Christian Busin / クリスチャン・ブザンは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Verzenayを本拠とするRM / レコルタン・マニピュラン、いわゆる栽培醸造家の銘柄で、自社でブドウを育て、そのブドウでシャンパンを生産しています。
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目次

Christian Busin / クリスチャン・ブザン

Christian Busin

クリスチャン・ブザン

クリスチャン・ブザンは、ヴェルズネイのグラン・クリュ自社畑を受け継ぎ、ブルゴーニュで培われた低ドサージュと区画別醸造の哲学を注ぎ込むメゾン。二世紀にわたる栽培家の血統に、新たな経営陣が加わり、伝統と革新が調和したシャンパーニュを生み出している。

基本情報

地区Montagne de Reims / モンターニュ・ド・ランス
- Grande Montagne de Reims / グランド・モンターニュ・ド・ランス
51360 Verzenay / ヴェルズネイ [Grand Cru]
所在地4 rue d’Uzès, 51360 Verzenay (Google Maps)
公式サイトhttp://www.champagnebusin.com/
Maillucbusin@aol.com
SNS
Tel+33 (0)3 26 49 40 94, +33 (0)3 26 49 44 19(fax)
製造業者種別RM
インポーター株式会社横浜君嶋屋

商品更新情報

特徴・スタイル

クリスチャン・ブザンが目指すのは、シャンパーニュでありながらブルゴーニュの上質なスティルワインを思わせる骨格をもつ味わい。収穫はあえてやや遅めに行い、緩やかな段階的圧搾でマールを分画し、最良の果汁だけを選び抜く。 品種や区画ごとに個別に醸造し、清澄後は全てのワインでマロラクティック発酵を行うことで、丸みと奥行きを両立させる。低ドサージュに仕上げたキュヴェは瓶内でじっくりと熟成し、繊細な泡と豊かなヴィノジテを湛えたスタイルへと磨き上げられる。

歴史・ブランドストーリー

クリスチャン・ブザンの物語は、二世紀にわたりヴェルズネイでブドウ栽培を行ってきたとされる一族から始まる。1962年、クリスチャン・ブザンが自らの名を冠したブランドを立ち上げ、グラン・クリュの畑を舞台にシャンパーニュ造りを本格化させた。 1997年には息子リュック・ブザンが4代目として家業を継承。営業畑で培った経験を武器に、輸出比率を大きく引き上げ、メゾンの名を海外にも広げていった。 転機は2012年に訪れる。リュック・ブザンは畑と施設を、ブルゴーニュ・ボージョレ・ポムロルにも銘醸ドメーヌを持つ実業家一族へと譲渡。畑の取得は数年をかけて進められ、2016年から2017年にかけて、新たな経営陣は6代前の祖先に敬意を込めて新たな名のもとでブランドを再出発させた。創業から半世紀以上を経てなお、ヴェルズネイの畑は一つの物語として受け継がれている。

詳細

醸造所そのものの起源は19世紀にまで遡る。敷地内には1820年に建てられた丸天井のカーヴが残り、1863年にはこの地でのシャンパン生産を示す記録も確認されている。長い年月をかけて積み重ねられてきたこの醸造環境が、現在のクリスチャン・ブザンの土台となっている。

畑を受け継ぐ一族は、二世紀にわたりヴェルズネイでブドウ栽培を行ってきたとされる。2012年以降は、ブルゴーニュ・ボージョレ・ポムロルにも銘醸ドメーヌを持つ実業家一族がこの地を引き継ぎ、栽培・醸造の体制を刷新しながら、畑が培ってきた個性を守り続けている。

畑は、モンターニュ・ド・ランスのグラン・クリュ、ヴェルズネイとヴェルジィの2つの村にまたがって広がる。約6haの敷地はすべて自社畑で構成され、ピノ・ノワールとシャルドネがおよそ7対3の割合で植えられている。主要な区画(クリマ)には、レ・ロシェル(Les Rochelles)、レ・シャン・サン・マルタン(Les Champs Saint-Martin)、レ・ロング・レ(Les Longues Raies)、レ・シャン・ロメ(Les Champs Romés)、レ・ポタンス(Les Potences)などが含まれ、それぞれが異なる個性をワインにもたらす。

2012年の経営交代を機に、理性的農法(agriculture raisonnée)が導入された。化学資材への依存を抑えながら土壌と樹の健全性を高めることを重視し、自社畑100%という強みを生かして、畑ごとの個性を丁寧に見極める栽培が続けられている。

栽培・熟成データ
自社畑面積約6ha
自社畑比率100%
品種構成ピノ・ノワール約70% / シャルドネ約30%
主要区画数5区画
カーヴ建造年1820年
瓶内熟成期間通常3〜5年(ミレジメは5〜10年)

醸造方針

収穫はすべて手摘みで行われ、畑での選果を経てから搾汁される。収穫時期は他の生産者よりもやや遅めに設定され、ブルゴーニュのスティルワインに近いバランスの基酒を志向している。圧搾は緩やかな段階を踏んで進められ、マールを分画することで最良の果汁のみをキュヴェとして選別し、後半の絞り汁(タイユ)は用いない。

品種ごと・区画ごとに個別に搾汁と醸造が行われ、清澄後は全てのワインでマロラクティック発酵を実施する。アッサンブラージュは例年1月ごろに行われ、当該年のクレール・ワインとレゼルヴ・ワインを組み合わせて最終的な味わいが決定される。

醸造を率いるのは、1990年よりブルゴーニュの著名ドメーヌでエノロジストを務め、2012年からは当ドメーヌの醸造も手掛ける女性醸造家で、1998年には「ヴィニフィカトゥール・オブ・ザ・イヤー」を受賞した実力者である。栽培・醸造の現場では、2012年よりシャンパーニュ地方の栽培家一族出身の人物が指揮を執り、畑と醸造の両面から品質を支えている。

瓶詰め時のティラージュ・リキュールは低ドサージュに設定され、微細な泡と豊かなヴィノジテを追求する。瓶内での熟成期間は通常3〜5年、ミレジメ・キュヴェではさらに長く5〜10年に及ぶ。

海外展開

1997年に家業を継いだリュック・ブザンは、営業畑で培った経験を生かして海外販路の開拓に注力し、輸出比率を大きく引き上げた。この時期の取り組みによって、メゾンの名は国内にとどまらず海外へも広く知られるようになった。

受賞歴・評価

創業家が経営していた時代には、複数年にわたり著名なワインガイドで星付きの評価を獲得した実績がある。現体制はブルゴーニュ・ボージョレ・ポムロルにも銘醸ドメーヌを持つ一族のもとで運営されており、低ドサージュや区画別醸造、長期の瓶熟成といった技術を取り入れながら、ヴェルズネイとヴェルジィの畑が持つポテンシャルを引き出す方向を志向している。経営の担い手は移り変わっても、この地で育まれるシャンパーニュへの評価は、確かな品質を通じて受け継がれている。

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