J. M. Gremillet / J.M.グルミエは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Balnot-sur-Laignesを本拠とするNM / ネゴシアン・マニピュランの銘柄です。
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目次

J. M. Gremillet / J.M.グルミエ

J. M. Gremillet別名:Gremillet

J.M.グルミエ別名:グルミエ

J.M.グルミエ(J. M. Gremillet)は、コート・デ・バールの丘陵地に自社畑を構え、輸出を軸に発展してきたシャンパーニュメゾンです。1979年の創業以来、ピノ・ノワール主体の骨格あるスタイルで、世界50の大使館・領事館にも選ばれています。

基本情報

地区Côte des Bar / コート・デ・バール
- Barséquanais / バルセカネ
村10110 Balnot-sur-Laignes / バルノ=シュル=レーニュ
所在地Envers de Valeine, 10110 Balnot-sur-Laignes (Google Maps)
公式サイトhttps://champagne-gremillet.fr/
SNS@champagnegremillet
Tel+33 (0)3 25 29 37 91, +33 (0)3 25 29 30 69(fax)
設立1979
製造業者種別NM
生産者表記SAS CHAMPAGNE GREMILLET

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特徴・スタイル

J.M.グルミエのスタイルは、コート・デ・バールらしい骨格のあるピノ・ノワールを軸に、シャルドネで繊細さとフレッシュ感を加えるアッサンブラージュが持ち味です。赤い果実の厚みとストラクチャーを土台に、飲み手を包み込むような柔らかさを重ねていきます。 哲学の核にあるのは、詩人アントニオ・マチャードの言葉「歩みながら道はできる(Al andar se hace camino)」。ボトルの口元を飾るコイフには上昇していくモチーフが施され、歩みを重ねて道を切り拓いてきたメゾンの姿勢を静かに物語っています。

歴史・ブランドストーリー

J.M.グルミエは、母リュリュから譲り受けた小さな区画を出発点に、ジャン=ミシェル・グルミエが1979年に興したメゾンです。創業当初から輸出、なかでも世界各国の大使館や領事館へのルートに力を注ぎ、その関係は今も約50の大使館・領事館との取引として続いています。 畑の拡大にあたっては、2004年から出資者を募るGFV(ヴィティコル土地共同出資組合)という仕組みを導入し、以後シャンパーニュ地方に複数のGFVを設立。2013年にはレ・リセのクロ・ロシェ区画を取得するなど、自社畑の充実を図ってきました。 現在は創業者の娘アンヌ・グルミエが広報・マーケティングを担い、息子ジャン=クリストフ・グルミエとその配偶者ステファン、アンヌの配偶者カリーヌも経営に加わり、家族経営として次の世代へとメゾンを受け継いでいます。

詳細

法人としてはCHAMPAGNE GREMILLET(E.N.A.C.)、資本金300万ユーロのSASとして運営されており、現在は「Champagne Gremillet」のブランド名で公式サイトやSNSでの発信を行っています。

自社畑はバルノ=シュル=レーニュを中心に、レ・リセに隣接するコート・デ・バール南部の、急峻で日当たりの良い丘陵斜面に広がっています。畑の規模は集計の範囲によって40〜55ha程度の幅があり、品種構成はピノ・ノワールが8割前後を占め、残りをシャルドネが占める構成です。土壌はキンメリジャン期の石灰質を基盤に、泥灰土(マルヌ)が混じり合う複合的な性格を持ち、ピノ・ノワールに骨格と赤系果実の凝縮感を与えています。

畑の拡大は、2004年に導入したGFV(ヴィティコル土地共同出資組合)という仕組みを軸に進められてきました。出資者を募って区画を取得していく手法で、2022年時点ではシャンパーニュ地方に8つのGFVを設立し、約200名の出資者とともに合計約8haの畑を育てています。2013年にはレ・リセのクロ・ロシェ区画を取得するなど、コート・デ・バールを拠点にしながら着実に畑を広げてきました。自社畑だけでは足りない部分は、モンギューやクラマン、ベトンといった産地の生産者から買いブドウで補完し、年間約80名の提携生産者とともにアッサンブラージュの幅を支えています。

栽培・醸造データ
自社畑面積約40〜55ha
主要品種構成ピノ・ノワール 80〜85%、シャルドネ 15〜20%
GFV(ヴィティコル土地共同出資組合)8組合、出資者約200名、合計約8ha
クロ・ロシェ区画1.4ha(2013年取得)
提携生産者年間約80名
圧搾基準4,000kgから2,050Lのみ使用
澱との接触期間最低22ヶ月、ミレジメは最長5年
太陽光パネル設置面積1,200m²

醸造方針

圧搾は、4,000kgのブドウから得られる最初の搾り分だけを使うという自主基準を設けています。量にすると2,050Lで、法定上限の2,550Lを下回る、より厳格な線引きです。自社のシャンパーニュはすべてこの一番搾りのみで造られ、雑味の少ない純度の高い果汁を土台にしています。この基準は、フレッシュ感と純度を重視するハウスの姿勢を反映しています。

収穫後は秋から冬にかけてワインを清澄化・複数回の濾過を行い、年明けにシェフ・ド・カーヴがアッサンブラージュを決定します。醸造家と仲間のヴィニュロンによる複数回のテイスティング委員会を経ることで、年による違いを均しながらハウススタイルの一貫性を保っています。ティラージュは収穫翌年の春に行い、澱の上での熟成は最低22ヶ月、ミレジメは最長5年に及び、法定基準の15ヶ月・3年を上回る自主基準で仕上げられます。ルミュアージュはジャイロパレットによる機械式、デゴルジュマンはマイナス27℃の冷却槽でボトル口部の澱を凍結させて取り除く伝統的な手法を採用しています。

認証と環境への取り組み

栽培面では2020年からHVE(高環境価値)レベル3の認証を取得し、環境に配慮した圃場管理を進めています。一部のキュヴェはECOCERTによるオーガニック認証も取得しており、環境負荷の低減に向けた取り組みを重ねています。2024年には自社セラーの電力を賄う太陽光パネル1,200m²を設置し、生産面でも持続可能性への配慮を進めています。こうした環境面での取り組みは、畑から醸造まで一貫した姿勢としてメゾンを支えています。

海外展開・評価

創業当初から力を注いできた輸出は今も健在で、世界50の大使館・領事館で採用されるなど、外交ルートを通じた国際的な広がりを持つのが特徴です。この輸出重視の姿勢は次の世代にも受け継がれ、ヨーロッパをはじめ世界各地の市場でメゾンの名を広げる原動力になっています。ブラン・ド・ノワールのスタイルやシャルドネ主体のキュヴェが、Decanterやシャルドネ・デュ・モンド(Chardonnay du Monde)といった国際コンクールで金賞を獲得するなど、レンジ全体として高い評価を積み重ねています。

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