Daniel Dumont / ダニエル・デュモンは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Rilly-la-Montagneを本拠とするRM / レコルタン・マニピュラン、いわゆる栽培醸造家の銘柄で、自社でブドウを育て、そのブドウでシャンパンを生産しています。
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目次

Daniel Dumont / ダニエル・デュモン

Daniel Dumont

ダニエル・デュモン

ダニエル・デュモンは、モンターニュ・ド・ランスのリリー=ラ=モンターニュを本拠とするレコルタン・マニピュラン(RM)。栽培から醸造・熟成までを自社で一貫して手がけ、7つの村に広がる自社畑から、繊細さとテロワールの個性を映すシャンパーニュを生み出している。

基本情報

地区Montagne de Reims / モンターニュ・ド・ランス
- Grande Montagne de Reims / グランド・モンターニュ・ド・ランス
51500 Rilly-la-Montagne / リリー=ラ=モンターニュ [Premier Cru]
所在地11 rue Gambetta, 51500 Rilly-la-Montagne (Google Maps)
公式サイトhttps://www.champagne-danieldumont.com/
SNS
Tel+33 (0)3 26 03 40 67, +33 (0)3 26 03 44 82(fax)
製造業者種別RM

商品更新情報

特徴・スタイル

ダニエル・デュモンが目指すのは、家族経営ならではの丁寧な造りが生む繊細さと、テロワールの個性をまっすぐに映した味わいだ。畑では減農薬・環境配慮型のリュット・レゾネを実践し、下草を残す草生栽培や機械による除草・土壌耕起で微生物の活性と根の伸びを促す。芽かきや誘引といった手作業を丹念に積み重ねることで薬剤の使用を最小限に抑え、ぶどう本来の力を引き出している。 白亜質の伝統的なカーヴで長期にわたり瓶熟成させることで、複雑に重なる香りとなめらかな口当たりが調和した、奥行きのある味わいに仕上がる。

歴史・ブランドストーリー

ダニエル・デュモンの物語は1970年、創業者ダニエル・デュモン氏が自ら畑の経営と栽培に着手したことに始まる。本拠地リリー=ラ=モンターニュはプルミエ・クリュに格付けされた村で、その恵まれた土地を足がかりに、氏は少しずつ畑を広げていった。 やがて自社畑はモンターニュ・ド・ランスの4村(ヴィレ=アルラン、リリー=ラ=モンターニュ、シニー=レ=ロズ、リュード)にとどまらず、コート・ド・セザンヌのセザンヌとヴァンデ、さらにヴァレ・ド・ラ・マルヌのバルジー=シュル=マルヌへと広がり、7つの村にまたがる多彩な畑を持つ規模へと成長した。1991年には法人としても正式に登記され、家族経営のレコルタン・マニピュラン(RM)として、栽培から醸造・熟成・販売までを自社で一貫して手がける体制を築き上げている。

詳細

ダニエル・デュモンは、モンターニュ・ド・ランスの中心リリー=ラ=モンターニュにおいて、1970年の畑経営開始以来、栽培から醸造・熟成・販売までを一貫して自社で手がけるレコルタン・マニピュラン(RM)である。本拠地であるリリー=ラ=モンターニュはプルミエ・クリュに格付けされた村であり、白亜質の土壌が持つ繊細なミネラル感を活かした栽培が行われている。この白亜質は水はけの良さとミネラル分の供給を両立させ、シャルドネをはじめとする品種に繊細な酸とミネラル感をもたらす土台となっている。現在は6〜9名程度の少人数体制で、栽培から醸造・熟成までの全工程を担っている。

自社畑はモンターニュ・ド・ランスのヴィレ=アルラン、リリー=ラ=モンターニュ、シニー=レ=ロズ、リュードの4村に加え、コート・ド・セザンヌのセザンヌとヴァンデ、ヴァレ・ド・ラ・マルヌのバルジー=シュル=マルヌの合わせて7村に分散する。この地理的な広がりが、単一の産地には収まらない多層的な味わいの土台となっている。72%という高いプルミエ・クリュ比率は、規模の拡大にとどまらず質を伴った畑づくりを進めてきた証といえる。畑では2019年3月に取得したHVE(オート・ヴァルール・アンヴィロヌマンタル)認証の基準に沿い、減農薬・環境配慮型のリュット・レゾネを実践する。区画によって草生栽培や機械除草、土壌耕起を使い分け、土中の微生物活性とぶどうの根張りを促している。芽かきや誘引といった手作業による緑の作業も丁寧に重ね、薬剤の投入量を必要最小限に抑えている。HVE認証の取得は、化学資材への依存を減らしながら生物多様性を保つことを目的としており、ダニエル・デュモンの畑管理全体を貫く方針となっている。栽培者としての独立性を重んじる姿勢は、独立生産者組合ヴィニュロン・アンデパンダンへの加盟にも表れている。

栽培データ
自社畑面積10.5ha
品種構成シャルドネ40%、ピノ・ノワール34%、ピノ・ムニエ27%
プルミエ・クリュ比率72%
HVE認証取得2019年3月

醸造方針

収穫されたぶどうは自社認定の圧搾センターで低圧圧搾され、雑味の少ない高品質な果汁を抽出する。自社の認定圧搾センターを持つことは、収穫から圧搾までの時間を最小限に抑え、果汁の鮮度を守るうえで大きな意味を持つ。アルコール発酵とマロラクティック発酵は温度管理されたステンレスタンクで行われ、果実の輪郭を損なわないクリーンな造りを基本とする。アッサンブラージュでは複数のクリュ・品種・リザーブワインを組み合わせ、単一区画では表現しきれない奥行きを構築している。複数ヴィンテージのリザーブワインを組み合わせることで、天候による年ごとのばらつきを抑え、メゾンとして一貫したスタイルを保っている。

熟成は、白亜質を掘り込んだ伝統的なカーヴで行われる。地下は年間を通じて約10℃・安定した湿度に保たれており、この環境のもとで「シュル・ラット」と呼ばれる澱を残したままの瓶内長期熟成を経て、複雑な香りとなめらかな味わいが磨き上げられていく。

カーヴ見学

熟成に使われる白亜質のカーヴは、リリー=ラ=モンターニュの地下を掘り込んだ伝統的な造りで、見学コースでは地下25mまで降り、往時の採掘の様子や熟成中のシャンパーニュを間近に見ることができる。所要約1時間のコースは事前予約制で、英語での対応も可能。団体での見学にも対応しており、家族経営ならではの距離の近いもてなしが受けられる。試飲では2種または3種のキュヴェを比較しながら、それぞれの個性を確かめることができる。こうした自社完結の生産体制と、七つの村にまたがる自社畑という土台が、ダニエル・デュモンならではの繊細でテロワールを映すシャンパーニュを支えている。家族経営の丁寧な手仕事が、ボトルの一本一本に息づいている。

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