Louise Brison / ルイーズ・ブリゾンは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Noé-les-Malletsを本拠とするRM / レコルタン・マニピュラン、いわゆる栽培醸造家の銘柄で、自社でブドウを育て、そのブドウでシャンパンを生産しています。
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目次

Louise Brison / ルイーズ・ブリゾン

Louise Brison

ルイーズ・ブリゾン

ルイーズ・ブリゾンは、コート・デ・バール地区バルセカネの地で、ノン・ヴィンテージを一切造らずオーク樽仕込みのヴィンテージ・シャンパンだけを追求するメゾンである。1900年の創業以来、家族4代にわたり畑を守り継ぎ、最低5年の瓶内熟成を経た骨太な一本を届けている。

基本情報

地区Côte des Bar / コート・デ・バール
- Barséquanais / バルセカネ
村10360 Noé-les-Mallets / ノエ=レ=マレ
所在地10 Le Grand Mallet, 10360 Noé-les-Mallets (Google Maps)
公式サイトhttps://louise-brison.fr/
SNS@champagnelouisebrison
Tel+33 (0)3 25 29 62 58 +33 (0)6 07 38 92 08, +33 (0)3 25 38 68 82(fax)
製造業者種別RM

商品更新情報

特徴・スタイル

ルイーズ・ブリゾンのシャンパンを一言で表すなら、「樽の温もりをまとった骨太な一本」。全てのキュヴェをオーク樽で醸造・熟成し、ノン・ヴィンテージは一切造らない徹底ぶりが特徴だ。 シャルドネ100%で仕上げるキュヴェは輪郭のはっきりした骨格を、ピノ・ノワールを主体としたアッサンブラージュは奥行きのある厚みを描く。瓶詰め後も最低5年という長い熟成期間を経ることで、若さの角が取れ、まろやかで複雑な味わいへと育っていく。

歴史・ブランドストーリー

物語は1900年、ノエ=レ=マレの地でわずかな葡萄畑を守り抜いた女性、ルイーズ・ブリゾンから始まる。当時、葡萄栽培は決して割に合う仕事ではなかったが、彼女はその小さな畑を手放さなかった。 以来4世代にわたり受け継がれてきたこの家族経営は、1991年、ルイーズの孫にあたるフランシス・ブリュレの代で大きな転機を迎える。オーク樽で熟成させたヴィンテージ・シャンパンの自社元詰めを始め、ドメーヌは新たな方向へと歩み出した。 2004年頃には、フランシスの娘であり、農業技術者・エノロジストでもあるデルフィーヌ・ブリュレが経営を継承した。2017年から有機栽培への転換に着手し、2020年ヴィンテージから認証を取得。曾祖母が守った小さな畑は、今も進化を続けている。

詳細

ルイーズ・ブリゾンは、コート・デ・バール地区バルセカネのノエ=レ=マレ村に自社畑を構えるメゾンである。13〜15haほどの限られた面積の畑を、家族の手で丁寧に管理する小規模生産者だ。畑は標高320mの南南東向き斜面に広がり、理想的な日照条件のもとブドウを育てる。品種構成はピノ・ノワールを主体とし、シャルドネが補完的な役割を担う。

土壌はキンメリジャン期の粘土石灰質で、海洋生物の化石を豊富に含むのが特徴だ。コート・デ・バールには他のシャンパーニュ地方でみられる白亜(クレイエ)の地層がなく、そのテロワールはランス地方よりもむしろシャブリに近いとされる。石灰質にミネラル分を蓄えたこの土壌は、ブドウの根に凝縮感を与え、ルイーズ・ブリゾンのワインに骨格と塩味をもたらす土台となっている。

栽培・醸造データ
項目データ
自社畑面積約13〜15ha
標高320m
樽熟成期間約9か月
瓶内熟成期間(シュール・ラット)最低5年
認証有機農業(Agriculture Biologique)

醸造方針

収穫したブドウは、圧送ポンプなどを避け、重力を活かした方式で丁寧に搬送される。ブドウへの負荷を抑え、果実の状態をそのまま生かすための工夫だ。ルイーズ・ブリゾンが手掛けるのは、ノン・ヴィンテージを一切造らず、すべてがヴィンテージ・シャンパンという徹底したスタイルである。

全てのワインはオーク樽で醸造・熟成され、区画や品種ごとに樽を分けて個別に識別・管理する。この方式により、それぞれの区画が持つ個性を最後まで見極めながら仕込むことができる。樽熟成期間は約9か月。マロラクティック発酵は一律には行わず、その年のヴィンテージ・ワインごとに必要性を見極めて判断する。瓶詰め後は無濾過のまま、最低5年間のシュール・ラット(瓶内熟成)を経てから出荷される。長期の熟成がもたらす複雑味と、オーク由来の骨格が、このメゾンのシャンパンに一貫した個性を刻んでいる。

ラインナップは、シャルドネ100%をオーク樽で仕込む「Chardonnay de la Côte des Bar」、複数品種をアッサンブラージュした「A l'Aube de la Côte des Bar」、ピノ・ノワール100%をマセラシオンして仕上げるロゼの3種を軸とする。いずれも単一ヴィンテージでの展開にこだわり、長期瓶熟とオーク樽の一貫使用がルイーズ・ブリゾン全体を貫くスタイルとなっている。

有機栽培への転換

ルイーズ・ブリゾンは近年、環境に配慮した栽培への転換を進めている。公式サイトによれば2017年に有機栽培への切り替えに着手し、2020年ヴィンテージから有機農業(Agriculture Biologique)認証を取得した。現当主デルフィーヌ・ブリュレは農業技術者・エノロジストとしての専門知見を活かし、この転換を主導してきた人物でもある。曾祖母の代から4世代にわたり守られてきた畑を、次の世代によりよい形で引き継ぐための取り組みといえるだろう。

受賞歴・国際評価

ルイーズ・ブリゾンはロバート・パーカー(Wine Advocate)やワイン・エンスージアスト(Wine Enthusiast)といった海外の著名評価誌から90点台の評価を複数回・継続的に獲得してきた。国際的なコンクールでもコンクール・モンディアル・ド・ブリュッセルでグランド金賞・金賞を複数回受賞しているほか、コンクール・デ・シャルドネ・デュ・モンドでも金賞を獲得している。

国内でもヴィナリー(Vinalies)をはじめとするフランス国内の主要コンクールで金賞・グランプリ・優秀賞を多数受賞し、ゴ・エ・ミヨー・デ・シャンパーニュやギド・アシェット、ラ・ルヴュ・デュ・ヴァン・ド・フランスといった主要ワイン誌・ガイドにも継続的に掲載されている。デカンター・ワールド・ワイン・アワードでも銀賞・銅賞を複数獲得しており、伝統的な手法を守りながら着実に品質を積み重ねてきた成果がうかがえる。

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