Robert Allait / ロベール・アレは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Villers-sous-Châtillonを本拠とするRM / レコルタン・マニピュラン、いわゆる栽培醸造家の銘柄で、自社でブドウを育て、そのブドウでシャンパンを生産しています。
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目次

Robert Allait / ロベール・アレ

Robert Allait

ロベール・アレ

ロベール・アレは、シャンパーニュ地方ヴィレ=ス=シャティオンで100年以上にわたり自家畑を受け継いできた家族経営のレコルタン・マニピュラン(自社栽培葡萄のみで醸造する生産者)。ピノ・ムニエを軸にした果実味豊かなスタイルと、養蜂も営む自然派の姿勢が魅力のメゾンだ。

基本情報

地区Vallée de la Marne / ヴァレ・ド・ラ・マルヌ
- Vallée de la Marne Rive Droite / ヴァレ・ド・ラ・マルヌ・リヴ・ドロワ
Cœur-de-la-Vallée / クール=ド=ラ=ヴァレー
- 51700 Villers-sous-Châtillon / ヴィレ=ス=シャティオン
所在地6 rue du Parc, 51700 Villers-sous-Châtillon (Google Maps)
公式サイトhttps://www.champagne-robert-allait.com/
Mailchampagne.allait@wanadoo.fr
SNS@champagnerobertallait
Tel+33 (0)3 26 58 37 23, +33 (0)3 26 58 39 26(fax)
製造業者種別RM

商品更新情報

特徴・スタイル

ロベール・アレの真骨頂は、看板品種ピノ・ムニエが生み出すフルーティで柔らかな口当たりだ。ラインナップ8種のうち4種が単一品種100%ムニエで仕立てられ、果実の丸みと親しみやすさを前面に出す。中心となる5キュヴェは「伝統と真正性のコレクション」としてまとめられ、代々受け継がれてきた家族経営の哲学を色濃く映す。一方で近年はキュヴェ名の刷新やマグナムボトルの展開など、伝統を守りながら新しい表現にも挑戦している。

歴史・ブランドストーリー

物語は1890年、レイモン・アレがヴィレ=ス=シャティオン周辺に葡萄畑を購入したことに始まる。約10年後、息子アンドレ・アレが跡を継ぎ「アレ」ブランドを興した。同じ頃の1910年、もう一方の家系の祖アルベール・マルレが搾汁機を導入して「ジェルヴェ=マルレ」ブランドを立ち上げ、1923年にはルイユ村の区画「ル・モン・ド・ルイユ(Le Mont de Reuil)」に葡萄を植樹した。この区画は後にメゾンの看板キュヴェの原料となる。 1960年、アンドレの息子クロード・アレとアルベールの娘ジャクリーヌ・マルレが結婚し、両家は「アレ=マルレ」として一つになった。さらに1981年、シルヴィー・アレがレジス・ロベールと結ばれたことで、現在の「ロベール・アレ」の名が誕生する。1997年には二人の子の名を冠したキュヴェ・ステファニーとキュヴェ・ヨルダンが生まれ、2022年にはそれぞれ「シュブリミス」「トリロJ」へと改称された。2023年、ル・モン・ド・ルイユは植樹100周年を迎え、単一区画・単一品種のキュヴェとして商品化されている。

詳細

ロベール・アレの自社畑は、本拠地ヴィレ=ス=シャティオンに加え、ダムリー、ヴァントゥイユ、ルイユ、ルヴリニー、バンソン=エ=オルキニー、マレイユ=ル=ポールの各村に分散して広がる。畑の多くはヴァレ・ド・ラ・マルヌ・リヴ・ドロワ(マルヌ渓谷右岸)の南向き斜面に集中しており、日照条件に恵まれた立地が果実の熟度を支えている。

なお2023年の周辺コミューン統合により、郵便表記は「クール=ド=ラ=ヴァレー」に変わったが、CIVC(シャンパーニュ地方生産者組合)上のコミューン名としては従来通りヴィレ=ス=シャティオンの名称が使われ続けている。

栽培品種はシャンパーニュ地方の主要3品種、シャルドネ・ピノ・ノワール・ピノ・ムニエで構成されるが、なかでもピノ・ムニエを看板品種として重視しており、ラインナップ8キュヴェ中4キュヴェが単一品種100%ムニエで仕立てられている。2015年からは環境負荷の低い栽培への転換に着手し、HVE(高環境価値)認証取得を目指す取り組みを進めるほか、Viticulture Durable en Champagne(VDC)にも加盟し、持続可能な栽培を志向している。

ルイユ村にある主要区画「ル・モン・ド・ルイユ」は、1923年にアルベール・マルレが植樹した歴史ある畑で、2023年に樹齢100周年を迎えた。この区画のブドウは単一区画・単一品種、ドサージュを一切行わないゼロ・ドサージュのキュヴェとして商品化されており、テロワールをそのまま映す造りとなっている。

経営母体はロベール・アレ農事会社(S.C.E.V. Robert Allait)とされ、家族経営として今日まで受け継がれてきた。現在はシルヴィーとレジスの娘であるステファニーと夫のオレリアンが次世代の経営を担い、2022年からは商業担当スタッフも加わって体制を強化している。

栽培・生産データ
項目データ
自社畑面積13ha
品種構成ムニエ中心(ラインナップ8キュヴェ中4キュヴェが単一品種100%ムニエ)
認証HVE(2015年〜転換着手)、VDC会員
2019年メダル受賞数17個(うち金メダル7個)

醸造方針

醸造は温度管理されたステンレスタンクを基本とし、キュヴェごとにマロラクティック発酵の有無やリザーヴワインの配合比率を調整して個性を作り分けている。ロゼ・キュヴェにはロゼ・ド・セニエ製法を採用し、果皮を15〜20時間浸漬させることで、色調と骨格のあるアロマを引き出している。リザーヴワインの配合比率やマロラクティック発酵の実施可否をキュヴェごとに使い分けることで、フレッシュ感を残したタイプから熟成感のあるタイプまで、幅広い味わいの表現を可能にしている。こうした醸造上の工夫は、単一のスタイルに固執せず、キュヴェごとに異なる個性を丁寧に作り分けるという生産哲学の表れでもある。

受賞歴・評価

ロベール・アレはギド・アシェット掲載実績を持つほか、コンクール・デ・ヴィナリー・ナショナルやコンクール・デ・シャルドネ・エ・ピノ・ノワールなど国内の主要コンクールで受賞を重ねてきた。2019年には年間17個(うち金メダル7個)のメダルを獲得した年もあり、複数のキュヴェがル・ポワン誌やゴー・ミヨ誌といった専門誌からも高い評価を受けている。こうした評価の広がりは、家族経営という小規模な体制でありながら、品質面で国内の主要な認証機関・専門誌から着実に信頼を積み重ねてきたことを裏付けている。

ネットワーク会員と見学プログラム

ロベール・アレはヴィニュロン・アンデパンダン(独立生産者)ネットワークの会員でもあり、自社畑での栽培から醸造までを自ら手掛ける生産者としての立場を大切にしている。畑仕事と並行して養蜂にも取り組んでおり、見学プログラムでは蜂の巣箱や醸造工程の案内に加え、自家製蜂蜜の試飲も体験できる。「週末発見」など毎年恒例の見学受入イベントも開催しており、訪問者にワイン造りと土地の営みを一体で伝える姿勢がうかがえる。

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