Xavier Loriot / グザヴィエ・ロリオは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Binson-et-Orquignyを本拠とするRM / レコルタン・マニピュラン、いわゆる栽培醸造家の銘柄で、自社でブドウを育て、そのブドウでシャンパンを生産しています。
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目次

Xavier Loriot / グザヴィエ・ロリオ

Xavier Loriot

グザヴィエ・ロリオ

グザヴィエ・ロリオは、ヴァレ・ド・ラ・マルヌ右岸のバンソン=エ=オルキニーを本拠とする、5世代にわたり畑を受け継いできたヴィニュロン・アンデパンダン系のRMメゾンです。主力品種ピノ・ムニエを軸に、畑ごとの個性を丁寧に映し出すシャンパーニュ造りを行っています。

基本情報

地区Vallée de la Marne / ヴァレ・ド・ラ・マルヌ
- Vallée de la Marne Rive Droite / ヴァレ・ド・ラ・マルヌ・リヴ・ドロワ
Cœur-de-la-Vallée / クール=ド=ラ=ヴァレー
- 51700 Binson-et-Orquigny / バンソン=エ=オルキニー
所在地38 rue du Lubre, 51700 Binson-et-Orquigny (Google Maps)
公式サイトhttps://www.champagne-xavier-loriot.fr/
Mailcontact@champagneloriot.fr
SNS@champagneloriot
Tel+33 (0)3 26 58 08 28
製造業者種別RM

商品更新情報

特徴・スタイル

グザヴィエ・ロリオのスタイルを象徴するのは、ピノ・ムニエ100%で仕立てる「Meunier Intégral」です。主要品種として大切に育てるピノ・ムニエの果実味と骨格を前面に出し、単一品種ならではの一貫した個性を表現しています。 ブランドが掲げるのは「Insaisissable(捉えどころのない)」というコンセプト。年ごとにラインナップを刷新し、同じ顔を二度見せない挑戦を続けており、「Fragment De Noirs」や「Insaisissable Brut」「Vieilles Vignes Brut」など、多様な個性を持つキュヴェが揃います。

歴史・ブランドストーリー

グザヴィエ・ロリオの物語は1891年、ジョルジュ・ジョベールがバンソン=エ=オルキニーでブドウ栽培を始めたことに端を発します。以来、一族は5世代にわたって畑を守り続けてきました。 1981年、ブランド「シャンパーニュ・グザヴィエ・ロリオ」設立にあたり、自らの手で醸造から瓶詰めまでを完結させる独立性を守るため、1,200hLのステンレス製醸造タンクを導入。買いブドウに頼らない造り手としての姿勢を明確にしました。 2000年には5代目シャルレーヌ・ロリオが家業に加わり、グザヴィエとともに畑の判断を担う体制に。2003年には、世界初のプロトタイプという密閉カゴ式空気圧プレス機(6,000kg対応)をいち早く導入し、伝統と革新を両立させる姿勢を印象づけました。

詳細

グザヴィエ・ロリオは、ヴァレ・ド・ラ・マルヌ右岸に位置するバンソン=エ=オルキニーを拠点に、S.A.R.L. Champagne Xavier Loriotとして経営されるRM(レコルタン・マニピュラン)です。RMとは、自社畑で育てたブドウのみを用い、栽培から醸造、瓶詰めまでを一貫して自らの手で手掛ける生産者を指す呼称で、グザヴィエ・ロリオもこの立場を貫く「ヴィニュロン・アンデパンダン」を自認しています。1891年にジョルジュ・ジョベールが始めたブドウ栽培を起点に、一族は5世代にわたって畑と向き合い続けてきました。初代から数えて5代にわたり、家族経営の体制を保ちながら経営規模を大きく広げすぎることなく、独立生産者としての一貫した哲学を守り続けている点も特徴です。

自社畑は合計10.5ha。バンソン=エ=オルキニー、ヴィレ=ス=シャティオン、ルイユの3村に区画が分散しており、村ごとに異なる土壌・日照条件を持つ複数の区画からブドウを得ています。単一区画に依存せず畑を分けて所有することで、年ごとの気象条件の影響を受けにくい、安定した収穫を可能にしています。主要品種はピノ・ムニエで、シャルドネ、ピノ・ノワールを含む三品種を使い分けながら、区画それぞれの個性を丁寧に生かした栽培を行っています。

栽培においては、区画全体を一斉に改植するのではなく、老化した株のみを選んで抜根・改植する方針を徹底し、畑全体の生産力と樹齢のバランスを段階的に保っています。週次で畑を観察し、病害虫の兆候を早期に見つけて対処する予防的な管理を重視するほか、剪定枝は粉砕して区画に還元し、土壌への負荷を抑える循環的な栽培を実践。こうした取り組みが評価され、HVE(Haute Valeur Environnementale)認証を取得しているほか、フランス各地の独立生産者が加盟するヴィニュロン・アンデパンダンの会員としても活動し、自社畑での一貫生産という立場を対外的にも明確にしています。こうした環境配慮の姿勢は、5世代にわたって畑を受け継いできた家族経営だからこそ根づいた、長期的な視点に基づくものといえます。

栽培・生産データ
項目データ
自社畑面積10.5ha
栽培村数3村(バンソン=エ=オルキニー、ヴィレ=ス=シャティオン、ルイユ)
使用品種数3品種(シャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエ)
創業年1891年
ブランド設立年1981年
5代目参加年2000年
醸造タンク導入1,200hL(ステンレス製)
プレス機処理能力6,000kg
環境認証HVE

醸造方針

収穫時期は区画ごとに品種や土壌条件を踏まえ、グザヴィエとシャルレーヌが協同で判断します。搾汁では一番搾りの果汁のみを使用する方針を守り、搾汁後は産地・品種別に1〜3段階の格付けを行います。得られた果汁を段階ごとに区別して管理することで、キュヴェごとの個性に応じた原酒を確保し、原料の質を丁寧に見極めています。

アルコール発酵はステンレスタンクで行い、自然な発酵の経過に任せる方針を貫いています。マロラクティック発酵にはシャルレーヌが選定した自家酵母を使用し、より丸みのある口当たりを引き出すことを狙いとしています。ヴィンテージごとの区画配分や収穫時期の判断は、5代目シャルレーヌと当主グザヴィエが協同で重ねており、2000年の家業参加以来、二人三脚での意思決定がグザヴィエ・ロリオのものづくりを支えています。こうした発酵管理の一貫性が、ヴィンテージを重ねるごとのスタイルの安定にもつながっています。

設備投資にも独立性へのこだわりが表れています。1981年のブランド設立時には、買いブドウに頼らず自らの手で醸造を完結させるため、1,200hLのステンレス製醸造タンクを導入。2003年には、世界初のプロトタイプという密閉カゴ式空気圧プレス機(6,000kg対応)をいち早く取り入れ、伝統的な栽培哲学と最新設備への投資を両立させています。家族経営としての伝統を大切にしながらも、栽培・醸造の両面で品質向上への投資を惜しまない姿勢が、グザヴィエ・ロリオという造り手の個性を形づくっています。

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