de Castellane / ドゥ・カステランヌは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Épernayを本拠とするNM / ネゴシアン・マニピュランの銘柄です。
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目次

de Castellane / ドゥ・カステランヌ

de Castellane

ドゥ・カステランヌ

ドゥ・カステランヌは、エペルネのアヴェニュー・ド・シャンパーニュに構える「芸術のメゾン」。1895年の創業以来、数々の芸術的なポスター広告で名を馳せ、現在はローラン・ペリエ・グループの一員として、村ごとの個性を生かした丁寧な醸造を貫いている。

基本情報

地区Vallée de la Marne / ヴァレ・ド・ラ・マルヌ
- Côteaux Sud d'Epernay / コトー・シュッド・デペルネ
51200 Épernay / エペルネ
所在地63 avenue de Champagne, 51204 Épernay (Google Maps)
公式サイトhttps://www.castellane.com/fr/
Tel+33 (0)3 26 51 19 19, +33 (0)3 26 54 24 81(fax)
設立1880
製造業者種別NM
資本グループLaurent-Perrier 傘下

商品更新情報

特徴・スタイル

ドゥ・カステランヌのスタイルを支えるのは、村ごとの個性を活かす丁寧な醸造だ。収穫はすべて手摘みで行い、セラー内の約100基のタンクでクリュごとに低温発酵させることで、繊細な香りと複雑性を引き出す。主体となるシャルドネは柑橘や白い花の香りから熟成とともにバターや蜂蜜へと表情を変え、長期熟成に耐える骨格を与える。ピノ・ノワールは力強さと赤い果実のニュアンスを、ピノ・ムニエは早熟でフルーティーな丸みをもたらし、三者のアッサンブラージュが「ドゥ・カステランヌスタイル」を形づくる。白亜のカーヴでの長期瓶内熟成が、きめ細かい泡立ちと香りの奥行きを育んでいる。

歴史・ブランドストーリー

1895年、フランス屈指の名家の末裔である子爵フローランス・ドゥ・カステランヌが、エペルネに自らの名を冠したメゾンを創業した。従兄弟のボニ・ドゥ・カステランヌがパリ社交界でのマーケティングを担い、ベル・エポック期を代表するシャンパーニュとしての名声を確立。1902年には画家レオネット・カピエロに広告ポスターを依頼し、「芸術のメゾン」としての地位を築いた。1907年にユニオン・シャンプノワーズの手に渡った後も、その知名度ゆえブランド名は守られ、1936年からはアレクサンドル・メランドが世界各都市への輸出を拡大した。1970年に彼が急逝すると、娘クロード・メランドを中心とする一族が経営を継承。この婚姻関係が縁となり、1999年、ドゥ・カステランヌは正式にローラン・ペリエ・グループへ加わった。

詳細

ドゥ・カステランヌのメゾンは、数々の名門シャンパーニュ・メゾンが軒を連ねる「アヴェニュー・ド・シャンパーニュ」に構える。歴史的建造物に指定されたこの建物は、パリとストラスブールを結ぶ鉄道沿いに約200mにわたって連なり、圧搾から瓶詰めまでの生産工程を一つの敷地内に集約している。

現在ドゥ・カステランヌは、ユーロネクスト・パリに上場するローラン・ペリエ・グループの100%出資子会社として、同グループの全部連結の対象に含まれている。1907年の買収以降、幾度か経営主体が変わりながらも、その知名度と威信ゆえにブランド名は一貫して守られてきた。長きにわたり受け継がれてきた伝統的な生産体制を保ちながら、グループの一員として運営されている点も、このメゾンの特徴のひとつである。

建物の地下には、白亜の岩盤を掘削してつくられた総延長6kmのカーヴが広がり、シャンパーニュの熟成を静かに支えている。敷地内にそびえる高さ66mの塔は見学コースの展望台としても親しまれ、メゾンの歴史とともにエペルネの街並みを見渡すランドマークとなっている。こうしたメゾンの規模を物語る主要データは、以下の表の通りである。

生産設備データ
項目データ
創業年1895年
ローラン・ペリエ・グループ参画(完全子会社化)1999年
建物の長さ約200m
地下カーヴ総延長6km
塔の高さ66m
醸造タンク数約100基

醸造方針

栽培から醸造にいたる最初の工程となる収穫は、すべて手摘みで行われる。房の状態を見極めながら丁寧に摘み取ることで、後の圧搾・醸造工程に良質な果実を届ける体制を整えている。

収穫されたブドウは、セラー内に並ぶ約100基のタンクでクリュ(村)ごとに個別に醸造される。低温でじっくりと発酵を進めることで、品種やクリュごとの繊細さと香りの複雑性を引き出し、その後のアッサンブラージュで「ドゥ・カステランヌスタイル」と呼ばれる一貫した味わいを作り上げていく。

完成したキュヴェは、白亜のカーヴで複数年にわたる瓶内熟成の時間を過ごす。この熟成期間を通じて、構造・香り・色合い、そしてきめ細かい泡立ちが少しずつ育まれていく。熟成の進み具合は自社の醸造家チームが定期的な試飲と内部品質ラボでの分析によって管理し、出荷までの品質を一貫して見守っている。

海外展開

ドゥ・カステランヌの名声は、1899年、創業者の従兄弟にあたるボニ・ドゥ・カステランヌがパリでのマーケティングを手がけたことに始まる。ベル・エポック期の「トゥー・パリ」と呼ばれた社交界を舞台に存在感を高めたこのメゾンは、1930年代以降、ロンドン、ブリュッセル、ベルリン、ストックホルム、ニューヨークなど世界各都市へと輸出網を広げ、エペルネの一メゾンから国際的なブランドへと成長を遂げた。

芸術との関わり

ドゥ・カステランヌは、1902年にイタリア人画家レオネット・カピエロへポスター広告を依頼して以来、数多くのポスター作品を制作し続けてきた。こうした取り組みの積み重ねが、「芸術のメゾン」と呼ばれる独自の立ち位置を築き上げ、単なる嗜好品にとどまらないブランドの個性を形づくっている。現在もこの歴史的な建物とポスター・コレクションは、メゾンを訪れる人々にドゥ・カステランヌならではの芸術性を伝える存在となっている。

受賞・国際評価

ドゥ・カステランヌのシャンパーニュは、International Wine & Spirit CompetitionやDecanter World Wine Awardsといった国際的なワインコンクールにおいて、複数のキュヴェが継続的に高い評価を受けている。長年培われてきた醸造技術と品質管理体制が、こうした国際舞台での評価にもつながっている。特定の一部キュヴェにとどまらず、レンジ全体を通じて安定した品質評価を得ている点も、このメゾンの信頼性を裏付けている。

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