目次
Thierry Bourmault
ティエリー・ブルモー
基本情報
| 地区 | Côte des Blancs / コート・デ・ブラン |
| 村 | 51530 Cuis / キュイ [Premier Cru] |
| 所在地 | 5 rue Boutons-d'or, 51530 Cuis (Google Maps) |
| 公式サイト | https://www.champagne-thierrybourmault.fr/ |
| champagne.thierry.bourmault@wanadoo.fr | |
| SNS | @champagne_thierry_bourmaultChampagne-Thierry-Bourmault |
| Tel | +33 (0)3 26 59 79 57, +33 (0)3 26 59 79 57(fax) |
| 製造業者種別 | RM |
| インポーター | アオセフランス株式会社 |
| 生産者表記 | BOURMAULT - GRELLET |
商品更新情報
2020-07-05 21:26:43 シルバー・クラスの商品情報を更新しました。
2019-10-17 06:55:18 グラン・エクラの商品情報を更新しました。
特徴・スタイル
歴史・ブランドストーリー
詳細
ティエリー・ブルモーの畑は、コート・デ・ブランのプルミエ・クリュに格付けされるキュイ村を中心に広がっています。自社畑の面積は4.5haで、シャンパーニュ地方の生産者としては小規模な部類に入りますが、そのぶん一区画ごとに目を配ることのできる規模でもあります。栽培品種の約8割はシャルドネが占めますが、区画はコート・デ・ブラン、モンターニュ・ド・ランス、ヴァレ・ド・ラ・マルヌの三つの地区に分散しており、モンターニュ・ド・ランスではグラン・クリュ格のピノ・ノワール、ヴァレ・ド・ラ・マルヌではピノ・ムニエを育てています。単一の村に閉じず、それぞれの地区が得意とする品種を押さえる構成です。
畑のなかでもとりわけ重要なのが、キュイ村の斜面中腹に位置する「レ・コート・オー・ヴァン」という区画です。1951年に植えられた古樹が今も残り、収量は低いものの、熟度の高いブドウが得られます。樹齢を重ねた区画を抜かずに守り続ける姿勢は、1865年から続くこの家系の畑との向き合い方をよく表しています。
栽培では除草剤と殺虫剤を使わず、畝の間に自然に草を生やす自然草生栽培(enherbement naturel)を実践しています。土を裸にせず草に働かせるこの方法は、土壌の流亡を防ぎ、ブドウ樹の根を深く伸ばすことにつながります。こうした取り組みの積み重ねとして、シャンパーニュ地方独自の持続可能な栽培認証であるVDC(Viticulture Durable en Champagne)を取得しています。
| 自社畑面積 | 4.5ha |
|---|---|
| シャルドネの比率 | 約80% |
| 年間生産量 | 約18,000本 |
| 単一区画「レ・コート・オー・ヴァン」の植樹年 | 1951年 |
| 認証 | VDC(Viticulture Durable en Champagne) |
醸造方針
ティエリー・ブルモーの醸造を語るうえで欠かせないのが、1998年の転換です。この年、メゾンはシャンパーニュ地方の伝統的な圧搾機であるプレソワール・シャンプノワと、大型の木製容器であるフードル、そしてオーク樽を導入しました。垂直式のプレソワール・シャンプノワは果皮や種に過度な圧力をかけずにやさしく搾れるため、雑味の少ない澄んだ果汁が得られます。効率だけを考えれば現代的な圧搾機に分がありますが、あえて手間のかかる道具を選び直したところに、このメゾンの姿勢が表れています。
木樽やフードルは、ワインに樽の香りを強く付けるためというよりも、ゆるやかな酸化を通して厚みと落ち着きを与えるために使われています。ステンレスタンクでの醸造と木製容器での醸造を使い分けることで、キュヴェごとに異なるスタイルを描き分けられる体制が整いました。とりわけ古樹の単一区画から造られるミレジメでは、樽での熟成が輪郭をふくらませ、フレッシュさを保ったまま骨格のあるワインに仕上がります。コート・デ・ブランのシャルドネに厚みを添えつつ、酸の切れは損なわせないというバランスの取り方が、このメゾンの醸造方針の中心にあります。
一族の継承と現在の体制
メゾンの歴史は1865年、サルト県からシャンパーニュ地方へ移ってきたエルネスト・ブルモーに始まります。キュイ村の未亡人エルマンス・ルドーとの結婚によって村内の囲い畑を手にした夫妻は、カフェや食料品店を営みながら畑を買い足し、植樹を重ねました。当時のブドウ栽培は生業の中心ではありませんでしたが、そこで確保された区画は世代を越えて受け継がれ、現在のシャンパーニュの原料の一部となっています。
自社ブランドとしての歩みが始まったのは2004年です。ティエリー・ブルモーが、父が1950年代前後に植えたシャルドネを引き継ぎ、自らの名を冠して世に送り出しました。法人の代表は2021年末に息子のウィリアム・ブルモーへ引き継がれ、2024年からは共同代表を置く体制に移行しています。ブランド名には創業者であるティエリーの名が残りますが、日々の栽培と醸造はすでに次の世代へと引き渡されています。
ラインナップの構成
ラインナップは、キュイ村のシャルドネのみで仕立てるブラン・ド・ブランを軸に、複数の品種をアッサンブラージュしたキュヴェ、グラン・クリュのピノ・ノワールによるブラン・ド・ノワール、ロゼ、そしてドサージュを抑えたエクストラ・ブリュットまで広がります。さらに、古樹の単一区画から生まれる樽熟成のミレジメが頂点に置かれています。4.5haという規模でこれだけの幅を持たせられるのは、性格の異なる三つの地区に区画を持ち、木製容器とステンレスタンクを使い分ける体制があるからです。
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