目次
Voirin Jumel
ヴォワラン・ジュメル
基本情報
| 地区 | Côte des Blancs / コート・デ・ブラン |
| 村 | 51530 Cramant / クラマン [Grand Cru] |
| 所在地 | 555 rue de la Libération, 51530 Cramant (Google Maps) |
| 公式サイト | https://champagne-voirin-jumel.com/ |
| SNS | champagneVJ |
| Tel | +33 (0)3 26 57 55 82, +33 (0)3 26 57 56 29(fax) |
| 設立 | 1972 |
| 製造業者種別 | RM |
| インポーター | 株式会社オーレジャパン |
| 生産者表記 | SCEV VOIRIN-JUMEL |
商品更新情報
2026-06-22 02:15:25 ブリュット・ブラン・ド・ブラン・グラン・クリュの商品情報を更新しました。
2026-06-21 20:25:24 ブリュット・ゼロの商品情報を更新しました。
特徴・スタイル
歴史・ブランドストーリー
詳細
ヴォワラン・ジュメルは、コート・デ・ブランのグラン・クリュ村クラマンに本拠を置くレコルタン・マニピュランで、運営会社SCEV Voirin-Jumelのもと、収穫からプレス、醸造、瓶詰めまでのすべての工程を自社で完結させている。他メゾンへの醸造委託を行わず、横型自動圧搾機による自社プレスを軸に据えている点が、栽培から醸造までを自らの手で管理する姿勢を裏づけている。栽培から醸造までの一貫体制は、品質管理の面でも大きな意味を持つ。ブランドが掲げるのは「ブドウが語ることに耳を傾け、ブドウ自身にそれを育んだテロワールを表現させる」という哲学で、区画ごとの個性を尊重する栽培・醸造方針の根底に置かれている。
自社畑は現在8.5haを有し、2016年時点の資料では12haと記載されていたこともあり、時期や集計方法によって数値には幅がある。畑は12の「クリュ」にまたがる44区画で構成され、こうした細かい区画分けは、栽培・収穫段階から区画ごとの管理を可能にしている。中心となるのは本拠クラマンの畑だが、同じくグラン・クリュのアヴィーズ、オジェ、シュイィのほか、マルイユ=シュル=アイ、ヴェルテュ、オワリィ、ヴェルヌイユといったヴァレ・ド・ラ・マルヌやコート・デ・ブラン各地にも区画を広げている。保有区画のうちクラマン、アヴィーズ、オジェ、シュイィの4村はいずれもグラン・クリュに格付けされており、畑の中核はグラン・クリュ・エリアに集中している。栽培品種はシャンパーニュの主要3品種のうちシャルドネとピノ・ノワールの2つに絞られ、ピノ・ムニエは手掛けていない。平均樹齢は約30年で、年間生産量は約80,000本規模である。
クラマンでは「ラ・マルデュ」「レ・バトー」の畑がグラン・クリュ・ブラン・ド・ブランを支える中核区画で、公式サイトでは、クラマン村内に点在する複数のテロワールをパッチワークのようにつなぎ合わせる場所と説明されている。一方、マルイユ=シュル=アイのプルミエ・クリュに位置するレ・キャレルは1.48haの単一畑で、ピノ・ノワール100%を栽培する。白亜質の土壌の上に別の地層が重なる構成を持ち、本拠クラマンとは異なる土壌表情を見せる区画として、ブレンドの厚みに寄与している。
| 自社畑面積 | 8.5ha |
|---|---|
| 区画構成 | 12クリュ・44区画 |
| 栽培品種 | シャルドネ、ピノ・ノワール |
| 平均樹齢 | 約30年 |
| 年間生産量 | 約80,000本 |
| ドサージュ | 4〜7g/L |
醸造方針
収穫からプレス、醸造まで、すべてクラマンの自社セラーで一貫して行う体制のもと、ミレジメ・キュヴェをはじめとする一部のレンジではマロラクティック発酵を行わず、シャープな酸とフレッシュな果実味を保つ方針を取っている。一方、通常のNVレンジはステンレスタンクで仕込まれ、レンジによっては熟成に樽を用いることもあり、ステンレスと木樽を使い分けることで、キュヴェごとの仕上がりに幅を持たせている。
ドサージュは全体に控えめで、各キュヴェとも4〜7g/L程度に抑えられている。単一区画(パルセレール)ごとの個性を打ち出すことを重視し、村や畑を横断してブレンドするのではなく、クリュ単位・区画単位で仕立てるラインナップ構成を志向している。低ドサージュと単一区画表現を組み合わせることで、テロワールをそのまま伝えるという同メゾンの姿勢を体現している。醸造方針の一貫性は、5代目としてメゾンを率いるジュリー・ヴォワランとポリーヌ・ヴォワランのもとでも引き継がれている。
こうした自社完結の生産体制と、区画ごとの個性を尊重する姿勢は、クラマンに拠点を置くグラン・クリュ生産者としての一貫した哲学を映し出している。栽培から醸造、瓶詰めまでを一つ屋根の下で管理することで、ヴォワラン・ジュメルは各区画が持つ個性を余さずボトルに一つひとつ落とし込むことを目指している。
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