Pauline Collin Bérêche / ポーリーヌ・コラン・ベレッシュは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Ludesを本拠とするRC / ブドウ農家の銘柄で、育てたブドウを生産者協同組合にもちこみシャンパンを生産しています。
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目次

Pauline Collin Bérêche / ポーリーヌ・コラン・ベレッシュ

Pauline Collin Bérêche

ポーリーヌ・コラン・ベレッシュ

ポーリーヌ・コラン・ベレッシュは、モンターニュ・ド・ランスのプルミエ・クリュ、リュード村で女性当主がひとり手がける小さなシャンパーニュです。毎年ただ一つのキュヴェだけを造り、その年のブドウとテロワールをまっすぐに映し出します。古樹のピノ・ノワールを軸にした、静かで芯のある味わいが魅力です。

基本情報

地区Montagne de Reims / モンターニュ・ド・ランス
- Grande Montagne de Reims / グランド・モンターニュ・ド・ランス
51500 Ludes / リュード [Premier Cru]
所在地-
公式サイト-
SNS@paulinecollinbereche
製造業者種別RC
インポーター木下インターナショナル株式会社
生産者表記SCEV COLLIN-GUILLSUME

商品更新情報

特徴・スタイル

ポーリーヌ・コラン・ベレッシュの造りを貫くのは、「ひとつのワイン、ひとつのテロワール、ひとつのヴィンテージ」という一文です。毎年つくるのはただ一つのキュヴェだけです。複数年をブレンドして味を揃えるのではなく、その年に畑が返してきた答えをそのまま瓶に収めます。 味わいは、張りのある酸と深い熟度が同じ器の中で釣り合う、独特の複雑さを持つと評されます。クリーミーな舌ざわり、スパイスの香り、蜂蜜を思わせるニュアンス。活気がありながら奥に構造があり、飲み進めるほど輪郭が見えてくるスタイルです。

歴史・ブランドストーリー

物語は1945年、リュード村にさかのぼります。曾祖父ロラン・コランがこの村のワイン協同組合を立ち上げ、祖父ルイ・コランが20年以上にわたってそれを守り育てました。父ディディエ・コランは組合長を引き継ぎ、気候データやブドウ樹の健康状態のモデリングを取り入れた統合的な栽培をいち早く導入しました。母ドミニク・ギヨームは世界各地の畑づくりに関わってきたブドウ苗木生産の名家の出身で、コラン家の畑には栽培と苗木、二つの家系の知見が流れ込んでいます。 ポーリーヌはビジネススクールを出たあと、海外での経験を含め、11年にわたって複数の造り手のもとでシャンパーニュ造りを学びました。結婚を機にリュードへ戻り、夫のドメーヌを手伝いながら、アヴィーズの3年制の醸造技術プログラムで学び直しました。そして2016年、家族が受け継いできた区画のうち自らが引き継ぐべき畑のブドウで、自身の名を冠したシャンパーニュを造り始めます。 転機は2018年でした。収穫を目前に父が体調を崩し、生後6カ月の子を抱えたポーリーヌが収穫の指揮を執りました。この年を境に、父は娘へ経営を託しました。

詳細

ポーリーヌ・コラン・ベレッシュが手がける畑は、モンターニュ・ド・ランスのプルミエ・クリュ、リュード村にあります。区画は村の中心部の緩やかな傾斜地に広がり、斜面の先にはマイィ=シャンパーニュやヴェルズネイといった銘醸地を望みます。標高は約200m。土壌は石灰質を母岩とするきめ細かい粘土と白亜で、ピノ・ノワールに骨格と張りのある酸を与える構成です。

コラン家が母方のギヨーム家とともに代々受け継いできた畑のうち、ポーリーヌが自身のシャンパーニュのために使うのは、リュード村内の約2haの区画に限られます。いずれも樹齢を重ねた古樹の区画で、収量は自然と抑えられ、果実の凝縮度が高まります。母方のギヨーム家は世界各地の畑づくりに関わってきたブドウ苗木生産の名家であり、どの品種をどう植え、どう更新していくかという視点が、この畑には初めから備わっています。

栽培の考え方の土台にあるのは、父ディディエ・コランの代に導入された統合的な栽培です。気候データやブドウ樹の健康状態をモデル化して観察し、必要な場面にだけ手を入れるという手法で、シャンパーニュ地方では早い時期からの取り組みでした。ポーリーヌの代では、そこからさらに有機的なアプローチへと軸足を移し、環境負荷の低い農法を評価するHVE(Haute Valeur Environnementale)認証も取得しています。

栽培・生産データ
自社のシャンパーニュに用いる区画面積約2ha
一族が保有する畑の総面積約8.5ha
区画の標高約200m
熟成に用いる樽の容量450L
瓶内熟成期間48カ月
環境認証HVE

醸造とセラーワーク

発酵に培養酵母は使わず、ブドウに付着した酵母による自然発酵に委ねます。用いるのはステンレスタンクではなく、ブルゴーニュ・ムルソーの造り手ヴァンサン・ジラルダンから譲り受けた450Lの使用済み樽です。新樽ではないため木の香りが前に出ることはなく、樽がゆっくりと呼吸することで、ワインには香りの装飾ではなく質感の厚みが加わります。

瓶詰め後は澱とともに長く休ませ、4年におよぶ瓶内熟成を経てから世に出されます。熟成が行われるのは村内の冷涼なセラーで、温度変化の少ない環境が、泡のきめ細かさと香りの複雑さをゆっくりと育てます。

2019年ヴィンテージからは、ピノ・ノワールに加えてシャルドネと、ごく少量のプティ・メリエ(Petit Meslier)を取り入れました。プティ・メリエは今日のシャンパーニュではほとんど見かけない希少品種で、鋭い酸と縦に伸びる輪郭をもたらし、熟した果実に引き締まった芯を通す役割を担います。単一のキュヴェにすべてを注ぎ込む造りだからこそ、少量の品種が全体の輪郭を変える余地が残されています。

協同組合とともに歩んだ家族の歴史

リュード村のワイン協同組合は1945年、ポーリーヌの曾祖父ロラン・コランによって設立されました。祖父ルイ・コランが20年以上にわたって運営を担い、父ディディエ・コランが組合長を引き継ぐという形で、コラン家は三世代にわたって村の共同醸造の中心にいました。ポーリーヌのシャンパーニュもまた、村の協同組合との関わりのうえに成り立つレコルタン・コーペラトゥール(RC)として登録されており、家族が組合とともに歩んできた歴史が、いまも造りの枠組みに残っています。

家の歴史をどう数えるかは、語り手によって少しずつ異なります。協同組合の運営という軸で数えれば曾祖父ロランから四世代、モンターニュ・ド・ランスにプルミエ・クリュとグラン・クリュの畑を持ち続けてきた土地所有の軸で数えれば七世代。どちらも同じ一族の別の側面を語っているにすぎません。ポーリーヌ自身は、長く畑仕事を担ってきた祖母への敬意を折にふれて口にしており、この家に積み重なってきたものが、必ずしも名前の残る仕事だけではないことを静かに示しています。

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キュヴェ一覧

リュード・プルミエ・クリュ・ミレジメ Ludes Premier Cru Millesime

Ludes Premier Cru Millesime / リュード・プルミエ・クリュ・ミレジメ

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