Jean Claude Mouzon / ジャン・クロード・ムゾンは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Verzenayを本拠とするRM / レコルタン・マニピュラン、いわゆる栽培醸造家の銘柄で、自社でブドウを育て、そのブドウでシャンパンを生産しています。
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目次

Jean Claude Mouzon / ジャン・クロード・ムゾン

Jean Claude Mouzon

ジャン・クロード・ムゾン

ジャン・クロード・ムゾンは、モンターニュ・ド・ランスのグラン・クリュ村ヴェルズネイを拠点に、4つのグラン・クリュ村に畑を持つ家族経営のレコルタン・マニピュラン(RM)。現当主2人の「二面性」をテーマに、伝統と個性が息づくシャンパーニュを生み出している。

基本情報

地区Montagne de Reims / モンターニュ・ド・ランス
- Grande Montagne de Reims / グランド・モンターニュ・ド・ランス
51360 Verzenay / ヴェルズネイ [Grand Cru]
所在地4 rue des Perthois, 51360 Verzenay (Google Maps)
公式サイトhttp://www.champagne-jean-claude-mouzon.com/
Mailcontact@champagne-mouzon.com
SNS@jeanclaudemouzonchampagne
Tel+33 (0)3 26 49 48 11, +33 (0)3 26 49 45 45(fax)
製造業者種別RM
生産者表記SCEV LA MOUZONNERIE

商品更新情報

特徴・スタイル

ジャン・クロード・ムゾンのシャンパーニュは、「二面性」というブランドコンセプトのもと、力強さと繊細さの対比を軸に設計されている。主軸となるピノ・ノワールとシャルドネという黒白2品種の対比はもちろん、醸造面にもその哲学が表れる。通常のキュヴェはステンレスタンクで軽やかに仕上げる一方、最上位シリーズはヴェルジィの森のオーク樽で発酵・熟成させ、マロラクティック発酵も経て、より複雑で奥行きのある味わいに仕立てられる。ヴィンテージ間の均質性を意識したリザーブワインの活用も、ブレの少ない安定した味わいを支えている。

歴史・ブランドストーリー

メゾン名の由来となった先代ジャン=クロードが、家業としてこのドメーヌを育て上げた。現在は4代目にあたるフレデリック・ラエマドとセドリック・ラエマドが経営を引き継いでいる。姓は異なるが、これは代替わりの過程で生まれた自然な変化であり、ブランド名にはいまも創業者ジャン=クロードの名が刻まれている。 二人の出会いは柔道の道場だった。共通の情熱で結ばれた2人は、やがてジャン=クロードの畑仕事に加わるようになり、少しずつ栽培から醸造までを任されるようになった。今ではヴェルズネイのグラン・クリュ畑を舞台に、メゾンの中心的な担い手として日々の仕事を積み重ねている。ブランドが掲げる「デュアリティ(二面性)」というコンセプトは、そんな2人の個性の対比そのものを映し出している。

詳細

ジャン・クロード・ムゾンは、モンターニュ・ド・ランス地区のグラン・クリュ村ヴェルズネイに拠点を構える、家族経営のレコルタン・マニピュラン(RM)である。醸造と元詰めを担うのはSCEV LA MOUZONNERIEで、ブランド名の由来となった先代ジャン=クロードから数えて4代にわたり受け継がれてきた家業でもある。畑仕事から醸造・元詰めまでを一貫して自社で手がける姿勢が、このドメーヌの土台になっている。この一貫した体制が、ヴィンテージごとの個性を丁寧に見極める姿勢にもつながっている。

自社畑は合計6.5haで、43区画に細かく分散している。所在するのはヴェルズネイ・ヴェルジィ・ボーモン=シュル=ヴェル・マイィ=シャンパーニュの4村で、いずれもモンターニュ・ド・ランスを代表するグラン・クリュ村にあたる。複数村にまたがる畑を持つことで、単一畑では得がたい土壌・気候条件の幅を確保している点も特徴のひとつといえる。この43区画という細かな分割は、村ごと・区画ごとに異なる土壌や日照条件を個別に見極めながら管理する姿勢の表れでもある。栽培品種はピノ・ノワールとシャルドネの2品種が軸で、一部のキュヴェにはピノ・ムニエも5%ほど使用される。

畑ではHVE(Haute Valeur Environnementale/高環境価値認証)を取得しており、環境負荷を抑えた栽培管理が徹底されている。HVEは、化学農薬の使用量削減や生物多様性の保全など、複数の基準を満たした畑にのみ与えられる認証であり、取得後も継続的な取り組みが求められる。土地と向き合いながら丁寧に育てられたブドウが、このメゾンのシャンパーニュの骨格を形づくっている。

栽培データ
自社畑面積6.5ha
区画数43区画
主要品種ピノ・ノワール、シャルドネ(一部キュヴェにピノ・ムニエ5%)
環境認証HVE(Haute Valeur Environnementale)

醸造方針

収穫はすべて手摘みで行われ、房の状態を見極めながら丁寧に摘み取られる。圧搾では一番搾りの果汁のみを使用し、二番搾り以降の果汁は用いないことで、渋みや雑味の少ない澄んだ果汁を確保している。仕込みの段階からブドウ本来の個性を活かす姿勢が徹底されているのが特徴だ。

通常のキュヴェはステンレスタンクでアルコール発酵を行い、酸をまろやかにするマロラクティック発酵はあえて行わない方針を貫くことで、果実の輪郭がくっきりと残るシャープな仕上がりを目指している。一方、最上位シリーズはヴェルジィの森で採れたオークの樽で発酵・熟成させ、マロラクティック発酵も経ることで、より複雑で奥行きのある味わいへと仕立てられる。同じドメーヌの畑から生まれながら、仕込み方によって表情がまったく異なる2つの系統を持つことが、このメゾンの醸造哲学を象徴している。

キュヴェによってはリザーブワインの活用比率を高め、ヴィンテージ間の均質性を意識した設計がなされている。リザーブワインとは、収穫年の異なるワインを保管・ブレンドに用いる手法で、単年の気候差を緩和し、メゾンとしての一貫した味わいを保つ役割を担う。天候による年ごとの変化を吸収しながらも、飲み手にはいつも変わらぬ安定した味わいを届けようとする姿勢がうかがえる。ブランドが掲げる「デュアリティ(二面性)」というコンセプトは、こうした対照的な醸造アプローチの積み重ねのなかにも表れており、畑・品種・仕込みのすべてにおいて2つの個性を響き合わせる設計思想が貫かれている。

畑仕事から醸造、瓶詰めに至るまでを家族の手で一貫して担うからこそ、ヴェルズネイをはじめとするグラン・クリュ村々の個性を、余計な手を加えずに素直にグラスへと映し出すことができる。ジャン・クロード・ムゾンのシャンパーニュには、土地への敬意と、2つの個性を掛け合わせる挑戦の両方が、今もなお息づいている。

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