Tanazacq / タナザックは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Mailly-Champagneを本拠とするRM / レコルタン・マニピュラン、いわゆる栽培醸造家の銘柄で、自社でブドウを育て、そのブドウでシャンパンを生産しています。
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目次

Tanazacq / タナザック

Tanazacq

タナザック

タナザックは、グラン・クリュ格付けのマイィ=シャンパーニュ村に約5haの自社畑を構える小さな家族経営の造り手です。醸造家として世界各地で経験を積んだ当主が2004年に一族の畑を再興し、村の畑だけから生まれるシャンパーニュを長期熟成でじっくり仕上げています。

基本情報

地区Montagne de Reims / モンターニュ・ド・ランス
- Grande Montagne de Reims / グランド・モンターニュ・ド・ランス
51500 Mailly-Champagne / マイィ=シャンパーニュ [Grand Cru]
所在地12 rue Thiers, 51500 Mailly-Champagne (Google Maps)
公式サイト-
Maileuvitis@orange.fr
Tel+33 (0)3 26 08 69 22, +33 (0)3 26 08 99 96(fax)
製造業者種別RM
インポーター有限会社ヌーヴェル・セレクション

商品更新情報

特徴・スタイル

タナザックの畑は、モンターニュ・ド・ランスのグラン・クリュに格付けされたマイィ=シャンパーニュ村の中だけに集まっています。1つの村の個性をまっすぐ映すことができるのが、この造り手の出発点です。 主役はピノ・ノワールで、そこにシャルドネを重ねて骨格と伸びやかさの両立を図ります。どのキュヴェにも3年以上、上位のものには5年以上という長い瓶内熟成を与えるのが方針で、時間をかけて生まれるきめ細かな泡と、力強さのなかに漂う端正さが持ち味です。派手な演出よりも均整を重んじる姿勢が、レンジ全体を貫いています。

歴史・ブランドストーリー

タナザックの物語は、一人のエノロジスト(醸造技術者)が故郷の畑に帰ってきたところから始まります。シリル・タナザックはフランス各地に加え、カリフォルニアや東欧のワイナリーでも醸造の現場を渡り歩いた経歴の持ち主で、2004年、その経験を携えてマイィ=シャンパーニュに残されていた家族の畑を自らの手で再興しました。 畑を整え、納得のいく熟成期間を確保したうえで、自家元詰めのシャンパーニュを世に送り出したのは2009年1月のことでした。2016年にはドロテ・タナザックとともに農業有限責任組合を設立し、栽培から瓶詰めまでを2人の共同経営で担う現在の体制を整えました。

詳細

タナザックが所有する畑は約5ha。そのすべてがマイィ=シャンパーニュ村の中にあり、シャンパーニュ地方で最上位のグラン・クリュに格付けされた区画だけで構成されています。モンターニュ・ド・ランスを代表するこの村は、ピノ・ノワールの銘醸地として長く知られてきた土地です。

畑が1つの村に集中していることは、区画ごとの違いを把握しやすいという利点をもたらします。栽培と醸造をすべて自社で完結させるレコルタン・マニピュラン(RM)として、タナザックは自ら育てたブドウだけを瓶に詰めており、村の外からブドウや原酒を買い入れることはありません。作柄の良し悪しがそのまま味わいに反映されるぶん、畑での判断の一つひとつが仕上がりを左右します。

栽培・生産データ
自社畑面積約5ha
畑の格付けグラン・クリュ100%
所在コミューン1村(マイィ=シャンパーニュ)
主要栽培品種ピノ・ノワール、シャルドネ
瓶内熟成期間36か月以上(上位キュヴェは60か月以上)
自家元詰め開始2009年

醸造と熟成の方針

ラインナップは、ピノ・ノワールを主体にシャルドネを合わせたブリュット、両品種をほぼ等分に用いたロゼ、収穫年の個性を映すミレジム、そして木樽での熟成を経る上位キュヴェという構成です。ロゼは白ワインに赤ワインを1割弱加えるアッサンブラージュ方式で、色合いと味わいの厚みを与えています。

いずれのキュヴェにも共通するのは、長い瓶内熟成です。標準クラスでも36か月以上、ミレジムと樽熟成を経る上位クラスでは60か月以上を澱とともに過ごさせます。原産地呼称が義務づける最低熟成期間を大きく上回るこの時間が、泡をきめ細かくし、酵母に由来する香ばしい風味を育てます。出荷を急がず、飲み頃と判断できるまで蔵で待つという考え方が、この造り手の中心にあります。

造り手と経営体制

醸造の指揮を執るシリル・タナザックは、エノロジスト(醸造技術者)の資格を持つ造り手です。フランス国内の複数の産地に加え、カリフォルニアや東欧のワイナリーでも実務を重ねており、シャンパーニュの外で得た知見を故郷の畑に持ち帰りました。現在は近隣の造り手に醸造コンサルタントとして関わってもおり、地域のなかで技術者としての役割も担っています。

経営は2016年に設立した農業有限責任組合の形をとり、ドロテ・タナザックとの共同経営で運営されています。約5haという規模は、シャンパーニュ全体から見れば決して大きくありません。しかし収穫から瓶詰め、出荷までのすべてに目が届くことこそが、村の個性を素直に映すシャンパーニュを生み出す土台になっています。

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