Demarne-Frison / デマネ・フリソンは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Ville-sur-Arceを本拠とするRM / レコルタン・マニピュラン、いわゆる栽培醸造家の銘柄で、自社でブドウを育て、そのブドウでシャンパンを生産しています。
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目次

Demarne-Frison / デマネ・フリソン

Demarne-Frison別名:Th & V Demarne Frison

デマネ・フリソン別名:Th & V・デマネ・フリソン

デマネ・フリソンは、オーブ県コート・デ・バールのヴィル=シュル=アルス村で、ヴァレリー・フリゾンとティエリー・ド・マルヌの夫妻が1996年から2012年まで名乗った家族経営の造り手のブランド名です。天然酵母と古樽による自然派の醸造で知られ、名義は現在も引き継がれています。

基本情報

地区Côte des Bar / コート・デ・バール
- Barséquanais / バルセカネ
村10110 Ville-sur-Arce / ヴィル=シュル=アルス
所在地14 Rue François Jacquelin, 10110 Ville-sur-Arce (Google Maps)
公式サイト-
Tel+33 (0)3 25 38 79 70
製造業者種別RM
生産者表記EARL FRISON DE MARNE

商品更新情報

特徴・スタイル

醸造では天然の野生酵母による発酵と、使用済みの古樽でのゆっくりとした熟成を軸に置いていました。ブドウ本来の力に任せる引き算のアプローチで、香りや味わいに余計な装飾を加えない方向性です。ドサージュを一切加えないブリュット・ナチュールでのリリースに徹していたのも、素の状態を隠さず見せるという姿勢の表れといえます。ピノ・ノワールを主体とする土地柄を映して、骨格のしっかりした力強さと、コート・デ・バールらしい親しみやすさが同居するスタイルでした。

歴史・ブランドストーリー

1996年、フリゾン家がヴィル=シュル=アルス村に所有していた約6haの畑を、ヴァレリー・フリゾンとティエリー・ド・マルヌの夫妻が継承し、経営を引き継ぎました。当初は収穫したブドウを地元の協同組合シャスネ・ダルスへ販売する従来どおりの形をとっていましたが、2003年から畑の有機栽培への転換に着手します。 2007年、有機認証の対象となった最初の収穫年に、夫妻は自らの手で初めて約4,000本を仕込みました。まだ自前の醸造設備が整っていなかったため、オーブ県内の別の生産者からセラーを借りての醸造だったといいます。 ブランド名の「デマネ・フリソン」は、夫の姓「ド・マルヌ」がマルヌ県を想起させるとして商標としての使用が認められず、姓を続けて綴った表記が採用された経緯を持ちます。2012年収穫分をもって夫妻は別離し、ブランド名は新しい名義として引き継がれ、ヴァレリーが単独で経営を続けることになりました。

詳細

畑はヴィル=シュル=アルス村内にすべてが収まり、コート・デ・バールの中でもバルセカネー地区と呼ばれるエリアに位置します。約9区画に分かれ、基盤となるのはこの地域に典型的なキメリジャン期の石灰岩とマールです。区画によって白色粘土、黄色粘土、ポルトランディアン期の石灰岩が顔を出すなど、土壌構成には多様性がありました。品種はピノ・ノワールを主体とし、シャルドネがわずかに加わる構成です。約6haのうち自家元詰めに充てられたのは約3.5haで、残りは地元の協同組合シャスネ・ダルスへの供給を続ける約束のもとで組合向けに出荷されていました。

栽培データ
自社畑面積約6ha
区画数約9区画
自家元詰め対応面積約3.5ha
品種構成ピノ・ノワール93%、シャルドネ7%
有機転換開始2003年
エシェル・デ・クリュ80%

醸造方針

醸造では天然の野生酵母による発酵を用い、区画ごとに別々に仕込んでから最終的にアッサンブラージュする方式をとっていました。プレスした一番搾り(キュヴェ)と二番搾り(タイユ)も熟成の過程で分けて扱い、亜硫酸は状況に応じて使用・不使用を判断していたといいます。使用済みの古樽でゆっくりと熟成させる点も特徴で、リリースはすべてドサージュ0g/Lのブリュット・ナチュールに統一されていました。当時の代表的なキュヴェには、ピノ・ノワール由来のブラン・ド・ノワール「グスタン」、シャルドネ由来のブラン・ド・ブラン「ラロール」があり、いずれの名称も現在の後継ブランドに引き継がれています。

認証

畑の有機栽培への転換は2003年に始まり、有機認証の対象となる最初の収穫は2007年前後とされます(取得年を2010年とする資料もあり、確定はできていません)。当時、村内で有機栽培に取り組む生産者はほとんどおらず、数少ない存在だったと伝えられています。

名義について

「デマネ・フリソン」は経営破綻や後継者不在によって姿を消したブランド名ではありません。2012年収穫分を最後に、その後のリリースは新しい名義へと切り替わりました。ベースヴィンテージがおおむね2015年ごろまでのボトルに「デマネ・フリソン」、それ以降のリリースに新しい名義が用いられており、造り手・畑・栽培方針は同じまま今日まで受け継がれています。

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