Baudry / バウドリーは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Neuville-sur-Seineを本拠とするRM / レコルタン・マニピュラン、いわゆる栽培醸造家の銘柄で、自社でブドウを育て、そのブドウでシャンパンを生産しています。
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目次

Baudry / バウドリー

Baudry

バウドリー別名:ボードリー,ボードリ

バウドリーは、1660年からヌービル=シュル=セーヌで葡萄栽培を続け、現在11代目の兄弟が営む家族経営メゾンです。ピノ・ムニエをあえて選ばず、自社畑のブドウのみでピノ・ノワール中心の骨格あるシャンパーニュを醸し、伝統と革新を両立させています。

基本情報

地区Côte des Bar / コート・デ・バール
- Barséquanais / バルセカネ
10250 Neuville-sur-Seine / ヌービル=シュル=セーヌ
所在地72 Grande Rue, 10250 Neuville-sur-Seine (Google Maps)
公式サイトhttps://champagne-baudry.fr/
Mailinfo@champagne-baudry.fr
SNS
Tel+33 (0)3 25 38 20 59, +33 (0)3 25 38 23 15(fax)
製造業者種別RM

商品更新情報

特徴・スタイル

バウドリーのシャンパーニュは、ピノ・ノワールを主軸に据えた骨格のある味わいが持ち味です。栽培では銅や硫黄など自然由来の資材を用い、10年以上殺虫剤を使わずに畑を守ってきました。天候の急変にも柔軟に対応できる姿勢を大切にし、伝統的な手法を守りながらも将来の技術革新には開かれた発想を持ち続けています。上級キュヴェの一部は樽熟成を経ることで、まろやかな丸みが加わり、骨太な果実味に奥行きを与えています。瓶内熟成期間はキュヴェによって2年から10年に及び、じっくりと時間をかけることできめ細かな泡と複雑な味わいを育んでいます。

歴史・ブランドストーリー

物語は1660年、ヌービル=シュル=セーヌの地に一族が葡萄畑を拓いたことに始まります。以来11代にわたり、家族は同じ土地でブドウと向き合い続けてきました。転機は1950年代。当時としては珍しくピノ・ノワールの植樹に本腰を入れる一方、コート・デ・バールの気候にはピノ・ムニエが向かないと見極め、あえて不採用とする決断を下します。3品種をブレンドする道を選ばず、自分たちの畑が持つ個性を素直に表現する道を選んだのです。現在、当主を務めるのはArmel BaudryとJosé Baudryの兄弟。約400年の歴史を刻む邸宅を本拠に、先祖から受け継いだ畑を守りながら、次の世代へ引き継ぐ準備を進めています。

詳細

バウドリーは、1660年からヌービル=シュル=セーヌの地で葡萄栽培に取り組んできた家族経営のメゾンです。以来一族は同じ土地に根を張り続け、現在は11代目にあたるArmel BaudryとJosé Baudryの兄弟が経営を担っています。会社形態はSCEV Vignobles BAUDRYで、自社畑で育てたブドウのみを用いて醸造する栽培農家として、畑仕事から瓶詰めまでを一貫して手がける体制を守り続けてきました。本拠地となっているのは約400年の歴史を刻む邸宅で、代々受け継がれてきた畑と建物の両方が、このメゾンの歴史の長さを物語っています。

自社畑は本拠地であるヌービル=シュル=セーヌを中心に、周辺5村にまたがる形で20ha保有しており、土壌は粘土石灰質(argilo-calcaires)が主体です。粘土石灰質の土壌は、水はけの良さとミネラル分の保持を両立させ、シャンパーニュ地方の畑で広く見られる土壌タイプです。品種構成はピノ・ノワールが約80%、シャルドネが約20%を占め、1950年代から本格的な植樹を進めてきたピノ・ノワールが畑の骨格を形づくっています。一方でピノ・ムニエは、コート・デ・バールの気候には適さないと判断し、あえて採用していません。コート・デ・バールはシャンパーニュ地方の南東に位置する産地で、ピノ・ノワールの銘醸地として知られています。シャルドネとピノ・ノワールの2品種にこだわり、3品種をブレンドする道は選ばないという明確な意思が、畑づくりの根底にあります。

栽培においてはTerra VitisとHVE(Haute Valeur Environnementale)、双方の認証を取得しています。Terra Vitisはフランス独自の環境配慮型栽培認証で、HVEは国が定める高い環境価値を示す認証です。銅や硫黄など自然由来の資材による防除を軸に据え、有機栽培という枠にとらわれすぎない柔軟な環境配慮を志向しています。Terra Vitis認証を選んだ理由として、天候の急変など予測しづらい事態への対応の柔軟性を挙げており、10年以上にわたって殺虫剤を使用していません。将来的には品種改良による耐病性向上の可能性にも目を向けるなど、伝統的な栽培を守りながらも新しい技術には開かれた姿勢を保っています。

主要データ
葡萄栽培開始1660年
自社畑面積20ha
品種構成ピノ・ノワール約80%/シャルドネ約20%
認証Terra Vitis、HVE
殺虫剤不使用期間10年以上
瓶内熟成期間2〜10年
邸宅の歴史約400年

醸造方針

収穫したブドウは自社畑のものだけを用いて醸造され、外部からの買いブドウには頼らない一貫生産を貫いています。上級キュヴェの一部は樽熟成を経ることで、まろやかな丸みが加わり、骨格のある果実味に奥行きを与えています。樽熟成に用いられる小樽は、シャンパーニュにヴァニラを思わせる香りや、まろやかな質感を与える効果があります。瓶内での熟成期間はキュヴェによって2年から10年に及び、時間をかけてきめ細かな泡と複雑な味わいを育てています。シャンパーニュ地方で義務付けられている最低熟成期間は15か月ですが、バウドリーはそれを大きく上回る期間を各キュヴェに与えることで、味わいに深みを持たせています。こうした丁寧な手仕事の積み重ねが、ピノ・ノワールを主軸とした骨格のある味わいに深みを与えています。

評価

バウドリーはGuide HachetteやVinalies等、フランス国内の主要なワインガイドでも継続的に評価を得ています。Guide Hachetteはフランスを代表するワインガイドの一つで、Vinaliesは全国規模のコンクールとして知られています。派手さよりも一貫した品質を積み重ねる姿勢が、こうした評価の背景にあります。こうした評価の積み重ねは、家族経営ならではの丁寧なものづくりの証といえます。

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