Herbert Beaufort / エルベール・ボーフォールは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Bouzyを本拠とするRM / レコルタン・マニピュラン、いわゆる栽培醸造家の銘柄で、自社でブドウを育て、そのブドウでシャンパンを生産しています。
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目次

Herbert Beaufort / エルベール・ボーフォール

Herbert Beaufort

エルベール・ボーフォール

エルベール・ボーフォール(Herbert Beaufort)は、グラン・クリュ村ブジーに拠点を置くレコルタン・マニピュラン。自社畑のピノ・ノワールを主体に、骨格としっかりした飲みごたえを備えた力強いスタイルのシャンパーニュを手がける、家族経営のメゾンである。

基本情報

地区Montagne de Reims / モンターニュ・ド・ランス
- Grande Montagne de Reims / グランド・モンターニュ・ド・ランス
村51150 Bouzy / ブジー [Grand Cru]
所在地32 rue de Tours, 51150 Bouzy (Google Maps)
公式サイトhttp://www.champagne-herbert-beaufort.com/
Mailbeaufort-herbert@wanadoo.fr
SNS@champagne.herbert.beaufort
Tel+33 (0)3 26 57 01 34, +33 (0)3 26 57 09 08(fax)
設立1929
製造業者種別RM
生産者表記S.C.E.V HERBERT BEAUFORT

商品更新情報

特徴・スタイル

エルベール・ボーフォールのシャンパーニュは、グラン・クリュ村ブジーならではのピノ・ノワールを主体とした、骨格のしっかりした力強い味わいが持ち味である。果実の凝縮感とヴィノジテ(ワインとしてのコクと厚み)を感じさせる骨太な赤ワイン用品種の個性が、グラスの中でも存在感を放つ。 一方で、ブジー産ピュア・シャルドネを用いたブラン・ド・ブランは対照的な表情を見せる。金緑がかった色調と繊細な泡立ちが際立ち、力強さと繊細さという二つの顔を併せ持つレンジ構成が、このメゾンの奥行きを物語っている。

歴史・ブランドストーリー

エルベール・ボーフォールの物語は、16世紀にまでさかのぼるボーフォール家のブドウ栽培に端を発する。伝承によれば、一族は1599年から12代にわたりヴィニュロンとしてブジーの地を守り続けてきたとされる。 1900年、マルスラン・ボーフォールがブジー産の赤・白ワイン「ヴァン・ナチュール」の販売を開始し、1904年のエペルネ、1907年のパリのコンクールでメダルを獲得。この評価が一家の礎を築いた。1929年、マルスランは息子エルベール・ボーフォール(1910-1973)とともにシャンパン生産に着手する。メゾン名は、このエルベールの名に由来する。 現在は、エルベールの息子アンリ・ボーフォールが当主を務め、その息子であるユーグとルドヴィックが経営を担う。創業家の血脈は途切れることなく、4代にわたってブジーのテロワールを受け継いでいる。

詳細

エルベール・ボーフォールの拠点は、モンターニュ・ド・ランス地区のグラン・クリュ村ブジーである。エシェル・デ・クリュにおいて格付け100%を誇るブジーは、シャンパーニュ地方でも屈指の評価を受ける産地であり、16世紀からブドウ栽培に携わってきたボーフォール家は、この地で代々畑を守り続けてきた一族である。テロワールへの深い理解が、栽培方針の根底にある。

自社畑はブジーを中心に、アンボネイ、トゥール=シュル=マルヌ、ヴェルジィ、ヴェルズネイといった複数のグラン・クリュ村、さらにマルイユ=シュル=アイやトレパイユのプルミエ・クリュ村にも広がっている。単一の村に依存せず、複数のクリュにまたがる畑を所有することで、それぞれの区画が持つ個性を活かしたブレンドが可能になっている。栽培の中心となるのはピノ・ノワールで、シャルドネがこれを補う構成となっている。グラン・クリュは格付け100%、プルミエ・クリュは90〜99%の村に与えられる区分であり、こうした複数の高格付け村に畑を持つことは、原料面での大きな強みとなっている。

経営母体はS.C.E.V(民事共同経営会社)エルベール・ボーフォールで、独立系ヴィニュロンの全国組織であるヴィニュロン・アンデパンダンにも加盟する家族経営メゾンである。自社畑ではフランスの環境認証制度における最高区分HVE3(Haute Valeur Environnementale レベル3)を取得しており、化学資材への依存を抑えた栽培への取り組みが評価されている。こうした体制のもとで、畑仕事から醸造までを一貫して自社で手がける生産者としての姿勢が貫かれている。

栽培・生産データ
自社畑面積13ha
うちピノ・ノワール10ha
うちシャルドネ3ha
HVE3認証取得済み
ブジー・ルージュ熟成期間2年

醸造方針

コトー・シャンプノワは、シャンパーニュ地方で造られる非発泡の静止ワインに与えられるAOCで、ブジーはその代表的な産地として知られる。コトー・シャンプノワ・ブジーの赤の静止ワインであるブジー・ルージュは、毎年ヴィンテージを表記して仕込まれる一本で、手摘みしたブドウを手作業で除梗したのち、オーク製のピエス・ドゥミミュイ・フードルで2年間熟成させる。同じくコトー・シャンプノワ・ブジーの白であるブジー・ブランは、シャルドネを主体に醸造される。

リザーブワインの活用にも力を入れており、複数年にわたり大切に積み重ねてきたリザーブワインを豊富にストックすることで、長期熟成による厚みと複雑味を備えたアッサンブラージュを可能にしている。こうした時間をかけたワイン造りが、ブジーならではの骨格あるスタイルを支えている。

このように、グラン・クリュとプルミエ・クリュにまたがる畑からの上質な原料と、手間を惜しまない醸造、そして厚みのあるリザーブワインの活用が組み合わさることで、エルベール・ボーフォールならではの骨格ある味わいが生み出されている。

受賞歴・評価

ゴ・エ・ミヨでは主要キュヴェが軒並み高く評価されており、レンジを通じて安定した品質の高さがうかがえる。特に評価の高いキュヴェは複数年にわたって掲載が続いており、一過性でない安定感がうかがえる。

また、独立系ヴィニュロンの生産者団体であるヴィニュロン・アンデパンダンが主催するコンクールでは、A.O.C シャンパーニュ、シャンパーニュ・グラン・クリュ、シャンパーニュ・プルミエ・クリュ、コトー・シャンプノワ・ブジーという4つのカテゴリすべてでメダルを受賞している。単一のアペラシオンにとどまらず、複数のカテゴリで評価を得ている点は、レンジ全体の完成度の高さを裏付けるものといえる。

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