Jean Michel / ジャン・ミシェルは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Moussyを本拠とするRM / レコルタン・マニピュラン、いわゆる栽培醸造家の銘柄で、自社でブドウを育て、そのブドウでシャンパンを生産しています。
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目次

Jean Michel / ジャン・ミシェル

Jean Michel

ジャン・ミシェル

ジャン・ミシェルは、コトー・シュッド・デペルネ地区ムーシー村で170年以上続く家族経営のRM(レコルタン・マニピュラン)生産者。当主オリヴィエ・ミシェルが自社畑9区画のブドウのみを醸造し、9つのクリュが生む繊細な個性をキュヴェごとに描き分けています。

基本情報

地区Vallée de la Marne / ヴァレ・ド・ラ・マルヌ
- Côteaux Sud d'Epernay / コトー・シュッド・デペルネ
村51530 Moussy / ムーシー
所在地15 rue Jean Jaures, 51530 Moussy (Google Maps)
公式サイトhttps://www.champagnejeanmichel.com/
Mailcontact@champagnejeanmichel.fr
SNS@champagne_jeanmichel
Tel+33 (0)3 26 54 03 33, +33 (0)3 26 51 62 66(fax)
製造業者種別RM
生産者表記EARL JEAN MICHEL

商品更新情報

特徴・スタイル

ジャン・ミシェルの真骨頂は、9つのクリュをひとつの畑として一括りにせず、それぞれの個性を生かす醸造にあります。区画ごと、品種ごとに小分けして仕込むことで、樹齢50年を超える古木がもたらす深み、若木ならではの瑞々しさといった違いをそのまま閉じ込め、アッサンブラージュの段階でパズルを組み立てるように一本のキュヴェへと編み上げていきます。 有機栽培に基づく丁寧な畑仕事を土台に、定番のスタンダードキュヴェから、ブラン・ド・ノワール、ブラン・ド・ブラン、ナチュール系、長期熟成のヴィノテークまで幅広いレンジを展開。一つの畑から生まれる多彩な表情を楽しめる造り手です。

歴史・ブランドストーリー

ジャン・ミシェルの歴史は1847年、ムーシー村でミシェル家がブドウ栽培を始めたことにさかのぼります。当時は収穫したブドウを大手メゾンに納める栽培農家だったが、1912年、現当主オリヴィエ・ミシェルの曾祖父の代に大きな転機が訪れます。自らのブドウで仕込んだシャンパーニュを自社元詰めで世に送り出す、商業化への一歩を踏み出したのです。 以来、ミシェル家は5世代にわたり同じ情熱を畑と醸造に注ぎ続けてきました。1991年には家族経営の農業法人EARL JEAN MICHELとして法人登記し、体制を整えます。現在は当主オリヴィエが栽培から醸造までを一貫して担い、フロランスがフランス国内外への出荷や接客を支える二人三脚のスタイルです。 2019年には有機栽培認証を取得し、伝統を守りながらも時代に応じた栽培への転換を果たしました。170年を超える歳月をかけて積み重ねてきた家族の物語は、いまも変わらぬ情熱とともにグラスの中に息づいています。

詳細

ジャン・ミシェルは、コトー・シュッド・デペルネ地区のムーシー村に本拠を置く、家族経営の生産者です。法人形態は農業経営体(EARL)で、1991年にEARL JEAN MICHELとして法人登記されました。当主オリヴィエ・ミシェルが栽培から醸造、瓶詰めまでの全工程を自社畑の収穫のみを使って一貫して手がけるレコルタン・マニピュラン(RM)で、外部から購入したブドウやワインを一切用いない点が特徴です。フロランスはフランス国内外への出荷や顧客対応を担当し、栽培・醸造のオリヴィエと二人三脚でメゾンを支えています。

自社畑は約12haで、ピノ・ムニエ、シャルドネ、ピノ・ノワールの3品種を栽培します。区画は樹齢50年を超える古木から、植え替えられて間もない若木まで幅広く、性格の異なる9つのクリュに分かれています。この区画ごとの土壌や樹齢の違いをあえて均一化せず個別に管理することが、キュヴェごとに異なる繊細さやエレガンスを生み出す土台になっています。

栽培は2019年に取得した有機栽培認証に基づいて行われ、化学合成農薬や化学肥料に頼らない管理を徹底します。冬は樹の負担を抑える剪定、春は余分な芽を落とす芽かき、夏は枝を誘引しながら病害を防ぐ管理、秋は畑ごとの熟度を見極めた収穫と、季節に応じた作業を一つひとつ丁寧に積み重ねます。剪定を短めに抑えて樹勢を制御し、畝間には草を生やして土壌の生態系を保つなど、根が健全に発達する環境づくりに力を注いでいる点も特徴です。こうした地道な畑仕事の積み重ねが、化学的な調整に頼らずにテロワールの個性をそのままブドウへ映し出すことにつながっています。

1847年にブドウ栽培を始め、1912年には自社元詰めによる商業化へと踏み出したミシェル家にとって、1991年の法人化と2019年の有機栽培認証取得は、伝統を守りながら時代の要請に応える体制づくりの一環といえます。

栽培・生産データ
項目内容
自社畑面積約12ha
保有クリュ数9区画
主要品種ピノ・ムニエ、シャルドネ、ピノ・ノワール
法人設立1991年(EARL)
有機栽培認証取得2019年
認証HVE、有機栽培認証(AB)

醸造方針とキュヴェ構成

収穫したブドウは9つのクリュと3品種の組み合わせごとに分けてタンクや樽で個別に醸造し、その後のアッサンブラージュで各キュヴェの個性を組み立てます。区画や品種をあらかじめ一つにまとめず個別に仕込むことで、それぞれが持つ味わいの違いを最後まで見極めながらブレンドできる点が、この造り手の醸造哲学の核といえます。熟成は伝統的な地下セラーで行われ、じっくりと時間をかけてワインの骨格をまとめていきます。こうした手間を惜しまない造りが、毎年安定した品質のキュヴェを生み出す支えになっています。

こうした造りを土台に、ラインナップは非常に幅が広いです。軸となるスタンダードキュヴェに加え、赤系品種のみで仕立てるブラン・ド・ノワール、白ブドウのみのブラン・ド・ブラン、ドサージュを抑えたナチュール系、長期熟成による深みを楽しむヴィノテークまで、多彩なカテゴリーを展開します。近年はシャンパーニュ以外にスティルワインの造りにも取り組んでおり、ひとつの生産者でありながら幅広い個性を飲み比べられる点が魅力になっています。

認証と評価

栽培面ではHVE(高環境価値)認証と有機栽培認証(AB)の双方を取得し、ヴィニュロン・アンデパンダンおよびACB(Association des Champagnes Biologiques)にも加盟します。環境に配慮した生産体制を早くから整えてきたことは、こうした複数の認証取得や団体加盟にも表れています。こうした姿勢や造りの質は外部の評価誌でも取り上げられており、星付きで紹介された実績も持ちます。こうした認証や団体活動は、大量生産に頼らず、家族経営として畑と向き合う姿勢を裏付けるものであり、ジャン・ミシェルというメゾンの信頼性を支える基盤にもなっています。

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