Larmandier Père & Fils / ラルマンディエ・ペール・エ・フィスは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Cuisを本拠とするRM / レコルタン・マニピュラン、いわゆる栽培醸造家の銘柄で、自社でブドウを育て、そのブドウでシャンパンを生産しています。
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目次

Larmandier Père & Fils / ラルマンディエ・ペール・エ・フィス

Larmandier Père & Fils

ラルマンディエ・ペール・エ・フィス

ラルマンディエ・ペール・エ・フィスは、コート・デ・ブランのキュイを拠点に、シャルドネ100%のブラン・ド・ブラン専業として1870年代から続くブランドです。低圧の柔らかな泡が持ち味の「ペルレ」の系譜を受け継ぎ、繊細で緊張感のある味わいを届けています。

基本情報

地区Côte des Blancs / コート・デ・ブラン
村51530 Cuis / キュイ [Premier Cru]
所在地1 rue de la République, 51530 Cuis (Google Maps)
公式サイト-
Mailchampagne.larmandier@wanadoo.fr
Tel+33 (0)3 26 57 52 19, +33 (0)3 26 59 79 84(fax)
製造業者種別RM
生産者表記S.A.S PIERRE GIMONNET & FILS
関連銘柄familygroup

商品更新情報

特徴・スタイル

すべての畑がシャルドネのみで構成され、コート・デ・ブランの銘醸地ごとにテロワールを分けて醸造するのが持ち味です。淡い金色に緑の照りを宿し、極めて細かな泡と柑橘・白い花を思わせる軽やかな香りが特徴とされます。緊張感のあるフレッシュな酸を軸に、食前の一杯としても楽しめる仕立てです。低圧仕込みの「ペルレ」に代表されるように、ガス圧を抑えたやわらかな飲み口を追求する姿勢も、このブランドらしい個性のひとつです。

歴史・ブランドストーリー

1870年代、キュイの地でブドウ栽培を営んでいたラルマンディエ家から、シャンパーニュ黎明期にコート・デ・ブランで最初期に自家醸造・自社ブランド化に踏み出した造り手の一人、ジュール・ラルマンディエが現れます。1920年代には、通常より低い圧力で仕上げる「プティット・ムース」仕立てのキュヴェ「ペルレ」を考案し、軽やかな泡を持ち味とする個性を確立しました。 20世紀後半、家業を継いだ当主が地元の名門一族へ嫁いだことをきっかけに、畑とブランドの管理はその一族へ引き継がれます。1995年には法人としての体制が整理され、独立した会社としてではなく、地元の造り手が受け継ぐブランドという形へと姿を変えました。それでも「ラルマンディエ・ペール・エ・フィス」の名は消えることなく、2023年には商標が改めて更新登録され、今も現役のブランドとして歩みを続けています。

詳細

畑はキュイの醸造拠点を中心に、コート・デ・ブランのグラン・クリュ格付けを持つクラマン、シュイィ、オジェと、プルミエ・クリュのキュイ、ヴェルテュにまたがって広がっています。いずれの区画もシャルドネのみで占められ、複数のグラン・クリュ村から届く果実を軸に骨格のしっかりしたキュヴェを組み立てられるのが強みです。所有区画の大半がコート・デ・ブランに集中しているうえ、樹齢30年を超える古樹が中心を占めることも、香りの深みと味わいの厚みを支える土台になっています。

栽培データ
品種構成シャルドネ100%
コート・デ・ブラン産比率98%
樹齢30年超比率75%
樹齢40年超比率40%
年間生産量約20,000本

醸造方針

収穫はすべて手摘みで行い、伝統的な圧搾方法でジュースを抽出します。区画やテロワールごとに分けて仕込むことで、産地ごとの個性を仕上げに反映させるのが基本の考え方です。温度管理下でアルコール発酵とマロラクティック発酵を進めたのち、ステンレスなど中性的な容器で一定期間落ち着かせてから瓶詰めし、瓶内でじっくりと熟成させてからリリースします。ドサージュは全体に控えめに抑え、果実由来の酸とミネラル感を前面に出す方向性を貫いています。低めのガス圧で仕上げる「ペルレ」の製法は1920年代に考案されて以来受け継がれており、軽やかな飲み心地を丁寧に作り込む姿勢が表れています。一部のリリースは、地区の生産者が結成する品質憲章「クラブ・トレゾール・ド・シャンパーニュ」の規格にのっとった専用ボトルで仕立てられてきました。

評価

レンジは、ノンヴィンテージのブリュットから、単年の収穫にこだわるミレジメ、単一グラン・クリュ村の果実だけで仕立てるブラン・ド・ブランまで、幅広い構成で展開されています。フランスの代表的なワインガイド「ギド・アシェット」には、2000年代を中心に複数回にわたってキュヴェが選出されており、ブラン・ド・ブランとしての完成度が繰り返し評価されてきました。テロワール別に仕込む醸造方針とあわせて、コート・デ・ブランのシャルドネらしい繊細さを伝え続けているブランドといえます。

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