Maurice Vesselle / モリース・ヴェセールは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Bouzyを本拠とするRM / レコルタン・マニピュラン、いわゆる栽培醸造家の銘柄で、自社でブドウを育て、そのブドウでシャンパンを生産しています。
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目次

Maurice Vesselle / モリース・ヴェセール

Maurice Vesselle

モリース・ヴェセール

モリース・ヴェセール(Maurice Vesselle)は、ブジーのグラン・クリュ村に7.5haの自社畑を持つRM(レコルタン・マニピュラン)。ピノ・ノワールの力強さとシャルドネの繊細さを併せ持つ、家族経営ならではの奥深い味わいが魅力です。

基本情報

地区Montagne de Reims / モンターニュ・ド・ランス
- Grande Montagne de Reims / グランド・モンターニュ・ド・ランス
村51150 Bouzy / ブジー [Grand Cru]
所在地2 rue YVONNET, 51150 Bouzy (Google Maps)
公式サイトhttps://champagnemauricevesselle.com/
Mailchampagne.vesselle@wanadoo.fr
SNS@champagne.maurice.vesselle
Tel+33 (0)3 26 57 00 81, +33 (0)3 26 57 83 08(fax)
製造業者種別RM
生産者表記MAURICE VESSELLE LE HORDON

商品更新情報

特徴・スタイル

モリース・ヴェセールが目指すのは、ピノ・ノワールの力強さとシャルドネの繊細さが調和した、骨太でありながらエレガントな味わいです。マロラクティック発酵をあえて行わない一貫した方針により、ブドウ本来のフレッシュな酸と品種の個性をそのまま瓶に閉じ込めています。ロゼ・グラン・クリュはセニエ法で色づけし、赤ワインを加えずに繊細なピンク色と果実味を引き出します。畑では先代譲りの深耕を続け、ブジーという土地の味わいを一杯のグラスに映し出すことに情熱を注いでいます。

歴史・ブランドストーリー

1955年、モリース・ヴェセールがブジーの地で創業したのが物語の始まりです。以来、彼の名は今もラベルに刻まれ、メゾンの原点として大切に受け継がれています。 創業者ならではの探究心は、1976年から2007年にかけてのミレジムを一本一本収集・保管し続けた「MVコレクション」に色濃く表れています。年月を重ねた稀少なヴィンテージ群は、モリース・ヴェセールという名を象徴する存在となりました。 現在、家業を率いるのは息子であるディディエ・ヴェセールとティエリー・ヴェセールの兄弟です。7.5haの家族畑を受け継いだ二人は、先代から培われた伝統を守りながらも現代的な視点を取り入れ、ブジーという特別な土地の個性を次の世代へとつないでいます。

詳細

モリース・ヴェセールは、栽培から醸造、瓶詰めまでのすべての工程を自らの手で担う独立系ヴィニュロンです。単一のブドウ品種や単一の畑にとどまらず、収穫したブドウの個性をそのままボトルに映し出す、ヴィニュロンによるシャンパーニュ(champagnes de vignerons)の精神を体現し、個人事業形態の家族経営としてブジーの地に根を張り続けています。ラベルに記載されるRM(レコルタン・マニピュラン)の表示は、自ら栽培したブドウのみを使い、収穫から瓶詰めまでを一貫して手掛ける生産者であることを示しています。

自社畑は面積7.5haで、その全区画をブジーとトゥール=シュル=マルヌという2つのグラン・クリュ村に限定しています。ブジーは赤ワイン用品種の銘醸地として知られる村であり、この土地に根ざしたモリース・ヴェセールの畑でもピノ・ノワールが主体を占め、力強さと骨格を生み出す軸となっています。補完的に植えられたシャルドネは、そこに繊細さと軽やかさを添える役割を担っています。

畑仕事では、先代から受け継がれた「深耕」という手法を今も大切に守り続けています。畝を立て、土寄せを取り除き、施肥を行うという一連の作業を全区画で丁寧に実施することで、根を土壌の深くまで伸ばし、ブジーという土地が持つ味わいそのものを引き出すことを目指しています。こうした栽培への姿勢はHVE(高環境価値農業)認証の取得にもつながっており、環境と向き合いながら畑を営む姿勢がうかがえます。HVEとは、生物多様性・農薬使用・施肥管理・水資源保全の観点から農業経営全体を評価するフランスの環境認証制度です。畑の中でも「レ・オー・シュマン」は特に個性の際立つ区画として知られ、その個性を余すことなく伝えるために単独ボトリングのキュヴェとしても仕立てられています。

現在、この家族畑を受け継いでいるのは、モリースの息子であるディディエ・ヴェセールとティエリー・ヴェセールの兄弟です。二人は先代から引き継いだ深耕による栽培方針を守りながらも、時代に合わせた工夫を重ね、伝統と現代性を両立させる経営を続けています。個人事業という小規模な体制だからこそ、畑から瓶詰めまでの全工程に目が行き届き、ブジーという土地の個性を余すところなく表現できるのがこのメゾンの強みです。

栽培・生産データ
項目内容
自社畑面積7.5ha
レ・オー・シュマン区画の植栽品種ピノ・ノワール100%
環境認証HVE(高環境価値農業)
創業年1955年
MVコレクション収集期間1976年〜2007年

醸造方針

収穫したピノ・ノワールは、色移りを防ぐために到着後すぐさま搾汁されます。醸造ではマロラクティック発酵をあえて行わない方針を一貫して採用しており、ブドウ本来のフレッシュな酸と品種の個性をそのまま活かすことを重視しています。ピノ・ノワールとシャルドネのアッサンブラージュにおいては、力強さとエレガンスの均衡を志向し、ブジーというグラン・クリュ村の個性を軸に据えながら仕上げています。

ロゼ・シャンパーニュの多くは白ワインに赤ワインを加えるブレンド方式で造られますが、モリース・ヴェセールはこの方法を選ばず、赤ワインを混和しないセニエ法(果皮と果汁を短時間だけ接触させて色素と香りを抽出したのち、果汁のみを引き抜く製法)で仕立て、繊細な色合いと果実味を引き出しています。ラインナップは、希少なミレジムを収集したMVコレクションを筆頭に、通常のミレジム、単独区画「レ・オー・シュマン」から生まれる区画キュヴェ「レ・アティピック」まで多彩に展開しています。さらに、定番のブリュット・キュヴェ・レゼルヴェ、セニエ法によるブリュット・ロゼ・グラン・クリュに加え、コトー・シャンプノワの赤ワイン「ブジー・ルージュ」も手掛け、ピノ・ノワールの表現の幅広さを見せています。「アティピック」とはフランス語で「異例の」を意味し、通常のアッサンブラージュとは一線を画す、単一区画ならではの個性を伝える名にふさわしいキュヴェとなっています。

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