Alain Réaut / アラン・レオは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Courteronを本拠とするRM / レコルタン・マニピュラン、いわゆる栽培醸造家の銘柄で、自社でブドウを育て、そのブドウでシャンパンを生産しています。
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目次

Alain Réaut / アラン・レオ

Alain Réaut

アラン・レオ

アラン・レオは、コート・デ・バール地区クルトゥロンを拠点とするレコルタン・マニピュランです。1992年にビオディナミ農法へ全面転換し、隣接生産者との交流をきっかけに有機栽培の道を選びました。ドサージュを控えめにし、テロワールの個性を素直に映す自然派寄りのシャンパーニュを生み出しています。

基本情報

地区Côte des Bar / コート・デ・バール
- Barséquanais / バルセカネ
村10250 Courteron / クルトゥロン
所在地12 Chemin de Derrière les Murs, 10250 Courteron (Google Maps)
公式サイトhttps://www.champagne-reaut.fr/
Mailchampagne.alainreaut@cegetel.net
SNS
Tel+33 6 07 81 93 26, +33 (0)3 25 38 24 39(fax)
製造業者種別RM

商品更新情報

特徴・スタイル

アラン・レオが手がけるシャンパーニュは、ビオディナミ栽培によって育まれたぶどうの個性を、そのまま瓶の中に閉じ込めたような自然派寄りのスタイルです。ドサージュは控えめに設計され、果実の輪郭や土壌由来のミネラル感が前面に出た、飾らない味わいに仕上がっています。中でも亜硫酸を添加しない「ソル・ディエズ」は、ぶどう本来の力強さがダイレクトに伝わる一本。伝統的なブリュットから甘口のドゥミ・セックまで、テロワールを軸にした幅広いレンジで多彩な表情を楽しめます。

歴史・ブランドストーリー

アラン・レオは1958年生まれ。父から受け継いだクルトゥロンの畑を舞台に、当初はトラック運転手を志していたものの、次第にヴィニュロンとしての仕事に情熱を注ぐようになりました。転機となったのは1990年代初頭、隣接する生産者との交流です。収穫期の果汁の澄み方の違いに気づいたことがきっかけとなり、ビオディナミ農法への転換を決意します。 1992年、妻テレーズとともに畑を有機・ビオディナミへ全面転換し、同年のうちに認証も取得。1995年には、認証を受けた最初のボトルを商品化しました。2005年にアランが経営者に就任して以降、家族経営としての歩みを重ね、2018年からは息子アレクサンドルが共同経営者として加わり、次世代への継承が進んでいます。2025年末には畑を保有していた法人が解散・清算されましたが、醸造・商業化を担う会社は変わらず稼働を続けており、これは家族の歩みに合わせた体制の整理といえます。

詳細

アラン・レオの拠点は、シャンパーニュ地方南部に位置するコート・デ・バール地区、その中でもバルセカネと呼ばれるエリアのクルトゥロン村です。オーブ県に広がるこの一帯は、ランスやエペルネを中心とするシャンパーニュ北部とは一線を画す、独自の個性を持つ産地として知られています。自社畑はクルトゥロン村を主体としながら複数の村にまたがっており、キンメリジャン期の粘土質石灰岩を基盤とする土壌が、ミネラル感のある果実を育んでいます。この土壌には太古の貝殻の化石が数多く含まれており、コート・デ・バールならではの個性的なテロワールを形づくっています。

畑の管理は1992年からビオディナミ農法へと全面的に切り替えられました。化学的な資材に頼らず、土壌が本来持つ力を引き出すことを目指し、堆肥には馬糞や牛糞、麻くず、玄武岩粉に加えて、イラクサやカモミール、タンポポ、オーク樹皮、ノコギリソウ、カノコソウなどから作られるビオディナミ調製剤が用いられています。作業のタイミングは月の満ち欠けをはじめとする天体のリズムに合わせて調整され、除草剤は一切使用しません。畝の間の土壌管理には、踏圧を抑えられる古いタイプの跨乗型トラクターが今も使われており、畑への負荷を最小限にとどめる工夫が随所に見られます。樹齢は平均して約30年前後と比較的古い樹が中心で、栽培されるぶどうの品種はピノ・ノワール、シャルドネ、ピノ・ムニエ、ピノ・グリの4種です。

クルトゥロン村は、1990年代初頭に複数の生産者が足並みを揃えてビオディナミ栽培へと転換したことで知られるエリアであり、アラン・レオもその中心的な存在のひとつです。近隣の生産者同士が刺激し合いながら、地域全体でテロワールを尊重する栽培文化を築いてきました。

1992年の転換と同時に取得したAB(有機栽培認証)とデメテール(ビオディナミ認証)は、その後も途切れることなく維持されており、畑づくりへの一貫した姿勢を裏付けています。こうした認証の継続は、規模の大小にかかわらず栽培方針を貫いてきた証といえます。

栽培・認証データ
項目データ
自社畑面積10〜11ha
品種構成ピノ・ノワール、シャルドネ、ピノ・ムニエ、ピノ・グリ
平均樹齢約30年
現行ラインナップ7キュヴェ
認証AB(1992年〜)、デメテール(1992年転換/1995年認証ボトル発売)

醸造方針

収穫からアッサンブラージュに至るまで、各工程は丁寧に管理されています。ドサージュは全体的に控えめに設定され、畑で育まれたぶどう本来の風味とビオディナミ栽培由来の複雑な味わいを、加工に頼らず自然な形で引き出す方針が貫かれています。キュヴェごとにあえて甘さを抑えることで、テロワールが持つ輪郭をそのまま感じ取れる仕上がりを目指しているのが特徴です。中でも亜硫酸を添加しない「エクストラ・ブリュット ソル・ディエズ」は、その哲学を象徴する一本といえます。現行ラインナップは、ブリュット・トラディション、ドゥミ・セック・トラディション、ブリュット・ロゼ・ド・セニエ、ブリュット・エメラルド、ブリュット・プレステージ、エクストラ・ブリュット ソル・ディエズ、エクストラ・ブリュット メルシー・ナチュールの計7キュヴェで構成され、伝統的な味わいから自然派色の強いキュヴェまで幅広い表情を楽しむことができます。

経営とテロワールの継承

アラン・レオでは長らく、畑を保有する法人と、醸造・商業化を担う法人とを分けて運営する体制がとられてきました。2025年末、畑を保有していた法人は解散・清算されましたが、これは事業の終了を意味するものではなく、醸造・商業化を担う会社に運営を一本化する体制の整理です。2018年から共同経営者として加わっている息子アレクサンドルとともに、畑の管理から瓶詰め・出荷までを一貫して担う体制のもと、次世代への継承を見据えた経営が続けられています。畑への眼差しと同じように、経営体制も次の世代へと丁寧に引き継がれています。

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