Veuve Doussot / ヴーヴ・ドゥソーは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Noé-les-Malletsを本拠とするNM / ネゴシアン・マニピュランの銘柄です。
本サイト「シャンパンが好き! - シャンパン専門サイト」は、複数の企業と提携しており、記事内・商品一覧内のリンクを経由してご購入いただいた場合、運営者に報酬が支払われることがあります。読者の方の購入金額に追加負担は生じません。 ※運営者情報・サイトポリシーはこちら

目次

Veuve Doussot / ヴーヴ・ドゥソー

Veuve Doussot

ヴーヴ・ドゥソー

ヴーヴ・ドゥソーは、コート・デ・バールのノエ=レ=マレで1746年から7代続くジョリ家が代々営む家族経営メゾン。栽培から醸造、瓶詰めまで一貫して自社で手がけ、ピノ・ノワール主体の骨格に土地の個性をそのまま映すシャンパーニュを生み出している。

基本情報

地区Côte des Bar / コート・デ・バール
- Barséquanais / バルセカネ
村10360 Noé-les-Mallets / ノエ=レ=マレ
所在地-
公式サイトhttp://www.champagneveuvedoussot.com/
Mailchampagne.veuve.doussot@wanadoo.fr
SNS@champagne.veuvedoussot
Tel+33 (0)3 25 29 60 61, +33 (0)3 25 29 11 78(fax)
製造業者種別NM
インポーター株式会社ソムリエ

商品更新情報

特徴・スタイル

ヴーヴ・ドゥソーのシャンパーニュは、ピノ・ノワールが与える骨格と果実味を軸に、シャルドネが清涼感と余韻の長さを補う構成が特徴。醸造では介入を必要最小限にとどめ、土地そのものの個性を素直に映し出すことを何よりも大切にしている。空気圧式プレスによる優しい抽出や低温での自然デブルバージュも、ブドウ本来の味わいを丁寧に引き出すための手法だ。ステンレスタンクでの発酵は16〜18℃で管理され、マロラクティック発酵の要否も区画ごとに見極めるなど、細やかな判断の積み重ねが一貫した味わいを支えている。

歴史・ブランドストーリー

物語は1746年、コート・デ・バールのノエ=レ=マレでジョリ家が最初のブドウを収穫したところから始まる。以来7代にわたり、一族はこの土地でブドウ栽培を営み続け、18世紀に築かれた石造りのセラーは今もハウスの拠点として使われている。 1970年代初頭、ジョルジュ・ジョリとその兄弟たちが「ヴーヴ・ドゥソー」のブランドを立ち上げる。名は一族にゆかりのあるエルネスティーヌ・ドゥソーへの献名で、その名を冠した看板キュヴェは今もハウスの顔として受け継がれている。 2000年頃、7代目となるステファン・ジョリが経営を継承した。以来、栽培から醸造、瓶詰めまでを自らの手で一貫して手がけ、約280年にわたる家族の歴史を今に伝えている。

詳細

ヴーヴ・ドゥソーは、ノエ=レ=マレを拠点とするジョリ家が、SARL Chatetという法人のもとで展開するブランドである。ブランド名は一族にゆかりのある人物への献名に由来し、買収や合併を経ることなく、大手グループの傘下に入ることもない独立した家族経営を貫いている。栽培から醸造、瓶詰めに至るまでの全工程を自社で完結させている点も大きな特徴だ。この体制は他社への外注を前提としない、独立した造り手ならではのものである。

自社畑はノエ=レ=マレに広がり、標高150〜300mの南から南東向きの斜面に位置する。十分な日照を受けながらも夜間の冷涼さを保つ立地が、果実の凝縮感と酸のバランスを両立させている。土壌はキンメリジャン期の泥灰岩質石灰岩で、石灰質の骨格が水はけと繊細なミネラル感を、粘土質の層が安定した保水力をもたらしている。この立地と土壌の組み合わせが、果実の熟度と酸のバランスを支える畑の個性をかたちづくっている。

品種構成はピノ・ノワールが中心で、シャルドネが補完する形をとる。ごく一部の区画では、希少品種ピノ・ブランを「ル・コンフィデンシエル(Le Confidentiel)」と呼ぶ区画で伝統的に守り続けている。栽培では総合的病害虫管理を採用し、介入は必要最小限にとどめる方針を貫く。除草剤は使用せず草生栽培を実践し、収穫はすべて手摘みで行われる。ブドウ一房ずつの状態を見極めながら摘み取る手摘みは手間がかかる分、健全な果実だけを選んで畑から持ち出せる利点がある。現在は有機栽培への転換を進めている段階にあり、単一区画をラベルに明記した「L by VD」シリーズを通じて、テロワールの個性をそのまま伝える試みも続けられている。

現在は7代目にあたるステファン・ジョリが栽培から醸造、瓶詰めまでを自ら統括している。畑での日々の判断から、アッサンブラージュにおける最終的な選択に至るまで、一貫して当主自身が関わることが、ヴーヴ・ドゥソーらしい丁寧な造りを支えている。こうした体制は、7代にわたって積み重ねられてきたものである。

以下の数値は、畑と醸造における主な指標をまとめたものである。

栽培・醸造データ
自社畑面積21ha
標高150〜300m
品種構成ピノ・ノワール約80%、シャルドネ約20%
土壌構成石灰質約80%、粘土質約20%
発酵温度16〜18℃
熟成期間15〜100か月

醸造方針

収穫されたブドウは空気圧式プレスで優しく圧搾され、低温での自然デブルバージュを経て、一番搾り果汁のみがキュヴェとして使われる。アルコール発酵はステンレスタンクで16〜18℃に管理され、マロラクティック発酵の要否は区画ごとに判断される。アッサンブラージュはピノ・ノワールを主体にシャルドネを補う構成を基本とし、最終的な配合は家族によるブラインドティスティングを経て決定される。数値だけでは測れない味わいの均衡を、五感による確認で最終的に仕上げていく姿勢がうかがえる。澱の上での熟成期間はキュヴェによって幅があり、15か月から最長100か月ほどまで、それぞれの個性に応じて見極められている。醸造の拠点となるのは18世紀に築かれた石造りのセラーで、デブルバージュからデゴルジュマン、打栓に至るまでの全工程がこの場所で完結し、外部に委託されることはない。こうした一つひとつの工程の積み重ねが、ヴーヴ・ドゥソーらしい安定感のある味わいにつながっている。

受賞歴・国際評価

ヴーヴ・ドゥソーの各キュヴェは、コンクール・ジルベール&ガイヤール、コンクール・エル・ア・ターブル、コンクール・マニ・ヴィティといった国際的なコンクールで金賞を含む評価を重ねてきた。手仕事による丁寧な造りと、区画ごとに細やかな判断を積み重ねる姿勢が、国内外の審査の場でも着実に評価につながっている。生産から瓶詰めまでを自社で完結させる一貫体制が、こうした評価の土台にもなっている。特定の一本に留まらず、レンジ全体を通して安定した品質を保っている点も特徴である。

詳細を閉じる

キュヴェ一覧

画像集