Waris et Filles / ワリス・エ・フィーユは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Avizeを本拠とするNM / ネゴシアン・マニピュランの銘柄です。
本サイト「シャンパンが好き! - シャンパン専門サイト」は、複数の企業と提携しており、記事内・商品一覧内のリンクを経由してご購入いただいた場合、運営者に報酬が支払われることがあります。読者の方の購入金額に追加負担は生じません。 ※運営者情報・サイトポリシーはこちら

目次

Waris et Filles / ワリス・エ・フィーユ

Waris et Filles

ワリス・エ・フィーユ

ワリス・エ・フィーユは、グラン・クリュの村アヴィーズを本拠に、代々続くヴィニュロン一族の4代目ヴィルジニーとバートランドが営む造り手です。コート・デ・ブランからオーブまで複数地域に広がる自社畑を横断してブレンドし、多彩なアロマを表現するシャンパーニュを仕立てています。

基本情報

地区Côte des Blancs / コート・デ・ブラン
51190 Avize / アヴィーズ [Grand Cru]
所在地6 Rue d’Oger, 51190 Avize (Google Maps)
公式サイトhttps://www.champagnewarisetfilles.com/fr/
Mailcontacts@champagnewarisetfilles.com
SNS@champagnewarisetfilles@champagne_waris_filles
Tel+33 (0)6 07 26 04 96
製造業者種別NM
生産者表記SARL Bertrand WARIS & Filles
関連銘柄familygroup

商品更新情報

特徴・スタイル

化学農薬に頼らない土づくりから始まる、丁寧な葡萄栽培に裏打ちされた味わいを目指しています。有機肥料と犂を使った土壌管理、手摘み収穫といった手間のかかる作業を積み重ね、「artisans-vignerons(職人肌のヴィニュロン)」を自任する姿勢がキュヴェの端々ににじみます。コート・デ・ブランのシャルドネにコート・ド・セザンヌやオーブのピノ・ノワール、ヴァレ・ド・ラルドルのピノ・ムニエまで、複数のテロワールを横断してブレンドすることで、単一畑では出せない多層的なアロマの広がりを生み出しています。

歴史・ブランドストーリー

バートランドとヴィルジニー夫妻がこの地に立つまでの道のりは、まっすぐな一本道ではありませんでした。若い頃はプロヴァンス、続いてラングドックでワインとオリーブの栽培に携わり、南仏の陽光のもとで経験を積んでいたといいます。転機は1998年、バートランドが代々受け継がれてきた家族の畑(当時5ha)を継ぐためアヴィーズへ戻ったことです。この畑はかつて「Alain Waris & Fils」の名で営まれており、住所はそのまま引き継がれました。2002年には自身の名を冠したブランドを新たに立ち上げ、シャンパンづくりを始めます。今ではヴィルジニーが商業・広報を、バートランドが栽培・醸造の実務を担う二人三脚の体制で、一族4代目としてこの家業を前へ進めています。南仏でのワイン事業とのつながりは今も保たれており、複数の産地を知る経験が、その後のブレンドづくりの発想にも通じているようです。

詳細

自社畑は現在約7ha、コート・デ・ブランからコート・ド・セザンヌ、エペルネ、オーブ、ヴァレ・ド・ラルドルまで複数の産地に分散しています。1998年の継承当時は5haだった畑が、その後の展開を経てここまで広がりました。拠点となる畑はアヴィーズとクラマンのグラン・クリュ区画で、ここで育つシャルドネがキュヴェの骨格を支えます。栽培の指針として掲げるのが「viticulture raisonnée(節減型栽培)」で、化学農薬に頼らず、土壌には100%有機肥料を用います。畝の間を機械ではなく犂で耕すことで土を締め固めず、微生物が息づく柔らかな土壌を保つ工夫です。収穫はすべて手摘みで行われ、房の状態を人の目で確かめながら摘み取る、手間を惜しまない姿勢が貫かれています。造り手自らが「artisans-vignerons(職人肌のヴィニュロン)」を自任する言葉には、こうした一つひとつの作業への丁寧さがそのまま表れています。

栽培データ
自社畑面積(1998年継承時)5ha
自社畑面積(現在)約7ha
シャルドネ比率25%
ピノ・ノワール比率68%
ピノ・ムニエ比率8%

醸造方針

畑ごとに個性の異なる葡萄を、単一畑にとどめず複数のテロワールを横断してブレンドすることが、この造り手の中核的な哲学です。コート・デ・ブランのシャルドネに、コート・ド・セザンヌ・エペルネ・オーブで育つピノ・ノワール、ヴァレ・ド・ラルドルのピノ・ムニエを組み合わせることで、単一畑では出せない多層的なアロマの広がりを狙います。ひとつの村・ひとつの区画にこだわるのではなく、離れた産地の個性をあえて重ね合わせることで、香りに厚みと奥行きを持たせる考え方です。現在はミレジムからノンヴィンテージ、ロゼまで幅広いスタイルのキュヴェを展開しており、いずれもこの多地域ブレンドの哲学を軸に造られています。

評価

「Guide Hachette des Vins」には2009年版から継続的に掲載されており、長年にわたって安定した評価を積み重ねてきました。複数年版にわたり、コート・デ・ブランとクラマンに由来するグラン・クリュのシャルドネを核とするスタイルが評価の軸として言及されています。看板となる区画由来の個性が、版を重ねるごとに繰り返し取り上げられていること自体が、ぶれのない造りを続けてきた証といえます。

詳細を閉じる

キュヴェ一覧

画像集