Philippe Prié / フィリップ・プリエは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Neuville-sur-Seineを本拠とするNM / ネゴシアン・マニピュランの銘柄です。
本サイト「シャンパンが好き! - シャンパン専門サイト」は、複数の企業と提携しており、記事内・商品一覧内のリンクを経由してご購入いただいた場合、運営者に報酬が支払われることがあります。読者の方の購入金額に追加負担は生じません。 ※運営者情報・サイトポリシーはこちら

目次

Philippe Prié / フィリップ・プリエ

Philippe Prié

フィリップ・プリエ

フィリップ・プリエは、シャンパーニュ地方コート・デ・バール地区のヌービル=シュル=セーヌを拠点とする造り手です。シャルドネとピノ・ノワールの2品種のみでキュヴェを構成し、ギド・アシェットで幾度も星付き評価を受ける柑橘香とブリオッシュ香が持ち味です。

基本情報

地区Côte des Bar / コート・デ・バール
- Barséquanais / バルセカネ
村10250 Neuville-sur-Seine / ヌービル=シュル=セーヌ
所在地108 Grande Rue, 10250 Neuville-sur-Seine (Google Maps)
公式サイト-
Maillprie@champagne-prie.com
SNS
Tel+33 (0)3 25 38 21 51, +33 (0)3 25 38 21 73(fax)
製造業者種別NM
生産者表記SARL Prié

商品更新情報

特徴・スタイル

シャルドネとピノ・ノワールの2品種のみで全キュヴェを構成し、なかでもピノ・ノワール主体の配合を得意とします。全キュヴェでマロラクティック発酵を採用してまろやかな口当たりに仕上げ、上位キュヴェは瓶内熟成を最長72〜84か月まで延ばして厚みのある熟成感を引き出します。一部の上位キュヴェではシャルドネ分をバリック(樽)で発酵させる手法も取り入れ、柑橘や白い花、ブリオッシュを思わせる香りが評者から繰り返し評価されています。

歴史・ブランドストーリー

プリエ家がヌービル=シュル=セーヌの地でブドウ栽培に携わってきた歴史は古く、家系図から確認できる最初のヴィニュロンの代は1737年にまで遡ります。以来、セーヌ川右岸に広がる畑を幾世代にもわたって受け継ぎ、コート・デ・バールの気候と土壌に根ざした栽培を守り続けてきました。事業体としての法人化を果たしたのは1990年のことで、長い家族史のなかでは比較的新しい節目にあたります。 当主フィリップ・プリエの死去にともない、1999年に妻ファビエンヌ・プリエが家業を継承しました。夫が築いてきた造りの方針を受け継ぎながら、自社畑を軸とした生産体制を守り、2012年からは自身の名を冠したキュヴェにも署名するようになりました。世代を経ても変わらないのは、家族の手で栽培から醸造までを見届けるという姿勢です。

詳細

ヌービル=シュル=セーヌは、シャンパーニュ地方の南端に位置するオーブ県のコート・デ・バール地区にあり、セーヌ川右岸に沿って畑が広がる産地です。所在地はヌービル=シュル=セーヌ村内のグランド・リュ(大通り)沿いにあります。フィリップ・プリエの自社畑もこの村の周辺に複数区画に分かれて点在しており、品種はシャルドネとピノ・ノワールの2種類のみに絞り込まれています。シャンパーニュ地方全体では複数品種を組み合わせるのが一般的ななか、あえて2品種に限定した構成を貫いている点が栽培方針の軸になっています。

畑面積は情報源によって差があり、直近の資料では15〜17ha程度、やや古い資料では23〜26ha程度とする記載も見られます。年版ごとの集計基準の違いによるものとみられますが、いずれの時期を取っても、コート・デ・バールの地に根ざした栽培が続けられてきました。ブレンドの軸となるのはピノ・ノワールで、シャルドネと組み合わせることで、酸のきれいさとふくよかさを両立させる配合を志向しています。

醸造方針

醸造では全キュヴェにマロラクティック発酵を採用し、角の取れたまろやかな口当たりに仕上げています。上位キュヴェについては瓶内での熟成期間を長く取る方針で、なかには最長72〜84か月にも及ぶものがあり、複雑味と熟成感を重視した造りがうかがえます。一部の上位キュヴェではシャルドネ分をバリック(樽)で発酵させる手法も取り入れており、通常のステンレスタンク主体の造りとは異なる厚みのある味わいを狙っています。自社畑を軸とした生産体制のもとで、当主自身が全キュヴェの方向性に関わり続けているのも特徴のひとつです。

評価

フィリップ・プリエは、フランスの評価誌ギド・アシェットに毎年のように取り上げられており、確認できるだけでも2012年、2013年、2014年、2016年、2017年、2020年、2021年、2022年の各版に掲載され、複数回にわたって星付き(très réussi=「大変優れている」の意)評価を獲得しています。10年余りの間に複数回にわたって掲載が継続している点は、造りの水準を長期的に保ってきたことの裏付けといえます。選出されるキュヴェは年によって異なり、ヴィンテージものからノン・ヴィンテージのレギュラーキュヴェまで幅広く評価の対象となってきました。評者のコメントでは、柑橘や白い花を思わせる香りに加えてブリオッシュ系のニュアンスがしばしば言及されており、ピノ・ノワール主体の配合がもたらす骨格の強さと、シャルドネによる繊細さのバランスが評価の背景にあるとみられます。

生産体制

同じ生産拠点では、キュヴェの系統によって複数の名義を使い分けて販売する体制を取っており、当主自身がその全体を統括しています。畑仕事から醸造、瓶詰めに至る工程への関わり方は資料によって記載の粒度が異なり、業態を示す区分表記も資料ごとに揺れが見られますが、自社畑を起点とした一貫性の高い生産体制を築いてきた点は各資料に共通しています。少量生産を維持しながら、家族経営ならではの目の届く運営を続けている点も特徴です。

詳細を閉じる

キュヴェ一覧

画像集