Marie Stuart / マリー・スチュアートは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Taissyを本拠とするNM / ネゴシアン・マニピュランの銘柄です。
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目次

Marie Stuart / マリー・スチュアート

Marie Stuart

マリー・スチュアート別名:メアリー・ステュアート

マリー・スチュアートは、スコットランド女王メアリー・スチュアートの名を冠したモンターニュ・ド・ランス発のシャンパーニュ・メゾン。ピノ・ノワールとピノ・ムニエ主体のバランス重視のトラディション系と、シャルドネ主体の上級キュヴェの2つの個性を併せ持つ。

基本情報

地区Montagne de Reims / モンターニュ・ド・ランス
- Grande Montagne de Reims / グランド・モンターニュ・ド・ランス
51500 Taissy / タイシー [Premier Cru]
所在地4 rue Joseph Cugnot, 51500 Taissy (Google Maps)
公式サイトhttps://mariestuart.fr/
Mailinfo@mariestuart.fr
Tel+33 (0)3 26 77 50 10, +33 (0)3 26 77 50 19(fax)
設立1919
製造業者種別NM
インポーターイオンリカー株式会社

商品更新情報

特徴・スタイル

マリー・スチュアートが目指すのは、誰もが親しみやすいバランスの良さ。ピノ・ノワールとピノ・ムニエを主体としたトラディション系は、ブリュットやロゼ、やや甘口のドゥミ・セックまで幅広くラインナップし、日々の食卓に寄り添う柔らかな味わいに仕上げている。一方、シャルドネを約9割用いる上級キュヴェ「キュヴェ・ド・ラ・レーヌ」は、より繊細で華やかな個性を表現する。 ブドウは手摘みで収穫し、一番搾りの果汁のみを品種ごとに温度管理されたステンレスタンクで個別に醸造。マロラクティック発酵を経たのち、キュヴェに応じて36ヶ月から60ヶ月という長めの熟成期間を設け、じっくりと味わいを育てている。

歴史・ブランドストーリー

1867年、ランスの名士メートル・ドーブレスがこのメゾンを興した。名前の由来はスコットランド女王にしてフランス王妃でもあったメアリー・スチュアート。彼女はランス滞在中、叔母である修道院長ルネ・ド・ロレーヌが治めるサン=ピエール=レ=ダム修道院(Abbaye Saint-Pierre-les-Dames)に長く身を寄せ、その気品と教養で当時の文人や住民の心をとらえたと伝えられる。 創業から現在に至るまで、メゾンは1927年、1954年、1972年と複数回オーナーを変えながら歴史を重ねてきた。転機が訪れたのは1994年、アラン・ティエノーが経営権を取得し、マリー・スチュアートはグループ・ティエノーの記念すべき第一号ブランドとなった。同グループはボルドーとシャンパーニュに拠点を持ち、2010年時点でシャンパーニュ・メゾン第8位の規模を誇るまでに成長している。

詳細

マリー・スチュアートは、モンターニュ・ド・ランスのタイシーに本拠を置くネゴシアン・マニピュラン(NM)である。自社畑25haを保有する一方、原料ブドウの大部分はモンターニュ・ド・ランス、ヴァレ・ド・ラ・マルヌ、コート・デ・ブランの3地区に広がるレコルタンや協同組合から幅広く調達しており、地域ごとの個性を組み合わせるネゴシアン方式によって安定した品質と多様な味わいの土台を築いている。モンターニュ・ド・ランスはピノ・ノワール、ヴァレ・ド・ラ・マルヌはピノ・ムニエ、そしてコート・デ・ブランはシャルドネがそれぞれ得意とされる産地であり、この3地区からブドウを集めることで、品種ごとの個性を活かした多彩なアッサンブラージュが可能になっている。自社畑だけに頼らず複数地区から原料を仕入れることで、単一畑主体のメゾンにはないブレンドの自由度を確保している点も特徴のひとつだ。

経営母体はS.A.(SVVC)で、1994年にアラン・ティエノーが買収して以降、グループ・ティエノー最初の一員としての歩みを続けている。従業員数はグループ内の関連会社と合算して58名、年間の平均出荷本数は約170万本に達し、シャンパーニュ地方でも一定の存在感を持つメゾンに成長した。こうした体制のもと、日常のシーンで気軽に楽しめるトラディション系から特別な瞬間にふさわしい上級キュヴェまで、幅広いニーズに応えるラインナップを展開している。

栽培・生産データ
項目数値
自社畑面積25ha
従業員数58名
年間平均出荷本数約170万本
セラー貯蔵本数約500万本
熟成期間(トラディション系)36ヶ月
熟成期間(上級キュヴェ系)60ヶ月

醸造方針

ブドウはすべて手摘みで収穫され、品種ごとに分けて温度管理されたステンレスタンクで個別に醸造される。使用するのは一番搾りの果汁のみで、雑味の少ないピュアな果実味を引き出す。すべてのキュヴェでマロラクティック発酵を実施し、リンゴ酸を乳酸へと変化させることで角の取れた円やかな酸を実現している。ピノ・ノワールとピノ・ムニエを主体とするトラディション系(ブリュット、ロゼ、ドゥミ・セックなど)は滓との接触期間を36ヶ月確保し、シャルドネを約9割用いる上級キュヴェ「キュヴェ・ド・ラ・レーヌ」系は60ヶ月という長期熟成を経て、より複雑で奥行きのある味わいに仕上げられる。長期の滓熟成によって生まれる複雑味と、フレッシュな果実味とのバランスを重視する姿勢が、マリー・スチュアートらしい味わいの骨格を形づくっている。

生産体制

本社を置くタイシーには受付・事務所・醸造施設が併設されているほか、約500万本を貯蔵する別のセラーも保有する。マリー・スチュアートは独自の醸造・熟成設備を持たず、タイシーとランスにあるグループ・ティエノーの施設を共用する体制をとっており、グループ全体としての生産基盤を活かしながら醸造を行っている。グループ内で醸造・熟成の設備を一体的に運用することで、規模を活かした効率的な生産体制を実現している。

経営はグループ・ティエノー会長でもあるアラン・ティエノーが率い、醸造面はシェフ・ド・カーヴのイザベル・マリーが統括する。生産責任者にはアレクサンドル・ウデア、畑作業やヴィニュロンとの提携をニコラ・ユリエルが担当しており、栽培から醸造まで一貫した体制が敷かれている。こうした専門チームの連携が、伝統と品質を両立させる基盤となっている。

受賞歴・評価

Guide Hachette des Vinsは、フランスを代表するワインガイドの一冊として知られる。マリー・スチュアートは2001年版から2010年版まで複数年にわたり継続的に掲載されており、トラディション系やキュヴェ・ド・ラ・レーヌ系、キュヴェ・ソムリエールなどが星1つの評価を中心に紹介されてきた。長年にわたり安定した評価を積み重ねてきたことが、メゾンとしての信頼性を裏づけている。

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