Virginie Bergeronneau / ヴィルジニー・ベルジュロノーは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Ville-Dommangeを本拠とするRM / レコルタン・マニピュラン、いわゆる栽培醸造家の銘柄で、自社でブドウを育て、そのブドウでシャンパンを生産しています。
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目次

Virginie Bergeronneau / ヴィルジニー・ベルジュロノー

Virginie Bergeronneau

ヴィルジニー・ベルジュロノー

ヴィルジニー・ベルジュロノーは、モンターニュ・ド・ランスのプルミエ・クリュ、ヴィル=ドマンジュに拠点を置く小さな造り手です。1590年から同地に根を張る一族に生まれ、2016年に自らの名を冠したブランドを創設。キュヴェには一族の女性たちの名を冠し、ピノ・ムニエ主体の澄んだ味わいが持ち味です。

基本情報

地区Montagne de Reims / モンターニュ・ド・ランス
- Petite Montagne de Reims / プティット・モンターニュ・ド・ランス
51390 Ville-Dommange / ヴィル=ドマンジュ [Premier Cru]
所在地22 Rue de la Prévoté, 51390 Ville-Dommange (Google Maps)
公式サイト-
Mailvirginie.bergeronneau@gmail.com
SNS@champagnevirginie.bergeronneau
Tel +33 6 44 26 30 50
設立2012
製造業者種別RM
生産者表記EARL VIRGINIE BERGERONNEAU
関連銘柄familygroup

商品更新情報

特徴・スタイル

ヴィルジニー・ベルジュロノーのシャンパーニュを形づくるのは、性格の異なる二つのテロワールです。プルミエ・クリュに格付けされるヴィル=ドマンジュとサシー方面の粘土石灰質の畑が果実の厚みを、マッシフ・ド・サン・ティエリーのトリニーにある砂質の畑が軽やかさをもたらします。 主役はピノ・ムニエ。畑の半分を占めるこの品種のふくよかな果実味を土台に、シャルドネが清涼感を添え、ピノ・ノワールが背筋の通った骨格を与えます。派手さで押すのではなく、それぞれの畑の個性を澄んだ形で残すこと。キュヴェに一族の女性たちの名を冠する姿勢も、この控えめで芯のある味わいと重なります。

歴史・ブランドストーリー

ベルジュロノー家がヴィル=ドマンジュの地に根を下ろしたのは1590年のこと。樽職人を経て栽培農家となり、一族は400年以上にわたってモンターニュ・ド・ランスの丘とともに歩んできました。長らく収穫したブドウを協同組合に納めていましたが、1988年、自分たちの手で瓶詰めまで行う道へと舵を切ります。 その礎を築いたのが祖父フランソワ、そして父フロラン・ベルジュロノーと母ヴェロニック・マリオンでした。両親は両家の畑を統合してブランドを立ち上げ、一族の伝統は次の世代へと引き継がれていきました。やがて複数のワイン産地で研鑽を積んだヴィルジニーは、2012年に自身の農業法人を立ち上げ、2016年、両親のブランドから独立して自らの名を冠したシャンパーニュを世に送り出します。 独立から3年後の2019年、若手生産者を対象としたコンクール「ジューヌ・タラン・デュ・シャンパーニュ」のアッサンブラージュ部門で頂点に立ち、その名は一気に広まりました。2018年には畑全体でHVE認証を、2023年には有機栽培認証を取得。2022年には法人形態を改めて自らが社長に就き、次の世代の造り手として歩みを進めています。

詳細

ヴィルジニー・ベルジュロノーの畑は、モンターニュ・ド・ランスの西斜面に位置するプルミエ・クリュ、ヴィル=ドマンジュとサシー方面を中心に広がっています。粘土石灰質を主体とするこの一帯は、ピノ・ムニエに厚みのある果実味をもたらす土地です。さらにランス北西のマッシフ・ド・サン・ティエリー、トリニーにも飛び地の区画を持ち、こちらは砂質・シルト質の表土の下に石灰質の下層土が控える構成です。性格の異なる二つの産地を持つことが、このメゾンのアッサンブラージュの出発点になっています。

品種構成はピノ・ムニエ50%、シャルドネ25%、ピノ・ノワール25%で、ムニエを軸に据えた比率はヴィル=ドマンジュ周辺の土壌と気候に根ざした伝統的な配分です。樹齢は5年ほどの若木から50年に達する古木まで幅広く、区画ごとの性格の違いがそのまま味わいの引き出しとなっています。若木のもたらす生き生きとした果実味と、古木が与える凝縮感の両方を、同じ畑の中で使い分けられる点は小さな生産者にとって大きな強みです。

栽培では畑の70%で草生栽培を行い、土壌の生物活性と保水力を保つ管理を続けてきました。2018年7月には畑全体でHVE(オート・ヴァルール・アンヴィロヌマンタル)認証を取得し、さらに有機栽培への転換に着手しました。2023年には有機認証を取得し、同年に初の認証ブドウを収穫しています。有機栽培によるシャンパーニュは2025年からの登場が予定されており、畑の転換が瓶の中身に表れるのはこれからです。畑には自ら手掛ける養蜂の巣箱が置かれ、ミツバチの活動が生物多様性の指標として活用されている点も、この造り手の姿勢をよく表しています。

栽培・生産データ
栽培面積(2020年時点)1.6ha
栽培面積(2025年時点)2.24ha
品種構成ピノ・ムニエ50%/シャルドネ25%/ピノ・ノワール25%
樹齢5〜50年
草生栽培の実施比率畑の70%
HVE認証取得2018年
有機栽培認証取得2023年
有機認証の対象面積比率100%
瓶詰め本数(2020年時点)約5,000本

醸造とアッサンブラージュ

醸造で重視されるのは、それぞれの畑が持つ個性を損なわずに一つのバランスへまとめることです。ピノ・ムニエのふくよかな果実味を土台に、シャルドネが清涼感と伸びやかさを、ピノ・ノワールが骨格を補い、みずみずしさと精緻さを併せ持つスタイルを目指しています。性格の異なる二つのテロワールを併せ持つことは、この方向性を形にするうえで大きな支えとなっています。

キュヴェの名づけにも明確な方針があります。アデル、ジャンヌ、エルネスティーヌ、レアといった一族の女性たちの名を冠し、家系を支えてきた女性の存在と貢献を称えるという考え方です。栽培から醸造、瓶詰めまでを自らの手で行う小さな体制のもと、生産量は限られ、一本ずつに目の届く造りが保たれています。

受賞と評価

独立から間もない2019年、若手生産者の登竜門として知られるコンクール「ジューヌ・タラン・デュ・シャンパーニュ」のアッサンブラージュ部門で最高位を獲得しました。この受賞をきっかけに、審査委員長を務めたソムリエの推薦で批評家ティエリー・デソーヴが試飲を行い、高い評価を寄せています。

ヴィニュロン・アンデパンダンが主催するコンクールでも、2019年に金賞、2020年に銅賞を獲得しています。さらに2025年版の「ギド・アシェット・デ・ヴァン」にも取り上げられ、構成の確かさ、香りの表現力、そして全体の優雅さが評価されました。若い造り手として着実に評価を積み重ねている姿がうかがえます。

独立生産者としての体制

ベルジュロノー家が大きな転機を迎えたのは1988年のことでした。それまで協同組合に納めていたブドウを、自ら醸造し瓶詰めして自分たちの名で売る体制へと切り替えたのです。この選択が、ヴィルジニー・ベルジュロノーが自身のブランドを立ち上げる土台になりました。2012年に農業法人として登記された事業は、2022年に株式形態へ組織を改め、彼女自身が社長を務めています。大手の傘下に入らず自らの判断で造りを決める姿勢は、独立生産者の団体ヴィニュロン・アンデパンダンへの加盟にも表れています。

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