Sugot Feneuil / シュゴ・フヌイユは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Cramantを本拠とするRM / レコルタン・マニピュラン、いわゆる栽培醸造家の銘柄で、自社でブドウを育て、そのブドウでシャンパンを生産しています。
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目次

Sugot Feneuil / シュゴ・フヌイユ

Sugot Feneuil

シュゴ・フヌイユ

シュゴ・フヌイユは、グラン・クリュ格付けの村クラマンを本拠に、全キュヴェをシャルドネ100%のブラン・ド・ブランで仕立てる家族経営の造り手です。畑は1920年代に拓かれて以来4代にわたり受け継がれ、グロワー団体「Special Club」の一員としても知られます。

基本情報

地区Côte des Blancs / コート・デ・ブラン
51530 Cramant / クラマン [Grand Cru]
所在地40 Impasse de la Mairie, 51530 Cramant (Google Maps)
公式サイト-
Tel+33 (0)3 26 57 53 54
製造業者種別RM

商品更新情報

特徴・スタイル

全キュヴェをシャルドネ100%で仕立てるブラン・ド・ブランに徹しているのが最大の特徴です。畑はクラマンを中心にコート・デ・ブラン一帯の複数区画に広がり、白亜質土壌が生むミネラル感と伸びやかな酸を土台にした造りを志向します。ステンレスタンクでの発酵とマロラクティック発酵を経て、じっくりと時間をかけた瓶内熟成により、シルキーな口当たりと芳ばしい香りの複雑さを引き出しています。小規模生産だからこそ手をかけられる、丁寧な味わいづくりが感じられます。

歴史・ブランドストーリー

クラマン村の自社畑は1920年代、栽培家ロベール・シュゴによって切り拓かれました。「シュゴ・フヌイユ」というブランド名自体は戦前から存在していましたが、シュゴ家とフヌイユ家の結びつきを経て現在の名称になったのは1970年のことです。以来、栽培家は4世代にわたって世代交代を重ねながら畑を受け継いできました。 現在は姉妹であるソフィー・シュゴとヴェロニック・シュゴが経営を担っているとされ、家族経営らしい一貫した畑仕事が続けられています。また1971年に発足したグロワー・シャンパーニュの団体「Club Trésors de Champagne」(通称Special Club)の加盟生産者でもあり、団体を代表するテット・ド・キュヴェ「Special Club」を手がけています。

詳細

シャンパーニュ地方には数百のブドウ栽培村がありますが、その中でも最高位の格付けを与えられているのはわずか17村のみです。クラマンはその一つで、なかでもシャルドネの銘醸地として名高い村です。栽培の中心となるのはこのクラマン村にある自社畑ですが、区画はそこにとどまらず、シュイィやオワリィ、コート・デ・ブランの南に位置するベルジェール=レ=ヴェルテュにまで広がっています。いずれも白亜質の土壌に恵まれたシャルドネの銘醸地で、収穫されたブドウはすべて自社のブラン・ド・ブラン、つまりシャルドネ単一品種のシャンパーニュへと仕立てられます。

畑仕事は世代を超えて受け継がれてきたもので、栽培家自身が畑を管理し、収穫からワイン造りまでを一貫して手がけるレコルタン・マニピュラン(RM)としての姿勢が貫かれています。買いブドウに頼らず、自らの畑の個性をそのままボトルに映し出そうとする造りは、家族経営らしい小規模生産だからこそ実現できるものといえます。シャンパーニュ生産者の多くが、大手メゾン向けにブドウを供給する栽培家か、他社のワインを購入してアッサンブラージュするネゴシアン(NM)のどちらかですが、RMは自社畑のブドウだけで醸造から瓶詰めまでを行う点で異なります。

栽培・生産データ
自社畑面積(1998〜2001年時点)10ha
自社畑面積(近年)約7ha
品種構成シャルドネ100%
年間出荷本数約40,000本
通常キュヴェの熟成期間36ヶ月
Special Clubミレジメの熟成期間最低120ヶ月(10年)

醸造方針

主要区画に挙げられるのは、レ・ブロン(Les Beurons)、ビエンヌ(Biennes)、モンテギュ(Mont-Aigu)といった一画で、いずれもテット・ド・キュヴェ「Special Club」に使われるとされます。収穫後はステンレスタンクでの発酵を基本とし、マロラクティック発酵も行うことで、コート・デ・ブランのシャルドネらしいミネラル感と滑らかさを両立させています。

熟成期間は通常キュヴェで36ヶ月、Special Clubのミレジメでは最低120ヶ月(10年)に及びます。長期にわたる瓶内熟成を経ることで、シャルドネ単一品種ならではの伸びやかな酸が丸みを帯び、味わいに厚みが加わっていきます。畑ごとの個性を映すブラン・ド・ブランを、急がず時間をかけて仕上げる姿勢が、このメゾンの醸造哲学の核といえます。年間の出荷量も大手メゾンに比べると限られており、目の行き届く規模で一本ずつ仕上げる姿勢が保たれています。

評価

Guide Hachette des Vinsでは2001年版から2005年版にかけて、レンジ内の複数キュヴェが繰り返し掲載されており、きめ細かな泡立ちとバランスの良さ、芳ばしい香りの豊かさなど、洗練された味わいが一貫して評価されています。単発の受賞ではなく、複数年にわたって評価を積み重ねてきたことは、造りの安定感を裏付けるものといえます。海外のワイン愛好家コミュニティでも、ヴィンテージによっては「ブラインドで試した中でも印象に残るシャンパンの一つ」といった声が寄せられており、テロワールを生かした造りが専門家・愛好家の双方から支持されていることがうかがえます。

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