Guy de Chassey / ギィ・ド・シャゼは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Louvoisを本拠とするRM / レコルタン・マニピュラン、いわゆる栽培醸造家の銘柄で、自社でブドウを育て、そのブドウでシャンパンを生産しています。
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目次

Guy de Chassey / ギィ・ド・シャゼ

Guy de Chassey

ギィ・ド・シャゼ

ギィ・ド・シャゼは、シャンパーニュ地方ルーヴォワ村にグラン・クリュ100%の自社畑を持つ、7世代にわたり続くRM(レコルタン・マニピュラン)メゾン。マロラクティック発酵をあえて行わず果実味とフレッシュさを守り抜く醸造スタイルを軸に、現在は母娘二代で伝統を受け継いでいる。

基本情報

地区Montagne de Reims / モンターニュ・ド・ランス
- Grande Montagne de Reims / グランド・モンターニュ・ド・ランス
村Val de Livre / ヴァル=ド=リーヴル
- 51150 Louvois / ルーヴォワ [Grand Cru]
所在地1 place de la Demi Lune, 51150 Louvois (Google Maps)
公式サイトhttps://www.champagne-guy-de-chassey.com/
Mailinfo@champagne-guy-de-chassey.com
SNS@champagneguydechassey
Tel+33 (0)3 26 57 04 45, +33 (0)3 26 57 82 08(fax)
製造業者種別RM
インポーターアオセフランス株式会社
アールアンドダブリュ株式会社

商品更新情報

特徴・スタイル

ギィ・ド・シャゼが目指すのは、ピノ・ノワールの力強さとシャルドネの繊細さが調和した味わいだ。多くのキュヴェで7割前後を占めるピノ・ノワールが骨格をつくり、シャルドネが軽やかな酸で輪郭を整える。ラインナップは幅広く、シャルドネとピノ・ノワールを等量でアサンブラージュしオーク樽で熟成させた重厚なキュヴェやミレジメから、100%ピノ・ノワールのブラン・ド・ノワール(エクストラ・ブリュット)、ブジーの古樹ピノ・ノワールを用いたロゼまで揃う。

歴史・ブランドストーリー

ギィ・ド・シャゼの歴史は、7世代にわたってシャンパーニュ地方ルーヴォワ村でぶどうを育ててきた一族の物語である。当初の2世代はぶどう栽培のみを担うヴィニュロンだったが、3代目に至って自らワインを醸造し瓶詰めまで手がけるレコルタン・マニピュランへと歩みを進めた。メゾンの名は、1929年から1993年まで当主を務めたギィ・ド・シャゼの名に由来する。彼が築いた礎は次代へと受け継がれ、現在はマリー・オディール・ド・シャセとその娘イングリッド・ド・シャセの母娘2代がともに経営の舵を取っている。メゾンの建物は、12世紀に築かれフランス王家ゆかりの人物も所有し要人が滞在したというルーヴォワ村の古城(革命期の損壊を経て一部が現存する)の向かいに位置し、一族が根を張ってきた土地の歴史を静かに物語っている。

詳細

シャンパーニュ地方モンターニュ・ド・ランス地区に位置するルーヴォワ村は、村全体が100%グラン・クリュに格付けされた稀少な村のひとつである。ギィ・ド・シャゼは、この村を本拠地とし、7世代にわたって受け継がれてきた9.5haの自社畑を営むレコルタン・マニピュラン(RM)である。自社畑はルーヴォワのほか、同じくグラン・クリュに格付けされるブジー、プルミエ・クリュのトキシエール=ミュトリーの3コミューンに分散しており、ピノ・ノワール75%、シャルドネ25%という構成でぶどうが育てられている。

畑の土壌は粘土石灰質で、多くの区画が南向き・南東向きの斜面に開けており、日照条件に恵まれている。栽培にあたっては畑の一部で草生栽培と耕起を組み合わせる「理性的栽培」を実践し、土壌・水・大気・生物多様性の保全を重視する姿勢を貫いている。こうした取り組みはフランスの環境認証であるHaute Valeur Environnementale(HVE)の取得にもつながっており、メゾンはまた独立系の栽培醸造家が集うヴィニュロン・アンデパンダンにも加盟し、家族経営ならではの一貫した哲学を畑仕事の隅々にまで反映させている。

畑仕事の哲学は、家族経営として世代を超えて受け継がれてきた点に色濃く表れている。現在はマリー・オディール・ド・シャセとその娘イングリッド・ド・シャセの母娘2代が経営にあたり、栽培から醸造までを一貫して見守る体制を維持している。ぶどう栽培に対するこうした地道な姿勢は、収穫量を追うのではなく、土地の個性を丁寧に映し出すワインづくりを志向する醸造哲学へとそのままつながっていく。こうした家族経営の連続性は、単なる技術の継承にとどまらず、土地への敬意やぶどう栽培への謙虚な姿勢そのものを次世代に伝える営みとなっている。

生産データ
自社畑面積9.5ha
品種構成ピノ・ノワール75%/シャルドネ25%
経営世代7世代
発酵温度18℃前後
認証Haute Valeur Environnementale(HVE)

マロラクティック発酵を行わない醸造哲学

収穫したぶどうは、木製の垂直式圧搾機でゆっくりと圧搾される。搾汁後のアルコール発酵はステンレス製タンクで行われ、18℃前後という比較的低めの温度で管理される。こうした丁寧な温度管理のもとで、酵母の働きを穏やかに保ちながら発酵が進められる。

特筆すべきは、多くのシャンパーニュメゾンが採用するマロラクティック発酵を、ギィ・ド・シャゼがあえて行わない点である。りんご酸を乳酸に変えるこの工程を省くことで、ワインが本来持つフレッシュな酸とぶどうの果実味を最大限に残し、同時に長期熟成に耐えるポテンシャルを確保するという狙いがある。フレッシュさ、熟成による深み、そして果実味という3つの要素をどれも犠牲にしないための選択であり、メゾンの醸造哲学の核をなす部分と言える。

仕上げの動瓶(ルミュアージュ)も機械に頼らず、全量を手作業で行っている。手間のかかる工程だが、瓶ごとの状態を確かめながら丁寧に澱を集めることで、最終的な仕上がりの質を高める意図がある。搾汁から動瓶に至るまで、随所に手仕事へのこだわりが息づいている醸造スタイルである。

こうした一連の工程には、効率や量産を優先するのではなく、一本のシャンパーニュに時間と手間を惜しまないという姿勢が貫かれている。派手さはなくとも、丁寧な仕事の積み重ねが、ワインに宿る奥行きを支えている。

国際的な評価

ギィ・ド・シャゼが手がけるキュヴェの数々は、国際的なワインコンクールやガイドブックにおいて継続的にメダルや星付きの評価を獲得している。レコルタン・マニピュランとして畑と醸造の両面にこだわり抜く姿勢が、こうした外部評価にも着実に反映されていると言えるだろう。こうした評価は一過性のものではなく、複数の年にわたって安定して得られている点に、ギィ・ド・シャゼの品質への一貫した取り組みがうかがえる。

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