Michel Loriot / ミッシェル・ロリオは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Festignyを本拠とするRM / レコルタン・マニピュラン、いわゆる栽培醸造家の銘柄で、自社でブドウを育て、そのブドウでシャンパンを生産しています。
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目次

Michel Loriot / ミッシェル・ロリオ

Michel Loriot別名:Apollonis

ミッシェル・ロリオ別名:アポロニス

ミッシェル・ロリオは、瓶内で眠るシャンパーニュにクラシック音楽を聴かせる「音楽とともに熟成するシャンパン」で知られる、ヴァレ・ド・ラ・マルヌ・リヴ・ゴーシュのフェスティニー村に構えるRM(レコルタン・マニピュラン)。畑の樹木にも音楽を届け、自然な力を引き出す独自の哲学を貫いている。

基本情報

地区Vallée de la Marne / ヴァレ・ド・ラ・マルヌ
- Vallée de la Marne Rive Gauche / ヴァレ・ド・ラ・マルヌ・リヴ・ゴーシュ
51700 Festigny / フェスティニー
所在地13 rue de Bel Air, 51700 Festigny (Google Maps)
公式サイトhttps://champagneapollonis.com/
Mailcontact@champagneapollonis.com
SNS@apollonischampagne
Tel+33 (0)3 26 58 34 01, +33 (0)3 26 58 03 98(fax)
設立1931
製造業者種別RM
生産者表記Martine et Michel LORIOT EARL M.LORIOT

商品更新情報

特徴・スタイル

ミッシェル・ロリオが表現するのは、フェスティニー村らしいムニエ主体のシャンパーニュ。自社畑の80%を占めるムニエが、果実味豊かで親しみやすい味わいの骨格をつくる。グラン・クリュ剪定によって房を絞り込み、凝縮感のある果実だけを育てる一方、区画では草生栽培を取り入れて土壌の水分を穏やかに保ち、農薬に頼らない「ウルトラ・レゾネ」な栽培を実践している。 2010年からは瓶内で眠るワインにクラシック音楽を聴かせる独自製法を導入し、ベートーヴェンからモーツァルトまでセラーに音楽を響かせながら、じっくりと熟成させている。畑の樹木にも音楽を届け、栽培から醸造まで一貫して音楽を大切にする哲学を貫く造り手である。

歴史・ブランドストーリー

ミッシェル・ロリオの物語は、1867年生まれのレオポルド・ロリオがフェスティニー村で葡萄栽培を始めたところに遡る。1903年に導入された圧搾機は今もセラーに大切に残され、一族の歩みを物語る道具となっている。転機となったのは1931年、ジェルマン・ロリオとアンリエット夫妻がシャンパン300本を初めて自社元詰めした年で、これがメゾンとしての実質的な創業とされる。 1952年にはアンリとジャンヌ夫妻がドメーヌを拡大し、1959年に息子ミッシェルが誕生。1977年、ミッシェルはマルティーヌ・ピエルソンとともに自らの経営に乗り出した。曽祖父・祖父・父と、フェスティニー村のファンファーレ楽団で音楽を奏でてきた一族の血は、後の醸造哲学にも色濃く受け継がれていく。1990年からは娘マリーと婿アルバンが加わり、公式サイトによれば一族は1675年から続く10代目にあたるという。

詳細

ミッシェル・ロリオは、マルティーヌ・ロリオとミッシェル・ロリオ夫妻が営むEARL M.LORIOTを母体とする家族経営のレコルタン・マニピュラン(RM)。ヴァレ・ド・ラ・マルヌ・リヴ・ゴーシュに位置するフェスティニー村を拠点とし、自社畑7haを約20の区画に分けて所有している。

剪定にはグラン・クリュ剪定(taille Grand Cru)を採用し、収量を抑えながら凝縮感のある果実を得ることを重視する。自社畑の大部分を占めるムニエは、フェスティニー村らしい果実味の骨格を生み出す主軸となる品種で、シャルドネとピノ・ノワールがそれを支えている。

1990年からは娘のマリー・ロリオが醸造を、婿のアルバン・ロリオが生産全般を担っており、次世代への継承も着実に進んでいる。こうした体制のもと、ミッシェル・ロリオは畑仕事から瓶詰めまでを一貫して自社で手がける、家族密着型のシャンパーニュづくりを貫いている。

栽培においては、区画ごとに草を生やしたまま管理する「草生栽培」を取り入れ、土壌の水分量を穏やかにコントロールすることで、過湿による腐敗や病害のリスクと、それに伴う農薬の使用量をともに抑えている。肥料や殺菌には化学合成品ではなく有機肥料と銅を優先的に用い、環境負荷を抑えながら健全なブドウを育てる「ウルトラ・レゾネ」な栽培を実践する。こうした地道な取り組みの積み重ねが、農業と環境の両立度を測る認証制度HVE(Haute Valeur Environnementale、高環境価値認証)における最高位、レベル3の取得につながっている。

2012年からは、畑にも植物の生育を助けるとされる音楽「プロテオディー」を導入し、樹木が持つ自然な病害抵抗力を高める試みを続けている。一族の曽祖父・祖父・父がフェスティニー村のファンファーレ楽団員だったという背景もあり、音楽への愛着は栽培から醸造まで一貫したテーマとなっている。

栽培データ
自社畑面積7ha
区画数約20区画
品種構成ムニエ80%・シャルドネ18%・ピノ・ノワール2%
環境認証HVEレベル3(最高位)

醸造方針

収穫したブドウは、1903年に導入されて以来セラーに大切に保存されている伝統的な圧搾機で搾汁される。醸造はクリュや区画ごとに分けたタンクで個別に行われ、トレーサビリティを保ちながら精緻なブレンドを組み立てられる体制が整っている。

瓶詰めや打栓の設備に加え、甘みや香りを最終調整するための自家製リキュール・デクスペディション(門外不出のブレンドとされる)も自社で用意しており、デゴルジュマン(澱抜き)に至るまでの全工程を自社で完結させている点も特徴である。

2010年からは、瓶内二次発酵中のワインにクラシック音楽を聴かせる独自製法「熟成とともに奏でる音楽」を実施している。気泡が生まれ始める最初の2か月間はベートーヴェンの「田園交響曲」を、それ以降はモーツァルトやブラームス、ヴィヴァルディ、エルガーといった作曲家の楽曲を、セラーの中で静かに流し続ける。一族の曽祖父から父の代までフェスティニー村のファンファーレ楽団員を務めてきたという背景が、この一風変わった熟成方法の土台になっている。

受賞歴・国際評価

ミッシェル・ロリオは1980年代からヴィニュロン・アンデパンダン(Vignerons Indépendants)連盟に加盟しており、公式サイトによれば同連盟の運営にも長年携わってきたという。また、1905年から国内外のコンクールで受賞歴を重ねてきたメゾンで、近年も複数の金賞・銀賞を獲得するなど、安定した評価を得ている。

受賞歴に加え、家族一丸となった丁寧なものづくりの姿勢そのものが、シャンパーニュ愛好家からの信頼につながっている。国内外の審査会で得た評価も、家族経営ならではの一貫した品質へのこだわりを裏付けるものといえる。

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