Jean Paul Deville / ジャン・ポール・ドゥヴィルは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Verzyを本拠とするNM / ネゴシアン・マニピュランの銘柄です。
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目次

Jean Paul Deville / ジャン・ポール・ドゥヴィル

Jean Paul Deville

ジャン・ポール・ドゥヴィル

ジャン・ポール・ドゥヴィルは、モンターニュ・ド・ランスのグラン・クリュ、ヴェルジィに拠点を置くシャンパーニュメゾン。5世代にわたるブドウ栽培の歴史を礎に、収穫からボトリングまでを自らの手で一貫して手がけ、フィネスとエレガンスを重視したスタイルを追求している。

基本情報

地区Montagne de Reims / モンターニュ・ド・ランス
- Grande Montagne de Reims / グランド・モンターニュ・ド・ランス
村51380 Verzy / ヴェルジィ [Grand Cru]
所在地13 Rue Carnot, 51380 Verzy (Google Maps)
公式サイトhttps://champagnedeville.fr/
Mailcontact@champagnedeville.fr
SNS@champagne_deville
Tel+33 (0)3 26 97 93 50, +33 (0)3 26 97 95 04(fax)
製造業者種別NM
生産者表記SARL CHAMPAGNE JEAN-PAUL DEVILLE

商品更新情報

特徴・スタイル

ジャン・ポール・ドゥヴィルが目指すのは、力強さよりもフィネスとエレガンスを前面に出したスタイルだ。長期にわたる瓶内熟成を経ることで、パンのような香ばしさと白い果実、柑橘系の爽やかな香りが層を成し、なめらかな飲み口へとまとまっていく。 ヴェルジィはピノ・ノワールの銘醸地として知られるが、同メゾンはシャルドネの可能性にも早くから着目し、伝統的な三品種のアッサンブラージュを軸にしながら独自の個性を磨いてきた。長期熟成による厚みと、透明感のある果実味を両立させることが、同家のワインづくりの核となっている。

歴史・ブランドストーリー

ジャン・ポール・ドゥヴィルの物語は、19世紀のヴェルジィに始まる。ドゥヴィル家は5世代にわたってこの村でブドウを育て、収穫したブドウをランスの大手メゾンに納める栽培農家として歩んできた。転機となったのは1966年、当時23歳のジャン=ポールが自らの手でワインを仕込む決意を固めたことだった。1968年には自社プレス機を完成させ、収穫からボトリングまでを一貫して手がける体制を築き上げ、自身の名を冠した最初のボトルを世に送り出す。 1986年には伝統的なブレンド製法によるロゼ・シャンパーニュを発売し、当時としては先駆的な試みとして評価された。さらに1996年、ピノ・ノワールの銘醸地として知られるヴェルジィにありながら、自社シャルドネの品質にあえて着目し、ブラン・ド・ブランを世に問う。 近年は、ランスでエノロジーの国家資格を取得した娘マリー=アリス・ドゥヴィルが家業に加わり、父娘二人三脚で舵を取る。創業50周年を迎えた2018年には、マリー=アリスの発案でプティ・メリエやアルバンヌといった古代品種を含む特別キュヴェが生み出され、メゾンの新たな一章を刻んだ。

詳細

ジャン・ポール・ドゥヴィルは、モンターニュ・ド・ランスに属するグラン・クリュ、ヴェルジィに本拠を置くシャンパーニュメゾンである。ドゥヴィル家は19世紀からこの村で5世代にわたりブドウを栽培してきた家系で、長らく収穫したブドウをランスの大手メゾンへ販売する栽培農家であった。転機となったのは1966年、当時23歳だったジャン=ポール・ドゥヴィルが自家醸造を志したことで、1968年に自社プレス機を完成させたことにより、収穫からボトリングまでを一貫して手がける体制が整った。現在はSARL Champagne Jean-Paul Devilleとして、家族経営の体制を維持している。

醸造の拠点となる「プレソワール・ドゥヴィル(Pressoir Deville)」は、ヴェルジィ村内のリュー・ディ「ピエール・モネ(Pierre Monnaie)」に位置し、村を抜けるD34号線沿いにある。本社は13 rue Carnot, 51380 Verzyにあり、収穫されたブドウはここに集められ、搾汁からボトリングまでの全工程がこの拠点で行われる。「プレソワール」とはフランス語で搾汁小屋を意味し、その名の通り、収穫期にはこの拠点でブドウの選果と搾汁が行われる。

自社畑はヴェルジィを中心に、マルヌ県からオーブ県にかけて点在する14の優良クリュにまたがっている。中心となるヴェルジィはグラン・クリュに格付けされたピノ・ノワールの銘醸地だが、離れたコート・デ・ブラン地区にもシャルドネ用の畑を保有し、一部はプルミエ・クリュの区画も含む。ヴェルジィ産のピノ・ノワールと、コート・デ・ブラン産のシャルドネという離れた二つのテロワールを組み合わせられることが、同メゾンのアッサンブラージュに厚みと奥行きを与えている。

使用するブドウ品種は、シャンパーニュの伝統的な三品種――ピノ・ノワール、ムニエ、シャルドネ――を基本とする。ヴェルジィの畑ではピノ・ノワールを中心とした栽培が行われる一方、コート・デ・ブランの畑からは軽やかで柑橘香の高いシャルドネが得られ、両者を組み合わせることでメゾン全体のスタイルに深みを与えている。1986年には伝統的な製法によるロゼ・シャンパーニュを、1996年には自社シャルドネの品質を核としたブラン・ド・ブランを発売するなど、単一品種構成のキュヴェにも早くから取り組んできた。

生産データ
創業1968年
本拠地格付けグラン・クリュ100%(ヴェルジィ)
保有クリュ数14(マルヌ県〜オーブ県)
二次発酵後の熟成期間36〜84ヶ月(多くのキュヴェ)
デゴルジュマン後の瓶内静置期間最低3ヶ月(一部6ヶ月)

醸造方針

アルコール発酵はステンレスタンクで行い、キュヴェに応じてマロラクティック発酵を完全に行う場合と、一部にとどめる場合とを使い分けている。瓶内二次発酵後の澱との接触期間はキュヴェによって幅があるが、多くのキュヴェで36〜84ヶ月という長期の熟成を経ており、パンのような香ばしさや複雑なアロマの土台を作り上げている。

デゴルジュマン後も出荷までは最低3ヶ月、一部のキュヴェでは6ヶ月にわたって瓶内で静置させ、ドザージュ後の状態を十分に落ち着かせてから市場に送り出す。こうした手間を惜しまない工程の積み重ねが、白い果実や柑橘のニュアンスを備えた、フィネスとエレガンスを重視するスタイルを支えている。

経営体制

現当主であるマリー=アリス・ドゥヴィルは、ランスでエノロジーの国家資格を取得したのち家業に加わった5代目にあたる。畑仕事と醸造をジャン=ポールが担い、顧客対応や経営戦略をマリー=アリスが担当する、父娘二人三脚の体制が同メゾンの特徴である。創業50周年にあたる2018年には、マリー=アリスの発案によって、プティ・メリエやアルバンヌといった古代品種を取り入れた特別キュヴェが生み出され、伝統と新しい発想を融合させる姿勢を示した。長年にわたり培われてきた栽培への情熱と、次世代が持ち込む新たな視点を融合させながら、ジャン・ポール・ドゥヴィルは家族経営ならではの一貫性を保ち続けている。

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