目次
Richard Royer
リシャール・ロワイエ
基本情報
| 地区 | Côte des Bar / コート・デ・バール - Barséquanais / バルセカネ |
| 村 | 10110 Balnot-sur-Laignes / バルノ=シュル=レーニュ |
| 所在地 | 14 GRANDE RUE, 10110 Balnot-sur-Laignes (Google Maps) |
| 公式サイト | https://www.champagne-richard-royer.com/ |
| RICHARD@CHAMPAGNE-RICHARD-ROYER.COM | |
| Tel | +33 (0)6 70 12 36 77 |
| 製造業者種別 | RM |
商品更新情報
2024-11-01 00:25:29 ロゼ・ブリュットの商品情報を更新しました。
2024-10-31 18:45:30 レゼルヴ・ブリュットの商品情報を更新しました。
特徴・スタイル
歴史・ブランドストーリー
詳細
リシャール・ロワイエは、シャンパーニュ地方南部のコート・デ・バール地区(オーブ県)、バルノ=シュル=レーニュに拠点を置くレコルタン・マニピュラン(RM)。18世紀から続く家族経営のドメーヌで、自社畑は合計13haに及ぶ。畑の中心はバルノ=シュル=レーニュに置かれているが、ジェ=シュル=セーヌやフォンテットにも区画を保有し、地域全体に根を張った栽培を行っている。
現当主のリシャール・ロワイエはこのドメーヌで生まれ育ち、家業を6代目として受け継いだ。農業食品工学と醸造学を修め、フランス内外での研修を経て2007年に就農すると、それまで協同組合や大手メゾンへブドウを販売するのが一般的だったコート・デ・バールにあって、自社での醸造・瓶詰めを軸とする体制へと大きく舵を切った。両親の代からすでに自家醸造への移行は始まっていたが、生産能力を拡大し、協同組合や大手メゾンへの販売量を段階的に減らしていったのはリシャール・ロワイエの代においてである。現在はパートナー1名(事務管理担当)と常勤スタッフ2名、繁忙期には季節労働者を加えた体制でドメーヌを運営している。
品種構成はピノ・ノワールが80%を占め、シャルドネ15%、ピノ・ムニエ5%という比率で構成される。土壌はキンメリジャン期の石灰質土壌で、コート・デ・バールらしいミネラル感と骨格を果実に与える。栽培においては13ha中10haがTerra Vitis認証を取得しており、2011年の加盟以降、持続可能な農業への取り組みを重ねてきた。2021年からはさらに一歩進め、有機農法(ビオ)への転換を開始している。
自社畑の中でも「Les Envers de Valenne」は特筆すべき区画で、単一区画から生まれるモノパルセレール・キュヴェの産地となっている。畑ごとの個性を丁寧に見極める姿勢は、ドメーヌ全体の栽培方針にも通底しており、こうした単一区画からのキュヴェ造りは、その土地固有の個性を一本のボトルに落とし込もうとする試みでもある。
| 自社畑面積 | 13ha |
|---|---|
| Terra Vitis認証面積 | 10ha |
| 品種構成 | ピノ・ノワール80%/シャルドネ15%/ピノ・ムニエ5% |
| Terra Vitis加盟 | 2011年〜 |
| 有機農法(ビオ)転換開始 | 2021年〜 |
| 常勤スタッフ数 | 2名 |
醸造方針
収穫したブドウから搾汁したモストは、ポンプを使わず重力だけで移送される。動力を使わないこの手法は、果汁への圧力や酸化を最小限に抑え、繊細な香りとフレッシュな果実味を保つことにつながる。醸造家の手仕事を丁寧に積み重ねるこの方式により、果汁への負荷を抑えた繊細な仕込みを実現している。熟成にはフードル(大樽)に加え、シャンパーニュ地方では珍しい卵型タンク(cuves ovoïdes)を用いており、木の風合いと丸みのある質感を両立させる独自のスタイルを築いている。卵型タンクは対流が生まれやすい形状によりワインが穏やかに攪拌され、澱との接触を促しながら丸みのある質感を育んでいく。
亜硫酸の使用量は2011年以降、可能な限り抑える方針が貫かれ、ブドウ本来の果実味とテロワールの表情をそのまま瓶に閉じ込めることを目指している。また、大きな当たり年に限っては、最上位キュヴェを樽(フュ)で伝統的に仕込むなど、年ごとの気候の個性を尊重した丁寧なものづくりが行われている。こうした一貫したアプローチは、収穫年ごとの個性をありのままに表現するという、ドメーヌが大切にしてきた哲学を映し出している。
受賞歴・国際評価
Guide Hachette des Vinsに掲載されるなど、フランス国内のワインガイドでも存在感を示している。国際的な品評会Concours Vinalies Internationalでは金賞・グランゴールド賞を含む複数のメダルを獲得しており、コート・デ・バールという産地の実力を体現する造り手のひとつとして評価を高めている。こうした評価は、家族経営の小規模ドメーヌでありながら品質へのこだわりを貫いてきた歩みの裏付けとなっている。
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