Aurelien Lemaire / オーレリアン・ルメールは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Boursaultを本拠とするRM / レコルタン・マニピュラン、いわゆる栽培醸造家の銘柄で、自社でブドウを育て、そのブドウでシャンパンを生産しています。
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目次

Aurelien Lemaire / オーレリアン・ルメール

Aurelien Lemaire

オーレリアン・ルメール

オーレリアン・ルメールは、ヴァレ・ド・ラ・マルヌのブルソー村で1920年代から続く家族の畑を受け継ぎ、2019年に自らの名を冠したシャンパーニュを立ち上げた若手の造り手です。ビオディナミとアグロフォレストリーを取り入れた畑から、亜硫酸をほとんど使わないピュアな味わいを生み出しています。

基本情報

地区Vallée de la Marne / ヴァレ・ド・ラ・マルヌ
- Vallée de la Marne Rive Gauche / ヴァレ・ド・ラ・マルヌ・リヴ・ゴーシュ
村51480 Boursault / ブルソー
所在地9 rue Croix-Saint-Jean, 51480 Boursault (Google Maps)
公式サイト-
SNS@champagne.lemaire
製造業者種別RM
インポーターヴィヴィット
生産者表記EARL PATRICE LEMAIRE

商品更新情報

特徴・スタイル

オーレリアン・ルメールのシャンパーニュは、畑の力をそのまま瓶に移すような造りが身上です。自生の酵母だけで自然に発酵させ、亜硫酸は無添加か、必要な場合もごく少量にとどめます。熟成には主にオーク樽を用い、糖分を加えないゼロ・ドザージュを基本とするため、ブドウそのものの輪郭がくっきりと立ち上がります。 味わいはやわらかなアタックから始まり、泡は細かく液体に溶け込んでいます。派手さで押すのではなく、だしのようなうまみと澄んだ果実味がゆっくり広がるタイプで、食事と一緒に楽しむほど魅力が増していきます。

歴史・ブランドストーリー

ブルソー村のルメール家がシャンパーニュを造り始めたのは1920年代のことです。初代のルイ・ルメールから1950年にクロード・ルメールへ、その後はパトリス・ルメールへと受け継がれます。 1987年生まれのオーレリアン・ルメールは、アヴィーズの醸造学校で学び、ブルゴーニュの複数のドメーヌで研鑽を積みました。研修先で出会った畑に感銘を受け、有機栽培とビオディナミ、畑に樹木を戻すアグロフォレストリーの導入を決意します。2016年に約2haの畑を継いで家業に加わり、2019年には父の畑を本格的に引き継ぎます。畑が自然の力を取り戻したこの年、自らの名を冠した最初のシャンパーニュを仕込みます。

詳細

オーレリアン・ルメールの畑は、マルヌ川の左岸に広がるヴァレ・ド・ラ・マルヌ・リヴ・ゴーシュ地区のブルソー村にあります。土壌は石灰質に粘土質とシルト質が混ざり合い、栽培品種はシャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエの3品種です。畑は細かな区画に分かれており、それぞれの土地の性格を見極めながら手入れが進められています。

栽培では化学的な資材を使わない有機農業を基本とし、2022年からは畑全体をビオディナミに切り替えました。さらに区画の縁や畑の内側に樹木を植え直すアグロフォレストリーにも取り組んでいます。単一の作物だけが並ぶ景色を、木々や下草を含む多様な環境へと戻していく発想で、土壌の生き物やブドウ樹自体の抵抗力を高めることを狙いとしています。オーレリアン・ルメールが自らの名を冠したシャンパーニュを仕込み始めたのも、畑が自然の治癒力を取り戻したと確信できた2019年のことでした。

栽培データ
栽培面積(2019年前後)約2ha
栽培面積(2025年時点)5ha
区画数28区画
栽培品種シャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエ(3品種)
ビオディナミ転換2022年

醸造方針

栽培から醸造、熟成までを当主が一貫して担っており、造りは畑の延長線上にあります。発酵はブドウに付着した自生の酵母のみに委ね、培養酵母は使いません。酸化防止のための亜硫酸は無添加か、必要な場合もごく少量にとどめ、瓶詰めの際に糖分を加えないゼロ・ドザージュを基本としています。

熟成には主にオーク樽を用い、木樽を通したおだやかな酸素との触れ合いが、味わいに厚みと落ち着きを与えます。さらに、ジョージアの伝統的な醸造容器であるクヴェヴリ(qvevri)を醸造所の近くに埋め、一部のキュヴェで果皮とともに漬け込む醸しを試すなど、シャンパーニュでは例の少ない手法にも挑戦しています。

評価と広がり

生産量が限られた小さな造り手ながら、自らの名で送り出した最初のシャンパーニュは、フランスや北欧のナチュラルワインの世界から早くに注目を集めました。1920年代から続く家族の畑を受け継ぎながら、農薬に頼らない栽培と手を加えすぎない醸造という現代的な価値観を重ね合わせている点に、この造り手の面白さがあります。

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