Maurice Grumier / モーリス・グルミエは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Venteuilを本拠とするRM / レコルタン・マニピュラン、いわゆる栽培醸造家の銘柄で、自社でブドウを育て、そのブドウでシャンパンを生産しています。
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目次

Maurice Grumier / モーリス・グルミエ

Maurice Grumier

モーリス・グルミエ

モーリス・グルミエは、ヴァレ・ド・ラ・マルヌ・リヴ・ドロワのヴァントゥイユ村を本拠とする造り手です。1743年から続くヴィニュロンの家系で、1928年に自社ブランドでのシャンパーニュ造りが始まりました。マルヌ川の両岸に広がる自社畑のブドウだけを用い、ピノ・ムニエを軸にした低介入の造りを続けています。

基本情報

地区Vallée de la Marne / ヴァレ・ド・ラ・マルヌ
- Vallée de la Marne Rive Droite / ヴァレ・ド・ラ・マルヌ・リヴ・ドロワ
村51480 Venteuil / ヴァントゥイユ
所在地13 route d'Arty, 51480 Venteuil (Google Maps)
公式サイトhttps://champagne-grumier.com
Mailchampagnegrumier@wanadoo.fr
SNS@champagne_grumier
Tel+33 (0)3 26 58 48 10, +33 (0)3 26 58 66 08(fax)
設立1928
製造業者種別RM
生産者表記EARL MAURICE GRUMIER

商品更新情報

特徴・スタイル

グルミエの造りを貫いているのは、ブドウに手を加えすぎないという姿勢です。果汁は品種ごと、区画ごとに分けて発酵させ、そのおよそ半分は樽やフードルのなかで育てられます。木は香りを付けるためではなく、ワインをゆっくり育てるために使われます。 仕上げでは清澄も濾過も基本的に行わず、ドサージュも控えめに抑えます。味わいを覆う工程を削ぎ落とすことで、ピノ・ムニエを軸としたふくよかな果実味と、みずみずしい果実の香りをそのまま届けることを目指しています。10種ほどのキュヴェは、いずれもこの考えの延長線上にあります。

歴史・ブランドストーリー

グルミエ家がヴァントゥイユでブドウを育ててきた歩みは、1743年までさかのぼります。その長い栽培の歴史のなかで、一族が自らの名でシャンパーニュを世に出したのは1928年でした。曽祖父にあたるアマンが自社ブランドでの製造を始め、妻アリーヌが経営を支えます。ブランドとしての起点はこの年にあります。 いっぽう「モーリス・グルミエ」という現在の名が生まれたのは1945年です。戦後まもなく2haの畑を継いだモーリスが、自らの名を冠したブランドを興しました。当時はピノ・ムニエをほぼ唯一の品種とし、少量のピノ・ノワールを加えた単一のキュヴェだけを造る小さな蔵でした。 モーリスの死後、20歳そこそこで跡を継いだギーは、一族として初めて白ブドウの樹を植え、当時の最新設備を導入しました。畑は2haから6haへと広がります。1980年代には妻フランソワーズとともに新しいキュヴェを世に送り出しました。現在はファビアンとエレーヌが蔵を担っています。キュヴェに冠された「アリーヌ」「アマン」の名は、1928年に礎を築いた二人にちなむとされます。

詳細

自社畑は9haで、31の区画が本拠のヴァントゥイユのほか、ダムリー、ルイユ、ドルマン、フェスティニー、ネル=ル=ルポン、バリュー=ス=シャティオンの計7村に分かれています。品種の内訳はピノ・ムニエが55%、シャルドネが25%、ピノ・ノワールが20%で、この土地の主役であるピノ・ムニエを軸としながら、白ブドウにも相応の面積を割いている構成です。

マルヌ川の右岸にあたるヴァントゥイユ、ダムリー、ルイユの約4.5haは、白亜質の土壌に粘土が混じり、丘陵の上部では砂も加わります。左岸の約4.5haは、石灰質を主体とするフェスティニーと、粘土質を主体とするドルマンに広がります。フェスティニーはピノ・ムニエが力を発揮する一帯で、いっぽうの右岸はこのあたりとしてはシャルドネの比率が高いことが特徴です。平均樹齢は30年で、最も古い樹は1968年に植えられました。畑では下草を生やしたまま育て、耕耘を行う農法を続けています。

栽培・生産データ
自社畑面積9ha
区画数31区画
畑のある村7村
品種構成ピノ・ムニエ55%/シャルドネ25%/ピノ・ノワール20%
平均樹齢30年(最古は1968年植樹)
年間生産量約8万本
保有する樽・フードル約100個(全体量の約50%に使用)
木樽での熟成期間6〜18か月
ヴァン・クレール在庫400hL(年間生産量の約3/4相当)
瓶内熟成の在庫4年分

醸造方針

搾汁には3段構造の重力式プレス機を用い、区画ごとに分けて搾ります。得られた果汁はポンプで送らず、重力でデブルバージュ用のタンクへ落ちる仕組みです。発酵は温度管理されたステンレス製の角型タンクで、品種別・区画別に小さな容量で進められます。

これと並行して約100個の樽とフードルを保有し、アルコール発酵の段階から全体量のおよそ50%に木を使います。木樽での熟成は6〜18か月です。毎年100種類を超えるヴァン・クレールを確保しているため、アッサンブラージュの組み立てには大きな自由度があります。2005年からはソレラ方式を導入し、レゼルヴ・ペルペチュエル(継ぎ足しながら維持するリザーヴワイン)と組み合わせています。

一次発酵を終えたワインは澱に触れさせたまま6か月以上ねかせ、コラージュ(清澄)や濾過は基本的に行いません。木を生かした造りへ舵を切ったのは2004年で、この年にオーク樽を再び取り入れました。

環境への取り組み

2014年、シャンパーニュ地方でも最初期にHVE(高い環境価値)の認証を取得しました。有機農業への取り組み段階を示すラベルも、1つの事業所で取得しています。自らの畑のブドウで造ることを加盟条件とするヴィニュロン・アンデパンダンにも名を連ねています。

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