Bernard Hatté et fils / ベルナール・アテは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Verzenayを本拠とするRM / レコルタン・マニピュラン、いわゆる栽培醸造家の銘柄で、自社でブドウを育て、そのブドウでシャンパンを生産しています。
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目次

Bernard Hatté et fils / ベルナール・アテ

Bernard Hatté et fils別名:Bernard Hatte et fils

ベルナール・アテ別名:ベルナール・アテ・エ・フィス

ベルナール・アテは、グラン・クリュ格付け100%のヴェルズネイ村に本拠を置くレコルタン・マニピュラン(自社元詰め生産者)。1952年の創業から四代にわたり、自社畑のぶどうだけでシャンパーニュを造り継いできた、確かな技術に裏打ちされた家族経営メゾンです。

基本情報

地区Montagne de Reims / モンターニュ・ド・ランス
- Grande Montagne de Reims / グランド・モンターニュ・ド・ランス
51360 Verzenay / ヴェルズネイ [Grand Cru]
所在地1 rue de la Petite Fontaine ou 46 rue Thiers, 51360 Verzenay (Google Maps)
公式サイトhttps://champagne-bernard-hatte.com/
SNS@champagnebernardhatte
Tel+33 (0)3 26 49 42 43, +33 (0)3 26 49 41 39(fax)
製造業者種別RM

商品更新情報

特徴・スタイル

ベルナール・アテが表現するのは、モンターニュ・ド・ランスらしいピノ・ノワールの骨格を軸にした、密度のあるスタイル。畑の大半はグラン・クリュ格付け100%のヴェルズネイに集中し、公式サイトが掲げる「フレッシュさ・産地の個性・エレガンス」という言葉どおり、村の個性をまっすぐに映し出す味わいを目指している。瓶内で最低2年以上の熟成を経て出荷されるため、若さゆえの粗さはなく、丸みを帯びた飲み口にたどり着く。

歴史・ブランドストーリー

ものがたりは1952年、ヴェルズネイでルイ・アテが自社瓶詰めによるシャンパーニュ造りを始めたことに始まる。それ以前、アテ家のぶどうは大手メゾンのアッサンブラージュに供給されるだけだったが、ロデレールでシェフ・ヴィニュロンを務めた経験を持つルイは、自らの技術で畑を育てブランドを興す道を選んだ。畑は段階的に拡大され、モンターニュ・ド・ランスとヴァレ・ド・ラルドルにまたがる10haに達する。 1954年からは息子ベルナール・アテが父のもとで醸造を学び始め、二代にわたる技術の蓄積がブランドの評価を押し上げた。しかし1986年、ベルナールが急逝。25歳だったクリストフ・アテが、母クリスティアーヌと妻カロルに支えられながら経営を引き継ぎ、リセ・ヴィティコール・ダヴィズで学んだ知識を土台に「Champagne Bernard Hatté & Fils」のブランドを確立した。現在は四代目にあたるクリストフの娘たち、アレクサンドラとアマンディーヌが次世代の担い手として公式に紹介されており、家族の物語は今も続いている。

詳細

「レコルタン・マニピュラン(RM)」とは、収穫から醸造、瓶詰めまでを自社で一貫して手がける生産者を指す呼び方で、大手ネゴシアンのように契約農家からぶどうを買い集める造り手とは立ち位置が異なる。ベルナール・アテもこの区分に属し、畑の個性がそのままボトルの味わいに直結する規模だからこそ、ヴェルズネイという土地への言及が繰り返し公式サイトに登場するのだろう。

ベルナール・アテの自社畑は、1986年以降クリストフ・アテが管理する8.5haで構成される。区画はモンターニュ・ド・ランスの4つのグラン・クリュ村に分散するが、産出するシャンパーニュの大半は格付け100%のヴェルズネイ産であることを公式サイトも明記しており、このメゾンの核はあくまでヴェルズネイにある。ヴェルズネイはシャンパーニュ全体でも数少ないグラン・クリュ格付けの村の一つであり、その希少な土地に軸足を置いてきたことが、このメゾンの個性を語るうえで欠かせない要素になっている。

ヴェルズネイの区画にはピノ・ノワールとシャルドネを、モンターニュ・ド・ランスからヴァレ・ド・ラルドルにかけて広がる区画にはピノ・ムニエを植えており、村ごとの土壌と方角の違いを品種構成で使い分けている点が特徴だ。ロデレールでシェフ・ヴィニュロンを務めた創業者ルイ・アテ以来受け継がれてきた栽培哲学が、この土地選びと品種配置の判断にも息づいている。畑は一代限りで終わらず、ルイからベルナール、クリストフへと引き継がれるたびに手を加えられ、現在の姿にたどり着いた。

栽培・生産データ
自社畑面積8.5ha
畑の分散グラン・クリュ格付け4村(モンターニュ・ド・ランス)
熟成期間最低2年〜4年(キュヴェにより異なる)
加盟団体クラブ・トレゾール・ドゥ・シャンパーニュ(1971年設立、加盟25生産者)
加盟キュヴェの規定熟成澱付き最低3年

醸造方針

どのキュヴェも瓶内二次発酵を経たのち、セラーで最低2年の熟成期間を確保してから出荷される。基幹キュヴェは最低2年、上位キュヴェは4年というように、格上のアイテムほど熟成に時間をかける方針を貫いている点も、このメゾンの品質へのこだわりを物語る。長期熟成によって澱由来の複雑味を引き出しつつ、ヴェルズネイ由来の骨格を損なわないバランスが重視されている。

さらにベルナール・アテは、1971年設立の生産者協同ブランドであるクラブ・トレゾール・ドゥ・シャンパーニュに加盟する25生産者のひとつでもある。加盟キュヴェとして「Spécial Club Trésors de Champagne」ミレジメを手がけており、自社畑のぶどうのみを使用し澱付きで最低3年熟成させるという同クラブの規定を満たす造りが求められる。権威ある生産者団体の一員として認められていること自体が、このメゾンの技術水準を裏づけている。

次世代への継承

1986年、二代目ベルナール・アテの急逝を受け、当時25歳だったクリストフ・アテが経営を引き継いだ。母クリスティアーヌと妻カロルの支えを受けながら、リセ・ヴィティコール・ダヴィズで培った知識をもとに醸造技術を磨き、「Champagne Bernard Hatté & Fils」というブランド名での商業展開を確立したのがこの時期にあたる。若くして家業を背負う決断をしたクリストフの歩みが、今のメゾンの土台になっている。経営の舵取りだけでなく、家族総出で畑とセラーを守り抜いた時期でもあった。

現在、ベルナール・アテは四代目にあたるクリストフ・アテの娘たち、アレクサンドラ・アテとアマンディーヌ・アテが家族の伝統を引き継ぐ担い手として公式サイトに紹介されている。二人が考案に関わったブラン・ド・ブランは、次世代がレンジ構成に自らの発想を持ち込んでいる証といえる。基幹キュヴェとほぼ同じ骨格を乗馬愛好家向けにブランディングした「キュヴェ・デ・カヴァリエ」なども展開しており、伝統を守りながらレンジを広げていく姿勢がうかがえる。

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