Tsarine / ツァリーヌは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Reimsを本拠とするNM / ネゴシアン・マニピュランの銘柄です。
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目次

Tsarine / ツァリーヌ

Tsarine

ツァリーヌ

ツァリーヌは、老舗メゾン「メゾン・シャノワーヌ」から1996年に誕生したシャンパーニュ・ブランド。アンティークのデカンタに着想を得た優美なフラコンをまとい、繊細な泡立ちとエレガンスを両立させる味わいで、華やかな食卓を演出する一本として親しまれている。

基本情報

地区Montagne de Reims / モンターニュ・ド・ランス
- Vallée de la Vesle / ヴァレ・ド・ラ・ヴェスル
51100 Reims / ランス
所在地Allée du vignoble, 51100 Reims (Google Maps)
公式サイトhttps://www.tsarine.com/
Tel+33 (0)3 26 78 50 08
設立1996
製造業者種別NM
インポーター東亜商事株式会社
生産者表記Chanoine Frères
資本グループLanson-BCC 傘下

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特徴・スタイル

ツァリーヌの個性を形づくるのは、シャンパーニュ各地のテロワールを巡りながら理想のバランスを探るアッサンブラージュの技。20年以上にわたりスタイルを磨いてきたセラーマスターのイザベル・テリエは、産地ごとの個性を生かしつつ、独自に調合したリキュールでもう一段の奥行きを加える。生まれる味わいはフィネスとエレガンス、清涼感が繊細に溶け合い、きめ細かな泡立ちが特徴。親密な集まりから華やかな祝宴まで、幅広いシーンに寄り添う一杯として親しまれている。

歴史・ブランドストーリー

ツァリーヌの物語は1996年、フィリップ・バイジョがランスのレストランでアンティークのデカンタの曲線に着想を得てボトルをスケッチしたことから始まる。ヴェネツィアのガラス職人と協働で完成させた独創的なフラコンは、当時画一的だった業界に新風を吹き込んだ。 母体となる老舗メゾン・シャノワーヌは1730年創業。一時歴史に埋もれかけていたが、1991年にフィリップ・バイジョとブリュノ・パイヤールが名跡を買い取って再興し、同年設立したグループのもとで1996年にツァリーヌを誕生させた。 2019年に息子のエンゲラン・バイジョが加わり、2023年に社長へ就任すると2ブランドの独立運営を推進。ツァリーヌは今やメゾンの販売本数の3分の2を占めるまでに成長し、2024年にはヴァイオリニストのエステル・アブラミを迎え、2026年の30周年には記念キュヴェの発表も控える。

詳細

ツァリーヌは、フランス・ランスに本拠を置く老舗「メゾン・シャノワーヌ」が1996年に立ち上げたシャンパーニュ・ブランドである。母体となるメゾン・シャノワーヌは1730年創業、シャンパーニュ史上でも屈指の古参だが、19世紀末に創業家の手を離れて一時は畑も建物も失う苦境を経験した。1991年、フィリップ・バイジョとブリュノ・パイヤールがその名跡を買い取って再興し、翌年ホールディングを設立。その枠組みのもとで誕生したのがツァリーヌであり、当初は姉妹ブランドのプレミアム・キュヴェという位置づけだったが、現在ではメゾン全体の販売本数の3分の2を担う中核ブランドへと成長している。本社は、ランス市内の「ヴィニョーブル(葡萄畑)通り」と呼ばれる一角に構える。

ブランドを象徴するのが、アンティークのデカンタの曲線からヒントを得た独創的なフラコンだ。創業当初の10年間はヴェネツィアのガラス職人が手がけ、現在はフランス国内で製造されている。醸造面では単一畑にこだわらず、シャンパーニュ各地のテロワールを横断してブレンドする「アッサンブラージュ」の思想を核に据える。ブランド名の「ツァリーヌ」は、フィリップ・バイジョが手がけた当時すでにシャンパーニュ用として登録されていた未使用の商標を買い取ったもので、女性的な響きと歴史性、多言語での通用性の高さが決め手になったという。

2019年には息子のエンゲラン・バイジョが輸出責任者として合流し、2023年に社長へ就任すると、専任の輸出部門を新設するなど姉妹ブランドからの独立運営を推し進めている。

ブランドデータ
項目数値
ブランド設立年1996年
本社敷地面積8ha
社屋延床面積3,000m²
設備投資額(2024年末完了、3年計画)600万ユーロ(姉妹ブランドと共通)
年間出荷本数(メゾン・シャノワーヌ全体)約200万本(うち約3分の2がツァリーヌ)

醸造方針

セラーマスターのイザベル・テリエは、シャンパーニュ地方における女性の草分け的存在として20年以上ツァリーヌのスタイルを形づくってきた。各地のテロワールが持つ個性を尊重しながら、カスタムメイドのリキュール・デクスペディション(ドザージュ用のリキュール)によって独自の奥行きを加えることを重視し、産地の個性と独自性の両立を図っている。各キュヴェを通じて一貫したスタイルを保つことも、テリエが重視する哲学の一つである。2024年末には3年計画・600万ユーロ規模の設備投資が完了し、新しいデゴルジュマンラインや粘着ラベル貼付ライン、ロボット、貯蔵スペースの拡張が実現した。これは姉妹ブランドと共通する生産設備への投資であり、品質・生産体制の両面を底上げするものとなっている。また、環境認証の取得とカーボンフットプリント測定にも着手しており、二次包装については一部の光に弱いキュヴェを除いて廃止を進めている。

海外展開

最も歴史の長い輸出市場はアメリカで、約10年前に開拓された。その他の国際市場の多くはここ5年以内に新たに開拓されたばかりで、現在は重点市場を選定しながら海外展開を積極化している段階にある。

受賞・評価

The Drinks Business主催の審査会「The Champagne Masters」2025年版でゴールドメダルを獲得するなど、国際的な評価も着実に積み重ねている。こうした評価は、地域を横断するアッサンブラージュという同ブランドならではのアプローチが国際的に認められつつあることを示している。

ブランドの広がり

2024年にはヴァイオリニストのエステル・アブラミをブランドアンバサダーに起用し、若い世代への訴求を強めている。母体であるメゾン・シャノワーヌ全体の年間出荷本数は約200万本で、その約3分の2をツァリーヌが占めるまでに存在感を増した。2026年には創業30周年を記念し、エステル・アブラミとのコラボレーションによる数量限定の「ゼロ・ドサージュ・ロゼ」を発表する予定だ。こうした成長の背景には、老舗メゾンならではの伝統と、革新を恐れない経営姿勢の両立がある。

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