Demilly de Baere / ダムリー・デ・ベレは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Bligny (Aube)を本拠とするNM / ネゴシアン・マニピュランの銘柄です。
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目次

Demilly de Baere / ダムリー・デ・ベレ

Demilly de Baere

ダムリー・デ・ベレ

ダムリー・デ・ベレ(Demilly de Baere)は、コート・デ・バール地区ブリニーの18世紀ガラス工場跡地を本拠とするネゴシアン・マニピュラン(NM)。自社畑の栽培から樽仕込みまで手がけ、ピノ・ノワール主体の奥行きある味わいを追求するメゾンです。

基本情報

地区Côte des Bar / コート・デ・バール
- Bar-sur-Aubois / バール・シュル・オウボワ
10200 Bligny (Aube) / ブリニー(オーブ)
所在地Dom. de La Verrerie, rue du Château, 10200 Bligny (Google Maps)
公式サイト-
Mailchampagne-demilly@wanadoo.fr
Tel+33 (0)3 25 27 44 81, +33 (0)3 25 27 45 02(fax)
製造業者種別NM
生産者表記GÉRARD DEMILLY

商品更新情報

特徴・スタイル

ダムリー・デ・ベレのシャンパーニュは、ピノ・ノワールを主体にシャルドネ・ピノ・ムニエ・ピノ・ブランを組み合わせた、ふくよかで骨太な味わいが持ち味です。トーストしたパンや柑橘、白い花を思わせる香りが層になって広がり、飲みごたえのある余韻へとつながります。 一方でブラン・ド・ブランは、シャルドネとピノ・ブランのみで仕上げる珍しい構成。ピノ・ノワールを使わずとも、澄んだ果実味と繊細さを描き出す点が個性です。樽を用いた仕込みや熟成にも取り組み、香ばしさと複雑味を重ねる探究心が、このメゾンらしさを形づくっています。

歴史・ブランドストーリー

ダムリー・デ・ベレのルーツは17世紀初頭、コート・デ・バールのブリニー村に定住したドゥミイ家にさかのぼります。1975年、ジェラール・ドゥミイが妻フランソワーズ・ド・ベールとともに自社畑を取得してメゾンを創業。両家の姓を組み合わせた「Demilly de Baere」の名を掲げ、18世紀のガラス工場跡地に本拠を構えました。 2009年、息子ヴァンサン・ドゥミイが正式に家業に合流します。渡米・豪州・コニャックでの修業を経て醸造の腕を磨いた彼は、2010年にセラーへ初めて中古樽を導入し、熟成実験をスタート。2011年からは一部キュヴェで樽内アルコール発酵にも挑戦し、ブルゴーニュ式のバトナージュを取り入れるなど、伝統と革新を併せ持つ造り手として歩みを重ねています。

詳細

ダムリー・デ・ベレは、コート・デ・バール地区のブリニー村に自社畑を構えるネゴシアン・マニピュラン(NM)です。ドゥミイ家は17世紀初頭からこの土地に根を下ろしており、1975年にジェラール・ドゥミイが妻フランソワーズ・ド・ベールとともに自社畑を取得し、両家の姓を組み合わせた「Demilly de Baere」の名でメゾンを創業しました。本拠を置くのは18世紀のガラス工場跡地で、石造りの建物を今もセラーとして使い続けながら、ブリニーの産業遺産を醸造の場として受け継いでいます。

自社畑ではシャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエの主要3品種に加え、オーブ県では栽培例の少ないピノ・ブランを育てているのが特徴です。複数品種を組み合わせることで、単一畑・単一品種にとどまらない複層的な味わいづくりを目指しています。なお、同じ経営者は他のブランドも手がけており、コート・デ・バールで複数のシャンパーニュづくりに携わっています。その中でダムリー・デ・ベレは、ガラス工場跡地を本拠とする自社畑主体のブランドとして独自の個性を保っています。希少なピノ・ブランを含む多品種構成は、コート・デ・バールの中でもこのメゾンらしい個性として際立っています。

栽培・生産データ
自社畑面積約8ha(2017年時点)
買いぶどう面積約1ha強
年間生産量約9万〜10万本(2017年時点)
樽熟成期間最長15か月

醸造方針

一次発酵はステンレスタンクを基本としながら、2011年以降は一部キュヴェで樽内アルコール発酵を採用しています。ブルゴーニュ地方の手法にならいバトナージュ(澱かき混ぜ)を併用し、最長15か月にわたって樽の中でワインを育てるのが特徴です。使用する樽材はコニャック、ブルゴーニュ、シャンパーニュと複数の産地のトノルリ(樽職人)から取り寄せ、樽材ごとに変わる香りの違いを丹念に検証しながら仕込みを続けています。こうした試みの積み重ねが、伝統的な醸造に新たな奥行きを加えています。

マロラクティック発酵も実施し、酸をまろやかに整えています。主力キュヴェ系はピノ・ノワールを主体にシャルドネ・ピノ・ムニエ・ピノ・ブランを組み合わせたアッサンブラージュが軸で、樽仕込みによるトーストしたパンのような香ばしさと、ふくよかな口当たりを両立させています。一方でブラン・ド・ブランは、ピノ・ノワールを用いずシャルドネとピノ・ブランのみで仕上げる、コート・デ・バールでは珍しい構成です。品種構成やスタイルの異なる複数のキュヴェを通じて、伝統と探究心の両方を映し出すレンジを形づくっています。こうした造り分けが、初心者にも違いを感じ取りやすいレンジ構成につながっています。

評価

『ガイド・アシェット・デ・ヴァン』では2002年版から2026年版まで、複数のキュヴェが継続的に掲載されており、長年にわたって安定した評価を積み重ねてきたことがうかがえます。ヴィンテージ・キュヴェからブラン・ド・ブランまで幅広いラインナップが評価対象となっている点も、レンジ全体の層の厚さを物語っています。評価の対象がキュヴェごとに偏らず幅広く及んでいることは、メゾン全体としての底堅い品質を裏付けています。

次世代への継承

2009年には息子のヴァンサン・ドゥミイが正式に家業へ合流しました。渡米、豪州、コニャックでの修業を経て醸造の知見を蓄えた彼は、2010年にセラーへ初めて中古樽を導入し、熟成実験を開始。翌年からは樽内アルコール発酵にも挑戦するなど、伝統的な家族経営に新しい技術を取り入れながら、メゾンの個性を磨き続けています。こうした世代を超えた挑戦の積み重ねが、メゾンの今後の可能性を静かに広げています。創業世代が築いた自社畑と、次世代が磨いた樽仕込みの技術が合わさることで、ダムリー・デ・ベレならではの味わいが受け継がれています。

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