Petitjean Pienne / プティジャン・ピエンヌは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Cramantを本拠とするRM / レコルタン・マニピュラン、いわゆる栽培醸造家の銘柄で、自社でブドウを育て、そのブドウでシャンパンを生産しています。
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目次

Petitjean Pienne / プティジャン・ピエンヌ

Petitjean Pienne

プティジャン・ピエンヌ

プティジャン・ピエンヌは、グラン・クリュのクラマンを本拠に6代続く家族経営のレコルタン・マニピュラン(RM)。自社畑で育てた100%グラン・クリュのシャルドネを主軸に、繊細なブラン・ド・ブランを中心とした7つのキュヴェを手がける自社畑元詰メゾンだ。

基本情報

地区Côte des Blancs / コート・デ・ブラン
村51530 Cramant / クラマン [Grand Cru]
所在地4 allée des Bouleaux, 51530 Cramant (Google Maps)
公式サイトhttps://www.champagnepetitjean-pienne.fr/
Mailpetitjean.pienne@wanadoo.fr
Tel+33 (0)3 26 57 58 26, +33 (0)3 26 57 00 68(fax)
製造業者種別RM
インポーター野村ユニソン株式会社

商品更新情報

特徴・スタイル

プティジャン・ピエンヌが目指すのは、グラン・クリュのシャルドネが持つ繊細さそのものを生かした味わいだ。100%グラン・クリュのシャルドネによるブラン・ド・ブランを軸に、ヴァレ・ド・ラ・マルヌ産のピノ・ノワールやピノ・ムニエを使ったブラン・ド・ノワールまで幅広くレンジを揃える。 1938年製の水圧式圧搾機でじっくりと搾り、澱の掻き出しも手作業で行うなど、昔ながらの手間を惜しまない。醸造補助剤に頼らず最小限の亜硫酸添加にとどめることで、ぶどう本来の透明感を大切にする。瓶詰め後は木製ラットに積み重ねる伝統的な「アントレイエ」方式で熟成させ、静かで奥行きのある泡へと育てあげる。

歴史・ブランドストーリー

物語は1840年、クラマンの地でデジレとアデライード夫妻がぶどう栽培を始めたことに遡る。1884年、ルイ・プティジャンが自家の収穫ぶどうからシャンパンを醸造する初代となり、1960年代にはクロード・プティジャンが自前の圧搾機を導入してレコルタン・マニピュラン(RM)としての道を確立した。1981年に就農したドニ・プティジャンは、妻ドミニク・ピエンヌとともに欧州向け商取引を開拓し、「Petitjean-Pienne」の名を掲げるブランドを興す。2004年、娘マリー・プティジャンが国際販売を担って経営に加わり、正式な経営移譲を経て6代目当主となった。ロラとゾエという次世代の候補も控え、家族の物語は7代目へと続こうとしている。

詳細

プティジャン・ピエンヌは、コート・デ・ブランの中心に位置するグラン・クリュ、クラマンを本拠とする自社畑元詰メゾンだ。自社畑は3.5ha〜5haで、大半はクラマンのほか同じくグラン・クリュ格付けのアヴィーズ、シュイィにまたがって広がる。主力品種はシャルドネで、ブラン・ド・ブラン用に用いられる。これに加え、ヴァレ・ド・ラ・マルヌ産のピノ・ノワールとピノ・ムニエをブラン・ド・ノワール系キュヴェのために仕入れており、グラン・クリュ・シャルドネを軸としながらもレンジに幅を持たせている。アヴィーズ、シュイィ、クラマンはいずれもエシェル・デ・クリュで100%の格付けを持つグラン・クリュであり、区画の大半をこの3村に集中させることで、シャルドネの品質を高いレベルで保っている。

畑の歴史は1840年、デジレとアデライード夫妻が最初のヴィニュロンとしてクラマンの土地に足を踏み入れたことに始まる。以来、代々の当主が少しずつ畑を広げ、1884年には収穫したぶどうを自ら醸造する体制が整い、家族経営の自社畑元詰としての歩みが本格化した。現在はこの土地を6代にわたって受け継いできた歴史そのものが、プティジャン・ピエンヌのシャンパーニュを特徴づけている。

栽培では持続可能で理にかなった栽培(viticulture durable et raisonnée)を掲げ、化学資材への依存を抑えた管理を徹底する。現当主のマリー・プティジャンは、性フェロモンによる交信かく乱(confusion sexuelle)やフラベサンス・ドレ対策など、村全体で取り組む共同防除活動にも積極的に関わっており、個々の畑を超えた地域ぐるみの環境管理を大切にしている。

現在のレンジは、クール・ド・シャルドネ、ブリュット・ナチュール、100%グラン・クリュのブラン・ド・ブランとそのレゼルヴ、ミレジム、プレステージ、ブラン・ド・ノワール(エクラ・ド・ノワール)、ロゼ・グラン・クリュとロゼという7キュヴェで構成される。いずれも共通するのは、グラン・クリュ由来のシャルドネを主体に据えながら、畑仕事と手仕事を大切にする姿勢だ。

栽培・生産データ
項目データ
自社畑面積3.5ha〜5ha
本拠地グラン・クリュ数3村(クラマン・アヴィーズ・シュイィ)
収穫スタッフ数約20名
収穫日数約8日間
圧搾能力4,000kg/4〜6時間
圧搾機導入年1938年
現行レンジ7キュヴェ

醸造方針

収穫期には20名ほどのスタッフが約8日間かけてぶどうを丁寧に手摘みする。搾汁には1938年製の伝統的な水圧式圧搾機を使用し、一度に4,000kgのぶどうを4〜6時間かけてじっくりと搾る。澱の掻き出し(ルトルース)も手作業で行うなど、機械化以前からの工程を今も守り続けている。

アルコール発酵とマロラクティック発酵を終えたワインは、数か月間ファインリーの上で熟成させ、最低限の亜硫酸添加以外の醸造補助剤は用いない。瓶詰め後はクラマンの自社セラーで熟成させるが、ボトルは木製ラットの上に積み重ねる伝統的な「アントレイエ(entreillées)」方式で保管され、地下カーヴの落ち着いた環境の中でゆっくりと熟成が進む。

受賞・評価

プティジャン・ピエンヌのシャンパーニュは、コンクール・ジェネラル・アグリコルやヴィニュロン・アンデパンダン主催のコンクールなど、国内の複数のコンクールで評価を受けてきた実績を持つ。公式サイトの「Reconnaissances」ページでは、これらのコンクールでの評価がまとめて紹介されている。こうした評価は、家族経営ならではの丁寧な仕事ぶりを裏づけるものといえる。

ブラン・ド・ブランは2006年、2009年、2014年といった複数ヴィンテージがGuide Hachette des Vinsに個別掲載された実績を持ち、専門筋からの信頼も厚い。1981年に欧州向けの商取引を開拓して以来、国際販売にも力を入れており、現在はマリー・プティジャンが海外市場への展開を牽引している。

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