目次
Matthieu Godme Guillaume
マチュー・ゴドメ・ギョーム
基本情報
| 地区 | Montagne de Reims / モンターニュ・ド・ランス - Grande Montagne de Reims / グランド・モンターニュ・ド・ランス |
| 村 | 51360 Verzenay / ヴェルズネイ [Grand Cru] |
| 所在地 | - |
| 公式サイト | - |
| SNS | @matthieu_godme_guillaume |
| 製造業者種別 | NM |
| 生産者表記 | SCEV BS GODME |
商品更新情報
特徴・スタイル
歴史・ブランドストーリー
詳細
畑があるのは、モンターニュ・ド・ランス地区のグラン・クリュ、ヴェルズネイです。ここを中心に、同じくグラン・クリュのヴェルジィとボーモン=シュル=ヴェル、プルミエ・クリュのヴィレ=マルムリーへと区画が広がり、4つの村にまたがる自社畑を少しずつ受け継いできました。ヴィレ=マルムリーの畑は1897年にはすでに拓かれていたと伝わり、100年を超えて世代から世代へと引き継がれてきた土地です。
保有する畑は5ha余りとけっして大きくはなく、ひとつながりの区画というよりも、村ごとに点在する小さな畑を積み重ねてきた構成です。長い年月の中で家族の畑が少しずつ枝分かれしながら受け継がれてきた歴史が、この分散した畑の姿にそのまま表れています。
植えられている品種はシャルドネとピノ・ノワールの2種のみで、ムニエは使いません。樹齢30〜40年に達する古樹が中心で、除草剤や殺虫剤を使わず、多品種の被覆作物による草生栽培と浅い耕耘によって土壌の生命力を保つ栽培を続けています。公的な有機認証こそ取得していないものの、実践している内容は非認証の有機栽培にあたります。認証取得よりも、畑での実践そのものを重視する姿勢がうかがえます。
古樹の多くは先代までの世代が植えたものです。植え替えを急がず、樹齢を重ねた樹から生まれる果実の凝縮感を大切にする姿勢は、代々受け継がれてきた栽培哲学のひとつといえます。
| 自社畑面積 | 約5.35ha |
|---|---|
| 品種構成 | シャルドネ約2/3・ピノ・ノワール約1/3 |
| 平均樹齢 | 30〜40年 |
醸造方針
収穫したブドウは天然の酵母のみで発酵させます。ブレンドの一部を中古樽で仕込み、残りはステンレスタンクで醗酵させ、亜硫酸の添加は最小限にとどめて清澄・濾過も行いません。2018年ヴィンテージ以降は、村ごとに継ぎ足し方式でリザーブワインを保持するペルペチュエル方式を採用し、収穫年を重ねるごとに味わいの厚みを蓄えています。
ベースとなるキュヴェは瓶詰め前に澱の上で最低9か月、瓶内での熟成は最低30か月に加えてデゴルジュマン後もコルクで6か月以上寝かせます。プルミエ・クリュ格の畑から生まれるキュヴェは単一ヴィンテージのみで仕込み、樽発酵を経て澱の上で最低12か月熟成させるなど、畑の格付けに応じて仕込み方を変えています。これだけ長い期間を置くのは、瓶内でじっくり熟成させることで泡と味わいに一体感を持たせるためです。
村ごとに分けて保持したリザーブワインは、仕込むキュヴェに応じて組み合わせを変えており、単一の畑区画だけでなく複数村のブレンドでも表情の違いを生かせるようにしています。仕込みの単位も、複数の村をまとめたブレンドと、ひとつの村だけで仕上げる仕込みとを使い分けており、どちらも同じ醸造哲学のもとで造られています。
醗酵槽や樽の選択、亜硫酸を抑える判断は、いずれも畑ごとの個性を醸造の過程で薄めないための工夫です。清澄剤やフィルターに頼らないぶん仕込みの手間は増えますが、収穫したブドウの状態をそのまま瓶詰めまで運ぶことを優先しています。ひとつの村・ひとつの区画から生まれるブドウの個性を、ブレンドで均そうとせずにそのまま活かしています。派手さよりも、静かな緊張感のある味わいづくりが、醸造全体を貫く軸になっています。その姿勢は今後も変わらないと考えられます。
評価
ドイツの専門誌『マイニンガーズ・ゾムリエ』では、新たに見出された注目の造り手として紹介されました。同世代の意欲的な造り手たちとともに取り上げられ、今後の展開が注目されています。パリの飲食店のワインリストに採用される例も少しずつ出てきているとされ、若手グロワーとして着実に知名度を広げつつあります。ヴェルズネイというグラン・クリュ村を拠点にしながら、これから評価を積み重ねていく段階のブランドといえます。今後の収穫年の仕上がりにも注目が集まりそうです。これからの成長が楽しみな一軒です。
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