Tom Gauditiabois / トム・ゴディティアボアは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Épernayを本拠とするRM / レコルタン・マニピュラン、いわゆる栽培醸造家の銘柄で、自社でブドウを育て、そのブドウでシャンパンを生産しています。
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目次

Tom Gauditiabois / トム・ゴディティアボア

Tom Gauditiabois

トム・ゴディティアボア

トム・ゴディティアボアは、ヴァレ・ド・ラ・マルヌ出身の若きレコルタン・マニピュランです。アンセルム・セロスに師事した経験を糧に、2016年から一人でぶどう栽培から瓶詰めまでを手がけ、ヴィンテージごとに表情を変える少量生産のシャンパーニュを届けています。

基本情報

地区Vallée de la Marne / ヴァレ・ド・ラ・マルヌ
- Côteaux Sud d'Epernay / コトー・シュッド・デペルネ
51200 Épernay / エペルネ
所在地Ferme de la Ramonerie, 02570 Chézy-sur-Marne (Google Maps)
公式サイト-
SNS@tom.gauditiabois
設立2016
製造業者種別RM
インポーター株式会社indigo
生産者表記EARL DES MONTS DE GRAIMONT

商品更新情報

特徴・スタイル

「エクスプロラシオン(Exploration)」と名付けられたシリーズは、ヴィンテージと区画ごとに醸造方法を変え、その年その畑の一瞬を切り取るように仕立てられています。同じスタイルを繰り返さない姿勢が一貫しており、400〜600Lの小樽での発酵に天然酵母や控えめな亜硫酸添加、ゼロに近いドサージュを組み合わせることで、素材の個性がまっすぐに伝わる骨格を目指しています。通し番号を付けたリリースの一つひとつが、造り手自身の探求の記録にもなっている点も特徴です。

歴史・ブランドストーリー

ヴァレ・ド・ラ・マルヌでぶどう栽培を営む家系に生まれ、アヴィーズで醸造学を学んだのち、ニュージーランドでの経験を経て、アンセルム・セロス/ギヨーム・セロスのもとで2年以上にわたり研鑽を積みました。2015年末頃から家族のドメーヌの経営に加わるようになり、翌2016年ヴィンテージから自身の名を冠したシャンパーニュづくりを開始しています。最初にリリースしたキュヴェはピノ・ムニエ100%で、本数は1000本強という極めて小さな規模からのスタートでした。 現在は、シェジ=シュル=マルヌにある自社畑の近くに専用の醸造所を建設中で、それまではエペルネの倉庫を仮の生産拠点としています。畑のすぐそばで醸造から瓶詰めまでを完結させる体制づくりが進行中で、独立からわずか数年で自らの生産基盤を着実に整えつつある段階にあります。

詳細

自社畑は、ヴァレ・ド・ラ・マルヌ・ウエストに位置するシェジ=シュル=マルヌの周辺に広がり、面積は約7haです。品種構成はピノ・ムニエが中心で、この村ならではの果実味豊かな個性を土台にしています。栽培はBIOおよびビオディナミの考え方に沿って行われているとされ、化学的な資材に頼らない畑づくりが志向されています。収穫からわずか数年の新しい生産者でありながら、手間のかかる農法を選んでいる点にも、品質への強いこだわりがうかがえます。区画ごとの個性を丁寧に見極める姿勢は、のちに触れる「ヴィンテージと区画ごとに醸造を作り分ける」という生産哲学の土台にもなっています。

現在の醸造・熟成は、エペルネに構えた倉庫を仮の拠点として行われています。自社畑のあるシェジ=シュル=マルヌでは専用の醸造所建設が進行中で、完成後は畑のすぐそばで収穫からボトリングまでを一貫して手がける体制に移行する計画です。畑に隣接した場所で醸造を完結させることは、ぶどうを摘んでから搾汁・仕込みまでの時間を最短化し、果実の状態をそのままワインに映すことにつながります。独立して間もない造り手にとって、この移行は生産基盤を自らの手でひとつずつ固めていく過程そのものといえます。

栽培・醸造データ
自社畑面積約7ha
主要品種ピノ・ムニエ中心
醸造樽容量400〜600L
シュール・ラット熟成期間約3年(将来的に5年へ延長予定)
1キュヴェあたり生産本数約500〜2,300本

醸造方針

「エクスプロラシオン」の名の通り、収穫年と区画の組み合わせごとにアッサンブラージュや醸造条件を作り分け、通し番号(E|01〜)を付けて一本ごとに発表するのが基本の考え方です。同じ配合・同じ造り方を繰り返さないため、リリースのたびにその年その畑の姿がそのまま反映されることになります。発酵は400〜600Lの小樽を用い、天然酵母に委ねる形で進められます。亜硫酸の添加は極力抑えられており、ホメオパシー的な微量添加にとどめるとする記述もあるほど徹底しています。ドサージュも低め〜ゼロが中心で、補正を最小限にとどめることで、区画ごとの違いがそのまま味わいに表れる設計になっています。

瓶内でのシュール・ラット熟成は現状で約3年ですが、将来的には5年まで延ばす計画が持たれています。醸造所の新設と歩みを合わせ、熟成にかける時間を伸ばすことでキュヴェの複雑味をさらに引き出そうとする方向性がうかがえます。畑の近くに醸造の拠点を移し、瓶内熟成の期間も同時に見直すという二つの変化は、ブランドが次の段階に進もうとしていることを物語っています。

生産規模

1キュヴェあたりの生産量は約500〜2,300本ほどにとどまり、いずれもごく小規模なロットです。ヴィンテージと区画の組み合わせが変わるたびに新しいキュヴェが生まれる仕組み上、同じ顔ぶれが翌年もそのまま並ぶとは限りません。造り手一人が栽培から瓶詰めまでを手がけるレコルタン・マニピュランという業態も相まって、供給量を大きく増やすことよりも、一本一本の造り込みを重視する姿勢が貫かれています。結果として、国内外を問わず早々に品薄となることが多く、入手しやすいシャンパーニュとは一線を画す存在になっています。

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