アントナン、そして醸造顧問(œnologue)という布陣で、次世代となるアントナンもすでにこの重要な工程に同席している。発酵・熟成には25〜44hLのタンクと225〜600Lの樽を併用し、村・区画ごとの個性を生かしたヴィニフィカシオンを行う体制が整えられている。

自社の圧搾センターは2001年の新設以来、ワリス・ユーベル自身の醸造だけでなく、周辺の約30軒のヴィニュロンからブドウの圧搾を請け負う地域の拠点としても機能している。この受託圧搾の文化は今に始まったものではなく、先代のアランも周辺のヴィニュロン仲間へ圧搾のノウハウを提供してきた歴史があり、地域に根ざした技術の蓄積が現在まで受け継がれている。畑仕事へのこだわりで知られる当主オリヴィエは、アヴィーズの村議会議員やヴィニュロン・アンデパンダン組合の役員も務めており、生産者としてだけでなく地域コミュニティの中心的な存在でもある。

見学・体験プログラム

個人客から団体まで、アヴィーズの伝統的な拠点とクラマンのモダンな拠点を組み合わせた見学・試飲プログラムを提供している。畑や醸造の現場を巡りながら、二つの家族が一つに束ねてきた歴史と、区画ごとに異なる個性を持つシャンパーニュを体感できる内容になっている。

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キュヴェ一覧

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