Guy de Forez / ギィ・ド・フォレーズは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Les Riceysを本拠とするRM / レコルタン・マニピュラン、いわゆる栽培醸造家の銘柄で、自社でブドウを育て、そのブドウでシャンパンを生産しています。
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目次

Guy de Forez / ギィ・ド・フォレーズ

Guy de Forez

ギィ・ド・フォレーズ別名:ギィ・ド・フォレズ

ギィ・ド・フォレーズは、コート・デ・バール地区レ・リセ村で親子二代にわたり畑を受け継ぐRM(レコルタン・マニピュラン)メゾン。ピノ・ノワール主体の自社畑と、地域に先駆けた持続可能な栽培への取り組みが個性の核となっている。17世紀の建物に構えるカーヴで、伝統的な手法による造りを続ける。

基本情報

地区Côte des Bar / コート・デ・バール
- Barséquanais / バルセカネ
10340 Les Riceys / レ・リセ
所在地32 Rue du Général Leclerc, 10340 Les Riceys (Google Maps)
公式サイトhttps://www.guydeforez-riceys.fr/
Mailchampagne.guydeforez@wanadoo.fr
SNS@champagneguydeforezriceys
Tel+33 (0)3 25 29 98 73
製造業者種別RM
生産者表記LA SCEA DU VAL DU CEL,

商品更新情報

特徴・スタイル

ギィ・ド・フォレーズが目指すのは、ピノ・ノワール97%という圧倒的な比率が支える、骨格のしっかりした力強い味わいだ。自社畑のほぼ全域をこの品種が占め、レ・リセ村特有のキンメリジャン期の石灰質泥灰岩や硬質石灰岩からミネラル感を引き出す。伝統的な垂直式圧搾機での優しい搾汁、コラージュ(清澄剤添加)を行わない濾過のみの清澄処理、ピュピトルによる手作業のルミュアージュなど、一つひとつの工程に手間を惜しまない。骨太なピノ・ノワールの果実味を軸に、じっくりと熟成を重ねることで奥行きのある味わいへと仕上げていく。

歴史・ブランドストーリー

ギィ・ド・フォレーズの歴史は、1950年代にロラン・ヴェナーが取得したレ・リセ村の小さな区画から始まったとされる。当初はぶどうを他社に販売する栽培農家だったが、1980年代に自社醸造(ヴィニフィカシオン)へ踏み出し、シャンパーニュの瓶詰めまでを自らの手で手がけるレコルタン・マニピュランへと歩みを進めた。 拠点となるのは17世紀に建てられた建物で、ヴォールト天井のカーヴが当時の面影を今に伝えている。1990年代にはコート・デ・バール地区における持続可能な栽培のパイオニアの1つとなり、2008年に発足した政府主導の農薬使用低減実証事業「DEPHYネットワーク」にも参画するなど、環境負荷の低減に早くから取り組んできた。 現在はロランの子である現当主フランシス・ヴェナーと、妻シルヴィ・ヴェナーが夫婦二人三脚で経営を担い、先代から受け継いだ畑と哲学を次の世代へつないでいる。

詳細

ギィ・ド・フォレーズの自社畑は、コート・デ・バール地区に位置するレ・リセ村の中に広がっている。レ・リセ村はシャンパーニュ全体でも最大級の栽培面積を持つ村として知られ、その土地の中でヴェナー家は面積10ha前後の畑を守り続けている。品種構成はピノ・ノワールが97%を占め、ムニエ2%、シャルドネ1%というごくわずかな割合が加わる程度で、畑全体がほぼピノ・ノワール一色に染まっているのが最大の特徴だ。こうした品種構成は、コート・デ・バール地区の中でも特にピノ・ノワールへの傾倒が強いスタイルを物語っている。

畑が根を下ろすのは、キンメリジャン期に形成された石灰質泥灰岩と、硬質な石灰岩が幾層にも重なる土壌で、コート・デ・バール地区のなかでもバルセカネ地区に典型的な地質構造とされる。石灰分を豊富に含んだこの土壌が、ぶどうに繊細なミネラル感と、シャンパーニュに欠かせない骨格を与えている。栽培においては区画ごとの状態を継続的にモニタリングしながら、収穫はすべて手摘み・選果で行い、収穫したぶどうの質を畑の段階から見極める体制を敷いている。

栽培方針の軸となるのはリュット・レゾネ、すなわち農薬や化学資材の使用を必要最小限に抑える減農薬型の慣行栽培だ。ヴェナー家は1990年代からコート・デ・バール地区における持続可能な栽培のパイオニアの1つとして知られており、2008年に発足したフランス政府主導の農薬使用低減実証事業「DEPHYネットワーク」にも早くから参画してきた。こうした積み重ねの成果として、2012年には持続可能な栽培認証「TERRA VITIS」を取得し、環境負荷を項目ごとに数値評価するフランスの環境認証制度「HVE(高環境価値認証)」でも、最高位にあたるレベル3を獲得している。ぶどう栽培から醸造までを自らの手で行うレコルタン・マニピュランとして、栽培段階での環境配慮を重視する姿勢は、このメゾンのアイデンティティそのものになっている。

醸造方針

収穫されたぶどうは、伝統的な垂直式圧搾機でゆっくりと優しく搾汁される。垂直式圧搾機は現代の高速な圧搾機に比べて手間がかかるものの、果汁への負荷が少なく、雑味の少ないピュアな果汁を得やすいとされる。得られた果汁はシャンパーニュ方式(méthode champenoise)に則り、瓶内二次発酵を経てシャンパーニュへと仕上げられる。一次発酵はステンレスタンクで行われ、酸をまろやかにするマロラクティック発酵も実施することで、ピノ・ノワール由来の力強さに丸みを添えている。

清澄処理では、澱を早く沈めるためのコラージュ(清澄剤添加)をあえて行わず、濾過のみで仕上げる方針を貫く。手間と時間はかかるものの、ぶどう由来の風味をできる限りそのまま瓶に閉じ込めるための選択だ。動瓶(ルミュアージュ)も機械式のジャイロパレットではなく、今なおピュピトルを用いた手作業で行われている。デゴルジュマンについても、瓶口を凍結させる現代的な方式ではなく、澱を含んだ瓶内の圧力だけで栓を抜く伝統的な「デゴルジュマン・ア・ラ・ヴォレ」方式を守り続けている。

こうした手間のかかる工程へのこだわりは、瓶内リー(澱)熟成に長い時間をかける造りにも表れている。出荷を急がず、時間をかけて骨格を磨き上げる姿勢を大切にしている。

本拠を構えるのは17世紀に建てられた建物で、当時の面影を残すヴォールト天井のカーヴが今も現役で使われている。家族経営ならではの目の行き届いた管理のもと、畑仕事から瓶詰めまでの一つひとつの工程に手間を惜しまない姿勢が、ギィ・ド・フォレーズのシャンパーニュに一貫した骨格の強さを与えている。現在は先代から受け継いだ哲学のもと、フランシス・ヴェナーと妻シルヴィが日々の畑仕事と醸造を担っている。

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